こんにちは~。
あたたかかったり寒かったり不安定な気候
にゃんた家族は全員順番に風邪をひきました
もちろん最初にもちこんだのは、
いつもどおり軟弱男子の主人
そこからにゃんた母→ちび→にゃんた・・・。
ちびにゃん初めての風邪でしたが、
せきと鼻水だけでなんとか終わりましたよ~
お仕事の方は順調です。
大腸カメラも通常症例は5分ほどで
盲腸まで到達できるようになり、
産休前のレベルまで回復した感じ
介助のナースさんにも、
「前の早さに戻ったんじゃない!?」と
言っていただけて、にんまり
外来も勘をとりもどしてきました。
医師になってもう14年目になろうとしています。
20代のころは、ばかにされまいと肩肘張って、
患者さんやスタッフとトラブったりしたことも
ありましたが、
(たいてい私がきついこと言って、
泣かせてしまうことが多かったなぁ・・・。)
もう今となっては懐かしい思い出ですね~。
今では、
どんな患者さんがやってきても、
できるだけその人の気持ちに寄り添い、
優しく、丁寧に説明するようにと
心がけているにゃんたです。
・・・ま、たまーに、
かぶっているにゃんこが
ずりおちること、ありますけどね
たいていの患者さんは理解を示してくださり、
病気とむきあい、私のアドバイスにも
耳を傾けてくださいます。
しかーし!!
中には、人の話をまったく聞き入れなかったり、
独特の持論を展開して、
自分がよいと思い込んでいる
(たいてい間違っている)
検査や治療をねじこんでくることがあります。
1から熱心に説明し、
一番良いと思われる方法を提示しても
なかなかわかってもらえない時って、
とっても残念な気持ちになると同時に、
その患者さんの今後が
心配で、気の毒で、
もう、どうしてあげたらいいの~!!って
叫びたくなってしまいます。
先日も、かなり重症な高血圧の患者さんが来て。
なんとその患者さん、
それまで治療していたのを調子がいいからと
やめてしまって、
2年も放置していたそうなんです。
で、血圧は210/110、頭痛・吐き気で2年ぶりに受診
・・・いやぁ~。よくぞご無事で
生活習慣病は、調子がいい=病気がなおった
・・・ではないんですよ~。
初回は症状もあったせいか、
神妙にしていたこのおじさま。
投薬により血圧が落ち着き
症状も軽快して、2週間後の約束の日に
再度受診してきたのはいいんだけど。
治療継続の必要性、高血圧の合併症などなど
こちらが丁寧に説明してるにもかかわらず、
「薬飲まんでもずっと調子良かったんよ。
サプリのんでたしなぁ~。」
「ここんとこ寒かったし、
毎日食べてた生野菜食べてへんかったから
しんどなったんかなぁ~。」と
放置したいいわけと体調不良の自己分析を始め
しまいには、
「それはええけど、腰痛いからシップちょうだいよ!」
あぁ~んもうっ!!なんやねん~~~
受診するなら、
人の言うこと聞けっちゅーの
・・・まぁ、いるよね、こういう人(笑)。
言うこと聞かないくせに
受診して来るんだから。
(来なけりゃいいのにさっ。)
「高血圧は目を離すとすぐに悪さしますよ~。
○×さんの代わりに私が見張っておきますので、
お薬がなくなる前に、
ぜひまたいらしてくださいね 」
と笑顔で送り出してみました。
もうやけくそ~。
心の中では、
散々悪態付きましたけどね
他にも、
生活習慣の改善にとりくまないくせに、
「薬増えただけで、結局よくならへんわっ!」
と逆切れされたり
「薬は朝しかのまへんことにしてるねん」
と独自のルールを押しつけてきたり
(いやいや、その薬、12時間しか効果ないっすよ!?)
いろいろと言ってくる患者さんって
いますよね~。
これ、「外来あるある」みたいな感じで
女医会で盛り上がる鉄板ネタです
笑い話にもならないこんなやりとりが
日々繰り広げられる内科外来・・・。
患者さん自身のためにも、
そして、
患者さんがよくなるためのお手伝いを
したいと思っている私たちのためにも、
どの患者さんも、
病気と真摯にむきあってほしいなぁと
願わずにはいられない
にゃんたなのでした。