ご無沙汰しました。
15年にわたり活動してきた「ファーマー・スタジオ」ですが、年内をもちましてほぼほぼ活動を停止することになりました。
ほぼほぼ、というのは一部の活動のみ継続する部分があるからです。
奈良教室の一部と大阪での「フェニックス教室」、遠方(主に関東方面)でのワークショップに関しては今後も活動を続けていきます。
2007年に始めたファーマー・スタジオの活動ですが優秀な生徒も輩出し一定の成果を収めたと感じています。
私は「ものづくり」という括りで沢山の活動をして来ました。
その中で最もこだわり、ライフワークと感じているのは「デザイン」です。
「デザイン」という言葉には「指し示す」という意味があります。
貴方の職業は何ですか?と問われれば迷いなく「デザイナー」だと答えます。
革の仕事は「寄り道」だったと言えば言葉が軽すぎます。
15年間という時間はそんな軽い言葉で片付けられるような期間ではありませんでした。
しかしそれ以前に25年間人生の一部であった「デザイナー」としての活動はそれ以上の意味があります。
デザイナー時代に欠けていたものが「ものづくりの現場」と「お客様の顔を見ること」でした。
デザインはほとんどを頭の中と紙の上で行います。
だから出来上がったものがお客様にとってどんな価値を持っているのかを自分の目で確かめる事が出来ません。
「革の縫製」「革カバン」を作る事はそれを実感として感じるために必要な事でした。
そしてもう一つの事業である「ちてはこ菓子店」でのタルト作りもまたお客様に直接届けることの出来るものです。
以前のデザイナーは結果や数字にほとんど責任を持たずに仕事をしていました。
しかし現在のデザイナーは自分がデザインした商品やプロモーションに対して責任を持たなくてはなりません。
この15年間はそれを確かめるための年月でもありました。
自分がデザインしたものが本当に力があって効果があるのかどうか、については
自分自身がデザインしたものを商品として扱い、事業として成功するのかどうかを確かめる必要がありました。
8年間の苦難の後、ここ三年間「革縫製」を縮小しながら自分が行っている商品やプロモーションに本気で取り組む期間を作りました。
しょっぱなにくも膜下出血で倒れるというハプニングがありましたが
それも決断を強くするきっかけになりました。
「ちてはこ菓子店」というプロジェクトは幸いここ数年で大きく育ち始めました。
自信を持って業績を公開する、というにはまだ少し早いかもしれませんが
これから2年間の間にそういう状態に持っていければ良いと思っています。
これから私が始める事は「コンサルティング」という分野に含まれるのだと思うのですが、
私はこの「コンサル」という言葉が大嫌いなので(笑)。
デザイナー時代に「コンサル」という名前でクリエイターを道具のように扱い
自分自身は何の責任も取らない人たちを沢山見てきたからだと思います。
特に中小企業の方達はこれからしばらくは苦境に喘ぐのに違いないのに、
金銭だけ要求して成果を残さないデザインコンサルティングなど必要ないと思っています。
そしてコンサルティングにこれから求められるのは「経営を苦境から救う力」であって
そのためには「デザイン」というエリアだけでなく「財務」や「支援」「ネットワーク」「ビジネスマッチング」など
様々な手法で事業者を引き上げながら、次の飛躍のために「デザイン」を活用する、そういう活動が必要で、
デザイナーはデザインの能力だけでなくそのための知識と経験を必要とすることになると思います。
私がこの三年間行ってきた事は当事者としてそれを実践する期間であったように思います。
まだこの先も実践し続ける必要がありますが、その一部でも社会に還元したいと思っています。
「デザイン」の話が別の方向に進んでいるように思われるかもしれません。
最初に述べたように「デザイン」には「指し示す」という意味が含まれています。
企業が見失っている進むべき道に導くためのお手伝いが出来ればと考えています。
ファーマー・スタジオのファーマーは「Father's Hand & Mother's Heart 」の略。
「父の手と母の心」。つまり生まれた赤ん坊を導く人たち。
最初から気持ちは何ら変わってはいません。
新しい会社(?)の名前は Lifs Garden(Life Style Garden)。
「ちてはこ菓子店」と「リフスガーデン・デザイン」はその事業部ということになります。
そして取り組むプロジェクトの名前は Sefy Project(Seed on Field Project)「大地の小さな種」。
その小さな種を育てるためのプロジェクトを始めます。
間も無く新しいブログを開くことになります。
しばらくはこのブログは開示しますが、数ヶ月後には閉じることになります。
よろしくお願いします。
