サクラローレルが消化不良だった天皇賞のうっぷんを晴らす快勝劇。
「名伯楽」といわれた境勝太郎調教師は最後のG1勝利で有終の美。
1996年12月22日 中山競馬場
第41回 有馬記念(G1)芝2500m 良 14頭
1着◎6サクラローレル 牡6(56横山典)2:33.8 1人気
2着△11マーベラスサンデー 牡5(57武豊)2馬身1/2 3人気
3着…4マイネルブリッジ 牡5(57坂本)1/2馬身 14人気
単220 馬900的中
天皇賞・秋は馬群で脚を余して3着に敗れた◎サクラローレルがジャパンカップをパスして、有馬記念1本の調整。引退した小島太騎手に替わってこの年から手綱を取った横山典騎手が天皇賞の騎乗ミスを返上、定年を迎える境勝太郎調教師に最後のG1をプレゼントしました。
重賞4連勝で臨んだ天皇賞でも4着と実力を示した△マーベラスサンデーがここでも早め進出で2着確保。3着にはなんと最低人気の…マイネルブリッジが入り、複勝は1,930円。天皇賞17着から福島記念、ディセンバーSと裏街道からの出走でしたが、この年は変則開催で夏から使い続けて、時計がかかる馬場も味方したか?
2人気で前年の覇者、…マヤノトップガンは若干速いペースに巻き込まれたか?見どころなく7着に敗戦。菊花賞2着の○ロイヤルタッチが4着、ラストランはテン乗り河内騎手とのコンビ、ヒシアマゾンが5着でしたが、スタートの出遅れが響きレースに参加できませんでした。
牝馬では他にもJCでシングスピールのハナ差2着のファビラスラフイン、エリザベス女王杯勝ちのダンスパートナー、ダートの交流重賞7連勝を含めてこの年重賞8勝もしたホクトベガ(この時のみ藤田騎手)と一線級が出走、さすがグランプリという顔ぶれでした。
サクラローレルはいわゆる「チョコレート色」の栃栗毛の馬体に、高く脚を上げるフォームは独特で、走法や血統背景(父:レインボウクエスト)からも欧州の芝が合う、と言われて、翌秋の凱旋門賞に挑戦すべくに武豊騎手とともにフランスに遠征。しかし、凱旋門賞の前哨戦、フォア賞(G3)でレース中に故障発生、最下位入線であえなく引退となりました。
サクラローレル 牡 1991年 5月 8日生 栃栗毛 境勝太郎厩舎→小島太厩舎 22戦9勝
父:レインボウクエスト
母:ローラローラ(母父:サンシリアン)
主な勝ち鞍:有馬記念(G1)、天皇賞・春(G1)、中山記念(G2)、オールカマー(G2)、金杯・東(G3)
<撮影メモ>ニコンFE2
毎年ダービーと有馬記念だけは客の入りが違う、というのを肌で実感した1日。通常の日曜とは違い、なんといっても撮影場所の確保に大苦労。一度離れると、再び同じ場所を確保するのはまず無理で、結局ゴール板のはるか先のウィナーズサークル付近の通路(車椅子用の席付近)を陣取ることに。メインレースまですべての馬券を買ってから5RのホープフルS(勝ち馬はたしかエアガッツ)からは1歩も場所を動かず。場所のためならトイレもガマン、3時間近く、じっとメインレースを待つのはかなり辛かった難産の1枚。
とはいえ、正直懲りたので、以降の有馬記念のレース写真はありません。翌年から有馬記念だけは写真撮影を断念。競馬場に行っても場所を決めずに観戦するスタイルを確立しました。
くしくもその後に贔屓のグラスワンダーが連覇するという皮肉でしたが、有馬記念当日だけは観戦(撮影)場所の確保、維持の労力が尋常でないので、安全第一の方策。競馬と長~く付き合うためには、少々のあきらめも必要かと。
ディープインパクトが史上初の無敗4冠なるか?という歴史的瞬間で入場人員も記録的な数字が予想されますが、昨年に続いて今年も競馬場観戦は回避。観戦する皆さんはおケガのないようお祈りしています。
