おが の 冗談本気

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第562話 「嗚呼・・・懐かしのMUSIC、その2」

2007年07月08日 20時55分58秒 | Weblog
今日、いつものジョギングコースを走り終えた後、
タワーにてCDを1枚購入した。久しぶりに聴きたい音楽があった。
それは佐野元春だった。

購入したのは佐野元春の「VISITORS」というアルバムだった。
このアルバムを初めて聴いたのは私が中学一年生のときだった。
それまでの私はTVか何かで流れてる流行の音楽しか聴いてなかった。
ちょうど大人の世界に足を踏み入れようとしていた多感な頃。
小学校六年生の頃にオフコースを聴きだしてから何となく
そんな予感はあった。流行ってる音楽を何となく聴くのではなく
自分の耳で自ら音楽を選択する事を。

佐野元春を知ったキッカケは深夜の音楽番組だった。
当時はそんなにPVが流れてない時代。
そのひっそりと放送されてた音楽番組で佐野元春の「NEW AGE」
という曲のPVがながれてた。

その頃の私はそれまでしたことの無い夜更かしをするようになってた。
それは深夜ラジオのオールナイトニッポンを聴く為であったり
深夜放送されてたプロレス中継を観る為であったりした。
夜更かしをするのは当時は大人の世界を垣間見るようで
ワクワクしてた。親が寝静まった頃、私はTVのスイッチを入れ
深夜の音楽番組を観ていた。

最初、佐野元春とは何者かさっぱり分からなかった。
TVには全然出る人ではなかったからだ。
今でこそCMに出たりHEY!HEY!HEY!に出たりするけどね。
佐野元春のPVを観たとき当時中1の私はカルチャーショックを受けた。
「こんな素晴らしい音楽をやってる人がいるんだ」って。
当時の日本のヒットチャートは歌謡曲やアイドルばかりだったから
余計だった。

当時はCDは全然無く主流はレコードだった。
当時お金が無い私はレコードレンタルでレコードを借りた。
そして佐野元春を初めて聴いたアルバムが「VISITORS」だった。
後に知ることになるのだが「VISITORS」は佐野元春にとって実験作だった。
1stからのファンは「VISITORS」に違和感を憶えたという。

当時、ほとんど知られてなかったラップ的な歌い方をこのアルバム
ではしている。ラップはその後、RUN DMCの登場で
少しづつ浸透していくのだが。私はその実験作から佐野元春を
聴き始めた。何も知らずに。カセットに録音しテープが擦り切れるまで
このアルバムを聴いた。私がまだロックに目覚めて無い頃である。

今回、何故か久しぶりに佐野元春を聴きたくなった。
最初に聴くのはやはり私を佐野元春を聴くキッカケになった
「VISITORS」だろうという事で購入した。
懐かしかった、凄く懐かしかった。色んなことがフラッシュバックした。
私は佐野元春の作品は「フルーツ」までしか聴いてない。
だからそれ以降は知らない。佐野元春は今も現役だ。
今回をキッカケにして佐野元春の色んな作品を聴こうかなという
思いにかられた。今回のCDを聴きながら佐野元春の1曲を
ふと思い出した・・・・・

「そして僕は大人になった」


※「嗚呼・・・懐かしのMUSIC」日記過去ログ

●第551話 「嗚呼・・・懐かしのMUSIC、その1」


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