15年にわたり活動してきた「ファーマー・スタジオ」ですが、年内をもちましてほぼほぼ活動を停止することになりました。
ほぼほぼ、というのは一部の活動のみ継続する部分があるからです。
奈良教室の一部と大阪での「フェニックス教室」、遠方(主に関東方面)でのワークショップに関しては今後も活動を続けていきます。
2007年に始めたファーマー・スタジオの活動ですが優秀な生徒も輩出し一定の成果を収めたと感じています。
私は「ものづくり」という括りで沢山の活動をして来ました。
その中で最もこだわり、ライフワークと感じているのは「デザイン」です。
「デザイン」という言葉には「指し示す」という意味があります。
貴方の職業は何ですか?と問われれば迷いなく「デザイナー」だと答えます。
革の仕事は「寄り道」だったと言えば言葉が軽すぎます。
15年間という時間はそんな軽い言葉で片付けられるような期間ではありませんでした。
しかしそれ以前に25年間人生の一部であった「デザイナー」としての活動はそれ以上の意味があります。
デザイナー時代に欠けていたものが「ものづくりの現場」と「お客様の顔を見ること」でした。
デザインはほとんどを頭の中と紙の上で行います。
だから出来上がったものがお客様にとってどんな価値を持っているのかを自分の目で確かめる事が出来ません。
「革の縫製」「革カバン」を作る事はそれを実感として感じるために必要な事でした。
そしてもう一つの事業である「ちてはこ菓子店」でのタルト作りもまたお客様に直接届けることの出来るものです。
以前のデザイナーは結果や数字にほとんど責任を持たずに仕事をしていました。
しかし現在のデザイナーは自分がデザインした商品やプロモーションに対して責任を持たなくてはなりません。
この15年間はそれを確かめるための年月でもありました。
自分がデザインしたものが本当に力があって効果があるのかどうか、については
自分自身がデザインしたものを商品として扱い、事業として成功するのかどうかを確かめる必要がありました。
8年間の苦難の後、ここ三年間「革縫製」を縮小しながら自分が行っている商品やプロモーションに本気で取り組む期間を作りました。
しょっぱなにくも膜下出血で倒れるというハプニングがありましたが
それも決断を強くするきっかけになりました。
「ちてはこ菓子店」というプロジェクトは幸いここ数年で大きく育ち始めました。
自信を持って業績を公開する、というにはまだ少し早いかもしれませんが
これから2年間の間にそういう状態に持っていければ良いと思っています。
これから私が始める事は「コンサルティング」という分野に含まれるのだと思うのですが、
私はこの「コンサル」という言葉が大嫌いなので(笑)。
デザイナー時代に「コンサル」という名前でクリエイターを道具のように扱い
自分自身は何の責任も取らない人たちを沢山見てきたからだと思います。
特に中小企業の方達はこれからしばらくは苦境に喘ぐのに違いないのに、
金銭だけ要求して成果を残さないデザインコンサルティングなど必要ないと思っています。
そしてコンサルティングにこれから求められるのは「経営を苦境から救う力」であって
そのためには「デザイン」というエリアだけでなく「財務」や「支援」「ネットワーク」「ビジネスマッチング」など
様々な手法で事業者を引き上げながら、次の飛躍のために「デザイン」を活用する、そういう活動が必要で、
デザイナーはデザインの能力だけでなくそのための知識と経験を必要とすることになると思います。
私がこの三年間行ってきた事は当事者としてそれを実践する期間であったように思います。
まだこの先も実践し続ける必要がありますが、その一部でも社会に還元したいと思っています。
「デザイン」の話が別の方向に進んでいるように思われるかもしれません。
最初に述べたように「デザイン」には「指し示す」という意味が含まれています。
企業が見失っている進むべき道に導くためのお手伝いが出来ればと考えています。
ファーマー・スタジオのファーマーは「Father's Hand & Mother's Heart 」の略。
「父の手と母の心」。つまり生まれた赤ん坊を導く人たち。
最初から気持ちは何ら変わってはいません。
新しい会社(?)の名前は Lifs Garden(Life Style Garden)。
「ちてはこ菓子店」と「リフスガーデン・デザイン」はその事業部ということになります。
そして取り組むプロジェクトの名前は Sefy Project(Seed on Field Project)「大地の小さな種」。
その小さな種を育てるためのプロジェクトを始めます。
間も無く新しいブログを開くことになります。
しばらくはこのブログは開示しますが、数ヶ月後には閉じることになります。
よろしくお願いします。