「名伯楽」といわれた境勝太郎調教師は最後のG1勝利で有終の美。
1996年12月22日 中山競馬場
第41回 有馬記念(G1)芝2500m 良 14頭
1着◎6サクラローレル 牡6(56横山典)2:33.8 1人気
2着△11マーベラスサンデー 牡5(57武豊)2馬身1/2 3人気
3着…4マイネルブリッジ 牡5(57坂本)1/2馬身 14人気
単220 馬900的中
天皇賞・秋は馬群で脚を余して3着に敗れた◎サクラローレルがジャパンカップをパスして、有馬記念1本の調整。引退した小島太騎手に替わってこの年から手綱を取った横山典騎手が天皇賞の騎乗ミスを返上、定年を迎える境勝太郎調教師に最後のG1をプレゼントしました。
重賞4連勝で臨んだ天皇賞でも4着と実力を示した△マーベラスサンデーがここでも早め進出で2着確保。3着にはなんと最低人気の…マイネルブリッジが入り、複勝は1,930円。天皇賞17着から福島記念、ディセンバーSと裏街道からの出走でしたが、この年は変則開催で夏から使い続けて、時計がかかる馬場も味方したか?
2人気で前年の覇者、…マヤノトップガンは若干速いペースに巻き込まれたか?見どころなく7着に敗戦。菊花賞2着の○ロイヤルタッチが4着、ラストランはテン乗り河内騎手とのコンビ、ヒシアマゾンが5着でしたが、スタートの出遅れが響きレースに参加できませんでした。
牝馬では他にもJCでシングスピールのハナ差2着のファビラスラフイン、エリザベス女王杯勝ちのダンスパートナー、ダートの交流重賞7連勝を含めてこの年重賞8勝もしたホクトベガ(この時のみ藤田騎手)と一線級が出走、さすがグランプリという顔ぶれでした。
サクラローレルはいわゆる「チョコレート色」の栃栗毛の馬体に、高く脚を上げるフォームは独特で、走法や血統背景(父:レインボウクエスト)からも欧州の芝が合う、と言われて、翌秋の凱旋門賞に挑戦すべくに武豊騎手とともにフランスに遠征。しかし、凱旋門賞の前哨戦、フォア賞(G3)でレース中に故障発生、最下位入線であえなく引退となりました。
サクラローレル 牡 1991年 5月 8日生 栃栗毛 境勝太郎厩舎→小島太厩舎 22戦9勝
父:レインボウクエスト
母:ローラローラ(母父:サンシリアン)
主な勝ち鞍:有馬記念(G1)、天皇賞・春(G1)、中山記念(G2)、オールカマー(G2)、金杯・東(G3)
<撮影メモ>ニコンFE2
毎年ダービーと有馬記念だけは客の入りが違う、というのを肌で実感した1日。通常の日曜とは違い、なんといっても撮影場所の確保に大苦労。一度離れると、再び同じ場所を確保するのはまず無理で、結局ゴール板のはるか先のウィナーズサークル付近の通路(車椅子用の席付近)を陣取ることに。メインレースまですべての馬券を買ってから5RのホープフルS(勝ち馬はたしかエアガッツ)からは1歩も場所を動かず。場所のためならトイレもガマン、3時間近く、じっとメインレースを待つのはかなり辛かった難産の1枚。
とはいえ、正直懲りたので、以降の有馬記念のレース写真はありません。翌年から有馬記念だけは写真撮影を断念。競馬場に行っても場所を決めずに観戦するスタイルを確立しました。
くしくもその後に贔屓のグラスワンダーが連覇するという皮肉でしたが、有馬記念当日だけは観戦(撮影)場所の確保、維持の労力が尋常でないので、安全第一の方策。競馬と長~く付き合うためには、少々のあきらめも必要かと。
ディープインパクトが史上初の無敗4冠なるか?という歴史的瞬間で入場人員も記録的な数字が予想されますが、昨年に続いて今年も競馬場観戦は回避。観戦する皆さんはおケガのないようお祈りしています。