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「おばら犬猫病院」スタッフによるブログ

白内障について☆

2013年01月25日 | 日記
ワンちゃんの顔をのぞきこんだ時、「あれ?目が白いな…」と思ったことはありますか

目が白く見える原因はいくつかありますが、その一つが「白内障」です

人間ではよく耳にする病気ですが、犬でも他の動物の比べて
白内障の発生率は高いと言われています

そこで今日は、ワンちゃんの白内障について載せたいと思います


○特徴・原因
  眼球の中のレンズ(水晶体)は主に水とタンパク質から構成されており、通常透明です
  このタンパク質が何らかの原因により変性してしまうと、水晶体の白濁が起こります

  白内障は白濁の範囲により、「初発」・「未熟」・「成熟」・「過熟」白内障に分類されます

  

  発症要因としては、加齢性、遺伝性、水晶体へのダメージによる外傷性、
  栄養性、薬物性、糖尿病性などがあります。
  他の目の病気に続発して発生することもあります。

  老犬だけの病気ではなく、遺伝的素因を持つ若齢犬や成犬でもよく発生します。


○症状
  白濁の程度が進むと、視力障害(物にぶつかる、ジャンプできなくなるなど)が起こります。
  進行により目の中で炎症が起こったり、緑内障を併発することもあります。

    
  

○治療
  視力を回復させるには、手術により濁った水晶体を超音波で取り除き、
  人工の水晶体を挿入する…という方法があります。
  しかし実際は、白内障のまま日常生活を過ごしている子もたくさんいます

  緑内障や目の中で炎症が起こってしまった場合には、点眼や飲み薬による治療を行いますが、
  薬が効かなかったり、痛みのひどい場合は、手術が必要となることもあります。

白内障以外にも、目が白く見える病気はありますので、
おかしいな…と思ったら、まずは病院へご相談ください


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