ヨモのちゃぶ台

ご意見番と二人で飲んだり食べたり(・∀・)
毎日の献立と飲み歩き記録

萩小旅行

2017年06月17日 | 旅&イベントの話

06月17日(土) 晴れ

ご意見番が長門方面でゴルフなので途中まで車にのせてもらって山陰線に乗り換えて萩まで遠征してきました。長門市から先の山陰線は何年ぶりだろう?20年ぶり?25年ぶり?
萩駅からの移動は萩循環まぁーるバスを利用します。萩博物館や萩城跡を通る西回り「晋作くん」と松陰神社や萩しーまーとを通る東回り「松蔭先生」の2コースあってどちらも一周約一時間・30分おきに運行されています。観光客プラス住民の利便性を考えてか市内の観光スポットだけではなく商店や病院にもこまめに止まります。行き先によっては時間がかかるけどどこまで乗っても100円というのがうれしい。




まずは萩博物館からスタート。入館料510円。
萩開府から明治維新までの長州藩の歴史をたどる歴史展示室と高杉晋作資料室がメインになります。町名の由来と町印が描かれた提灯の展示が面白かった。
屋外展示場の石の小径も味わい深いです。武家屋敷の井戸側や流し、橋の親柱、寺の礎石、火山弾や貝の化石と脈絡なく並んでいるのがいい(笑)そしてこれが明治時代の公衆便所だそう。赤レンガ造りなのね。




城下町の古い町並みをぶらぶら歩き。
やっぱり風情がありますね(^^)



お次は山口県立萩美術館・浦上記念館です。入館料300円(他の美術館等を利用すると二割引きになるパンフレットをもらえます)でこちらは世界的な浮世絵コレクターとして知られる萩市出身の浦上敏朗氏の浮世絵、東洋陶磁等を中心に展示しています。浦上コレクションを山口県に寄贈するというニュースは当時大々的に報道されましたよね。
実際にここを訪れるのは初めてなのでじっくり鑑賞しましょう(^^)

浮世絵展示は約一ヶ月おきに入替えされます。7月2日までは「北斎と広重 浮世絵に描かれた富士2」です。




北斎の富嶽三十六景とと広重の不二三十六景・富士三十六計、同じ題材でもまったく違う表現に見入ってしまいました。この部屋だけで一時間くらいうろうろしていてすっかり不審者状態(笑)

そして「季節に即して厳選した名品一点をじっくり鑑賞できる」という特別鑑賞室は歌川広重の名所江戸百景「亀戸天神境内」でした。手前の藤の花と池にかかる太鼓橋、池の回りの藤棚のしたで花見を楽しむ人達が描かれています。ツバメも飛んでいるのね。

こちらの美術館のHPには浮世絵を見ることができるデータベースもあるので興味のあるかたはどうぞ。


博物館&美術館を満喫しすぎて既にお昼すぎ。萩しーまーとでお昼を食べて松陰神社方面に行こうかと思っていたのですがまぁーるバスの時間を確認すると帰りの電車に間に合わなくなりそう。
近くで食事をすることにして明倫学舎に移動します。



昭和10年に建てられた旧明倫小学校が明倫学舎となりました。古い木造校舎は風情があってかつ美しい。入り口の扉の意匠もいい。
本館は観光インフォメーションセンター、萩藩校明倫館展示室と明倫小学校展示室、ジオパークビジターセンター、復元教室、売店やレストランになっています。
二号館は有料の幕末ミュージアム&世界遺産ビジターセンターで入館料300円(萩美術館の入場券があると二割引になります)
世界遺産ビジターセンターは今年一月に立ち寄った「世界遺産ビジターセンター学び舎」とほぼ同じ内容でした。幕末ミュージアムは幕末維新期の歴史資料・科学技術資料(日本でも有数の収集家である小川忠文氏から寄贈された資料)を天文・地理(測量)・医学・科学(機巧)・軍装品・銃・大砲とテーマに分けて展示しています。伊能忠敬が使用したものと同型の象限儀や江戸時代の扇風機(うちわがくるっくる)、当時の医療器具、大量の銃に大砲…なかでも陣笠コーナーが気に入りました。丸いもの、円錐のもの、たためるもの、角があるもの、めくるめく陣笠の世界。あああこの感動をご意見番と分かち合いたい(笑)

陣笠で興奮しすぎたのでちょっと休憩。



明倫学舎のレストラン萩暦でお昼ごはん。
暦ランチセット1280円(税別)彩りよくいろいろな料理が少しづつ盛り付けられています。お店も料理も女性が好きそうな雰囲気でした。

ここで時間切れ、まぁーるバスで市内を半周して車窓から萩の町並みを楽しみながら駅に向かいます。



昔懐かしい改札口。
いまは無人駅になっています。




偉大なるローカル線、山陰本線。



ワンマンのディーゼル車で長門に向かいます。




萩の小旅行満喫しました。
陣笠の感動をあなたにもわけてあげたい(笑)