西湘ケチおばRIN

こういうものが欲しい!を中心に
(読書はたいてい借り物で…)

葬儀 供花の写真は必要…たぶん

2018-02-19 23:19:47 | 高齢化してますぜ

人数の少ない親戚同士、どこかの家に不幸があれば、同じような顔ぶれで、互いに手伝う。
年長者がだんだん減っていき、関係が遠くなれば、つきあいも疎遠になっていくけれども…。

家族葬に近いとはいえ、全部お断りすると、お互いに困るものだ。
そこそこ「世間並」の方が、まわりも、やりやすい。
近年、葬儀屋も、小規模な葬儀に慣れてきた。

葬儀場の方が、バリアフリーだし、寒くないし。夏は冷房もある。
(ワタシが子供のころは、自宅で葬式は、フツーだった。白黒の幕をめぐらせ、縁側をあけ放ったりして。受付も外だし。冬は寒いのよ~)

伯父の葬儀に当たり。
頼りになる従姉C子が、喪主である従姉妹の相談にのり、あれこれ、決めていく。

祭壇のお花が何個あれば恰好がつくか、一番最近、葬式を出した家の、ワタシに、
「誰の名前で、何本あった?」
「えーっと…もう、わかんない」←頼りにならないワタシ…。
「写真はある?」
「ある」
葬儀屋が写真をとり、アルバムみたいなものと、ディスクをくれた。
ていうか、多分、葬式代の一部だったはずだ。
そのときは、こんなの、いつ見るのか、と思ったけど。
「それ、見てよ。すぐ出せる?」
「うちに帰れば、出せる」

子供一同とか、孫一同とか、誰と誰が連名だったとか、確認。
で、親戚に連絡し、
「お花はこれこれでいい?」
と打ち合わせ、祭壇の左右に並べてバランスのいい数を決めた。

(別に、強制ではない…。みんな、「どーすればいいかな」とフワッと思っているのを、まとめる者がいる状態)



さて。
通夜、葬儀と、会計を頼まれたC子とワタシ。
ほんとに、親戚以外のお客さんも少なく、仕事も少ないのだが…。

「ここの葬儀屋、写真とってないね」
「祭壇のお花だけ、スマホで、一枚撮るか」
「今? もう、始まってるよ」
「でも、出棺のときには、お花、くずさない?」
「そうだね」

喪主がとりまとめて発注するシステムだったが、結構忙しいし、泣きながら挨拶するぐらいなので、いろいろ忘れてしまう。
撮っておくことにした。

香典とちがい、忘れやすい。
写真、あると、わかりやすい。

て言うか、年をとるにつれ、「名簿」や「記録」より、画像1枚の方がわかりやすいっ。

伯父(ワタシの亡母の、姉の連れ合い。この漢字でいいのだろーか?)、226事件のとき、東京の小学校に通っており、遭遇。
「家に帰りなさい」
と、反乱軍の兵士に言われた、という。
今日、はじめて聞いた。
まじかー。
なんて、ちゃんとした反乱軍…。

大学卒業後、北炭に勤めた。
「北炭なら安泰だ」と言われた時代。
落盤事故があれば、中に入ったと、それも今日聞いた。
炭鉱町は社宅だらけ、妻である伯母は炊き出しに加わっていた。
「すごく、いやな空気だった」
と従姉妹たちから聞いたことがある。
それは、そうだろう…。ともに住み、ともに働いている誰か、友達の誰かの父親が、埋まっているのだ…。

夕張にも、いた。
そのころ、夏休み、何日も泊まりにいったことがある。

それで、夕張の凋落が、ワタシには今でも他人事でない。

脚など、あちこち故障はあったが、伯父・伯母の夫婦とも、頭はまともだ。
去年くらいか、料理の上手なC子が手料理を持っていき、ワタシもまじって、みんなで伯父宅で楽しく過ごした。
「また、あんな風にみんなでご飯を食べたい」
と、入院中、言っていたそうだ。

意識がちゃんとしてて、娘たちとも会話をして、急変して、亡くなった。
あちこち悪く、腎不全末期だったから、遠からずと、家族は知っていたけど…。

伯父さん。
なごりは、つきません…。


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