世界バレー、終わっちゃいましたね。
日本は最終順位、第6位。
台湾に負けた時はどうなることかと思いましたが、
その後はなんとか持ち直し、それでも格上には負けてしまったり
結果的にアンダー2という目標は達成できませんでした。
個人的には、戦力として今までのチームよりやや劣るのかなぁと
思いましたが、その分、といっては何ですが、気持ちを前面に
出した、拾って繋ぐ粘りのバレーを展開してくれて、毎試合、
見応えはあったと思います。ニッポンの気持ちのバレー。
やっぱり見ていて気持ちがよかった。落ちる~と思ったボールを
指先ひとつであげて、そこから攻撃につなげて点を奪うスタイルは
日本人じゃなきゃできない芸当というか。伝統芸の域だなと感じました。
下馬評で「今回はメグカナがいないし、どうなの?」みたいな状況に
なった時の全日本はいい粘りを発揮する事が多いのかなと思います。
去年のワールドグランプリなんかも、同じような感じでした。
長身選手がいなくて、身長の低い選手を中心に動き回るバレーをして
日本中を沸かせてました。ユウさんブレイクの夏です。
私はどっちかというと、こういう動き回って拾いまくって粘りまくる
バレーの方が見ていて力が入るし、好きなんですけどね。
世界と肩を並べるには高さが必須なのは理屈ではわかるけど、
気持ちでは、高さを補って余りある豊富な運動量と知恵を駆使した
スピード感のあるバレーの方が日本には合っていると思います。
テンさんは、ベストセッター賞とMVPのダブル受賞!
第6位の国からMVPが出るのはどうなの?なんて、
また騒いでいる連中もいるみたいですけど。
ベストセッター賞で数字的にもきちんと結果を出しているのだし、
毎試合ごとのプレーを見ていても、候補にあがってもおかしくないと
思うのですが。他の個人賞を受賞しているのはみんな、日本より
順位が下の国ばかりだし、ある意味、妥当だとも思うけどなぁ。
ま、これはテンさんファンの偏った意見なので、あまり真剣に聞かないように。
テンさんに罪はないし、テンさんファンとしては、テンさんのプレーが
また多くの人に感動を与えた結果なんだとうれしく受け止めています。
大会開催中、ほとんどココで感想など書く事ができなかったのが
なによりの心残り。
こんなんじゃ、バレーファン失格じゃ!(って叱られても仕方ない)
そんな私がさぼり倒している間に、マーヴェラスの方でも動きが。
熊前知加子選手が現役引退を発表。
詳しい引退の理由はありませんでしたが、度重なる怪我に
苦しんでいたのは確か。アタッカーとして偉大な記録を残し、
また多くのバレーファンの記憶にも残るすばらしい選手でした。
チカさんが加入した年のマーヴェラスの快進撃は忘れられません。
高知での開幕戦。チカさんの鋭いスパイクと鮮やかすぎる勝ち方に
ものすごく興奮したなぁ。また、あの興奮を期待していたのに。
まだまだやれると思っているのはファンだけでしょうか。
本人ももっともっと出来ると思っていたんじゃないのかな。
優勝するまで、本当は辞めて欲しくなかった。
もっともっとマーヴェラスを引っ張って行ってほしかった。
本当に残念です。
でも、公式サイトにきちんと本人のコメントも掲載されていたので
チカさんの中で気持ちの整理がきちんとついているんでしょうね。
チカさん、今までお疲れさまでした。
選手生活の最後の2年間をマーヴェラスの為に費やしてくれた事、
ファンとしてとても感謝しています。
あなたがマーヴェラスに来て、選手もファンも4強、優勝を
今まで以上にしっかり掴みに行くようになった気がします。
本当にありがとうございました。これからはゆっくり休んで下さいね。
そして、いつかまた、何かの形でバレー界に戻って来て下さい。
マーヴェラスは、2007年、年明けから始まる第13回Vリーグで
どんな戦いを見せてくれるんでしょうか。
全日本組の合流が遅れるのも気がかりですが、それは毎年の事。
今リーグこそ、悲願の優勝!これしかありません。
選手もファンも、ひとつになって全員バレーで勝利を掴もう!