読書初心者

最近、本を読み始めました

読書22冊目「鬼面村の殺人」

2007年12月02日 23時16分45秒 | Weblog
昔、中学生の頃にならった国語の授業で、

物語には起承転結があると教えられました。

事の始まりがあり、場面転換を行いながら結末へ向かう。

本を読み始めた今、この意味がわかるようになってきました。

どの小説にも始まりがあり、盛り上がって結末を迎える。

当たり前の事ですが、今回読んだ本は、「セコイ」と思いました。

折原一氏の「鬼面村の殺人

初めから、読者を騙すストーリーで構成されておりました。

折原氏のファンになってから、トリックや犯人を当ててみようと思いながら

本を読んでいるのですが、

「今回も」騙されました。

鬼面村という場所で、国際的な村おこしを行うとの事で招待された

月刊旅行誌のフリーライターの女性と、金田一みたいな推理を行い

数々の簡単な犯罪を迷宮入りにさせてきた、出来ない刑事(笑

有給を使い旅行していた刑事が、たまたま鬼面村へ向かうフリーライターと

バスの中で出会いストーリーが始まる。

ある事がキッカケで、招待されていたフリーライターの女性と

ただの旅行に出ていた刑事の立場が入れ替わり

刑事が招待されてた人物になりすまして行動していく。

また、本当に招待されていた女性も、刑事と話を合わせながら身分を隠す。

共に鬼面村で過ごす期間に様々なトリックや殺人が起きてしまう。

実際に人が殺されてしまうのだが、折原氏のトリックにより

結末がビックリする内容になっています。

読んでいる私も、「こんな騙され方をしてしまった」と

改めて、折原氏の才能に驚かされました。

とにかく、面白いです。

是非、読んでみて下さい。

大どんでん返しが待ってますから(笑