のんびり食堂

日々のことをちょいと書いております。お気軽にお立寄り下さいませ。

毎週映画見てますよって

2012-01-21 23:23:56 | 日々のこと
最近見た映画。


◎「マイウェイ 12000マイルの真実」・・・オダギリジョー、チャン・ドンゴン主演の韓国映画。アクション・戦争シーンがとても凄まじかった。お金も時間も労力もかかっている映画だなあ、と思った。

◎「今日と明日の間で」・・・ダンサー・首藤康之に焦点をあてたドキュメンタリー映画。
日々レッスンに励み、肉体の声を聞く毎日。インタビューの中でよく「不器用」という言葉が出てきたけれども、とても丁寧に物事を積み上げていく人なんだろうなあ、というように感じた。振付家の方が、「天職なんでしょうね」という言葉が印象的だった。久しぶりに「天職」という言葉を聞いたかも。

◎「エンディングノート」・・・高度経済成長期に熱血営業マンとして駆け抜けたサラリーマンが、定年退職後間もなくガン宣告を受けるも病と真正面から向き合い、最期の日まで前向きに生きる姿を、実の娘の目線で追う。「孫と全力で遊ぶ」「葬式のシミュレーション」など、“段取り命“で会社人生を送ってきた父親らしい余命の過ごし方が微笑ましくも感動を誘うドキュメンタリー。(ぴあ映画生活作品情報より)。
 いやあ、ホントに泣いてしまいました。どの家庭もいろいろあるとは思うけれども、この映画は、愛に、ユーモアに、優しさに、溢れていて、見ていて心が温かくなって涙がこぼれる。久しぶりに映画館出る時に目の腫れ様が気になってしまった。

トキメキ成均館スキャンダル

2012-01-08 18:43:28 | 韓国ドラマ
2010年放送の韓国ドラマ。
時は18世紀。朝鮮王朝時代、第22代王・正祖のもと、文化や学術が華麗に花開いた時代。
朝鮮王朝で最高の教育機関「成均館」(男子校)にひょんなことから入学してしまった男装ヒロインと、国の未来を担う若きイケメン若人たちが繰り広げる青春ストーリー。

当初は、「美男ですね」のような軽いコメディを想像していたら、時代設定、登場人物の描き方、ストーリーの流れがとても丁寧で、いつも話数の多い韓国ドラマは2倍速で見てしまうのだけど、今回は1話から最終話(20話)まで等倍でちゃんと鑑賞。

女性が勉学に勤しむのにはとても厳しい時代に生まれたヒロイン、キム・ユニ(パク・ミニョン)は、父を亡くし、母と病気の弟を養う為、男装をして本や学生の宿題を代筆する仕事をしていた。大金が必要となり、ユニは試験を代わりに受ける仕事を引き受けるが、そこで名家の生まれで真面目な青年イ・ソンジュン(ユチョン)と出会う。彼は、ユニの文才に惹かれ、成均館への入学試験を薦める。とはいえ、成均館は女人禁制の名門国立男子校。彼女は、成均館に入学できれば家族を養うくらいの給金が出ること、弟の薬代負担、そして自分自身の勉強をしたいという欲求も押さえられず、弟の名前(キム・ユンシク)を語り、男として入学することを決意する。

ただ、男子ばかりの成均館での生活は並大抵ではなかった。
権力をふりかざす掌議(チャンイ)という生徒会長がいたり、理想主義で融通の利かないイ・ソンジュンや不良で名高いコロ先輩と同室になってしまったり、女好きな先輩(ク・ヨンハ)からは女性と疑われ追い回される日々。
ユニはその中で、何事に真摯で誠実な心をもって、色々な出来事に対処する。

なんといっても、一人一人のキャラクターがとても魅力的。
王様、先生達、級友、家族など、心模様がとても丁寧に描かれていて、ちょっとした場面も見逃したくない作品である。
イベントも盛り沢山で、その度に恋、友情が描かれる。とても無理がない。
男装しているユニのことを好きになってしまい同性愛に悩むイ・ソンジュンや、思いがけずユニを女と知ってしまい彼女を守るコロ先輩。くせ者の先輩ク・ヨンハが陰では友達のことを気遣う性格である場面も見ていて面白い。

また家族を思う登場人物の気持ちも見ていて切ない。親を信じて生き続けたい子供の心情、子を想う親の気持ち。
欲に溺れる登場人物が彼らを振り回すのはドラマに欠かせないが、その人物を取り巻く人たちをもちゃんと描かれているのが本当に見ていて飽きない。

後半は、王の密命のもと、ユニ、イ・ソンジュン、コロ先輩、ク・ヨンハの4人で、ある手紙を探すことになるのだが、そういった謎解きのサスペンス要素でますますドラマに入り込んでしまう。



ドラマ全体的なことでいえば、役者陣の演技はすばらしく、コロ先輩、イ・ソンギュンの話し方(ぼそぼそと落ち着いたしゃべり方)がとてもツボにきてしまった。軟派な先輩であるク・ヨンハの名台詞「俺はク・ヨンハだ」もお気に入り。
色々名台詞も多いドラマであり、演出や音楽も良かった。

年明けから、宝物になるようなドラマに出会えてとても幸先よいね。