Advance

インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

9月14日 日ポリ化工 京都ショールームへ行って来ました。

2005-09-14 | イベントレポート
ご存知ですか?
日ポリ化工株式会社は、昭和37年に創業し、日本で最初にオールFRPのユニットバスを製造した、ユニットバスを中心とした住宅設備機器メーカーです。

8月下旬頃、Ovalというシリーズの採用検討にあたり、資料請求をしました。偶然にも本日京都ショールームをオープンされるとのことで、資料と共にそのご案内を頂きました。
一般オープンに先立ち、私たちのような業者向けの展示会でしたが、早い時間帯からたくさんの方が来られていました。

日ポリ化工さんの商品は、これまで使ったことがなく、資料もインターネットを通じて請求させて頂いておりました。直接資料をお持ちいただけた時も、外出しておりましたので、お話を伺うのも初めてのことでした。カタログは、さらっと拝見したことに留まっておりましたので、商品のことはおろか会社のこともあまり良く知らないという、大変失礼なかたちで参加させて頂いておりました。

まず、ショールームに入ると、一番手前にOval 2016サイズが見えます。
私は、その反対側で受付をすることに気を取られておりましたので(初めての時は、いつでもかなり緊張します 笑)、完全に見落していたのですが、これがなかなか他ではみられない商品なのです。

1620サイズではなく、2016サイズと書いたところにポイントがあります。
通常、1620サイズのユニットバスでは浴室の短手方向に浴槽が据えられ、長手方向が洗い場になっています。しかし、この商品は、長手方向に浴槽を据えるプランも可能でした。さすがに、かなりの高級感です。

続いて、御影石がふんだんに使われた、とてもユニットバスとは思えない和風の仕様(これも、見落としてましたが・・・)に続き、洗面化粧台が2台見えてきます。
話の流れでお気づきでしょうが、私がショールームへ入場し、まず初めに目にしたのがこの洗面化粧台たちです。

(あれ? 洗面化粧台もあるんや・・・)

ぼんやり、眺めていたところで、日ポリ化工の営業さん登場。
ここから、具体的な説明を受けることができ、すっかり見落としていた前述の商品もしっかり拝見することができました。

さて、お話の中で営業さんがおっしゃっていたのが、「ブランド力」という言葉。

私は恐らく(たしかな記憶ではありません)学生時代から知っていた会社ですので、知名度では負けてしまう。という言葉に、少し驚きました。

確かに私たちを含め、注文住宅を積極的に請け負わない不動産業者の標準仕様では見かけることがありませんが、「ユニットバスといえば・・・」的な老舗のイメージを持ってましたし、本日もお見えでした元阪神タイガースのランディ・バース氏のCMが記憶に新しかったからでしょうか。
営業さんのお話からすると、CMが放映されていたのは、随分前の話だったそうです。
記憶をたぐり寄せますと、学生時代にさかのぼる訳ですから、やはり随分前ということになりますよね。

「知名度」とか「ブランド力」は難しくて、業種・性別・年齢の差なく認知されているのは、ごく一部の大企業のみで、それ以外は、特に興味がなければ知らないことが多いですよね。私もそのあたりが、実にはっきりしているので、世間では有名な「Kセラ」や「Oムロン」といった大手企業でさえ、就職活動の終盤まで知らなかったくらいです。
もちろん、今働いている「ハチセ」という会社も全く知らなかったので、正式な入社の直前まで「八清」が正式名称だと知らず、学校の就職課には「ハチセ」で登録してしまいました。

話が脇にそれましたが、資料請求のためにインターネットの検索をすると、浴室に関する掲示板に行き当たりました。その中での日ポリ化工さんへの評価の高さが、実際に商品を見てみたいという気持ちを後押ししたような気がします。

本日の一番の目的は、Ovalを自分の目で確認することでした。
デザインが優れていることは、カタログを見ればおおよそ理解できます。しかし、この形状が、日常にうまくかみ合ってくれるのか?ストレートに言うと、「掃除しやすいかどうか」を確かめなければなりませんでした。

  Oval(オーバル)

雑誌でも時折見かけますが、デザイナーズハウスに代表される設計では、真っ白のモザイクタイルの床にねこ脚の浴槽が設置されていたりします。私が学生時代、実際に見学させて頂いた住宅も、とにかく至るところが真っ白で、浴室も例に漏れず、ねこ脚の浴槽が設置されていました。施主は30代の独身男性でしたが、(絶対こんなところに嫁には来たくない!!!)と、頼まれてもいないのに勝手に想像したものです。

一体誰が掃除をするのか?毎日毎日、手の届かない浴槽の下をどのように掃除したら良いのか考え、それでもやり切れず、みるみる汚れていく姿・・・。想像するだけでストレスが溜まります。

日ポリ化工のOvalは、床にピタっとくっついており、隅まで手の届く形状になっておりましたので、どうやら安心しておすすめ出来そうです。

その他にも、デザインや仕様をバリエーション豊かに変更でき、あらゆる要望に対応して頂ける点が魅力ではないでしょうか。ユニットバスのイメージを見事に裏切ってくれます。
また、浴槽はFRPにも関わらず(もちろん、人工大理石もあります)、その肌触りの良さと色の白さが人工大理石に引けを取らないものでした。最近のFRPは、どのメーカーも本当に良くなってきていますが、これはぜひ、本物を見て頂きたいと思いました。

ご興味のある方は、ぜひ、ショールムでご確認ください。