東日本大震災被災地支援~岩手県山田町から~ NPO法人大雪りばぁねっと

支援活動、物資購入のために募金を募ります。北洋銀行 旭川支店 0712536 被災地支援募金NPO法人大雪りばぁねっと

大雪りばぁねっと活動報告part.1震災発生~山田町での活動

2012年01月24日 | 支援活動

東日本大震災により大雪りばぁねっとで募りました募金額は 

総額  1,812,752  でした。 

たくさんのご支援ありがとうございました。
この支援金は、大雪りばぁねっとの山田町での活動資金に充てさせていただきました。 


東日本大震災発生当時、テレビで被災地の壊滅的な映像を見て、NPO法人として活動していた「大雪りばぁねっと」の代表・岡田栄悟が「なにかしなければならない」と総務省消防庁・岩手県への出動を打診したところ、被害の大きい山田町か釜石市への協力を要請されました。燃料の蓄えや移動時間を考えると少しでも早く現地に着き活動を開始できるよう、北海道から近い山田町に決定したのでした。その後3月26日夜に函館港をフェリーで出発し27日朝に岩手県山田町に降り立ちました。

函館港からフェリーで山田町へ


山田町に入り現状を目の当たりに・・・


船越B&G海洋センター(後のボランティアセンター)下にあった老人ホーム

到着してすぐに、山田町災害対策本部、社会福祉協議会と協議したところ、山田町沿岸海域における海の行方不明者捜索とボランティアセンターの設立支援を依頼され受け持つことになりました。 


災害対策本部での活動報告
 

町長と打ち合わせ
 
                       



写真左から大雪りばぁねっと代表・岡田、陸上自衛隊第9特科連隊副連隊長、航空自衛隊山田分屯地司令、災害対策本部総務課長

当初は活動資金が無く、旭川から持ってきた車は一台。自転車を貸してもらい活動をすることもありました。ライフラインが復旧しないため電気・ガス・水道も使えず、活動にも支障がでました。当時、海上での捜索はほぼ手つかずの状態で山田湾の海上には無数の瓦礫の山が漂流し日々移動していき、ご遺体も日に日に浮いてきます。終わりのない捜索が続きました。 

瓦礫の下に潜り捜索
 


海上保安庁と代表


また捜索・救助など、救難を専門としている大雪りばぁねっとは効率の良い捜索手段として航空機を使った方法を提案しました。日本財団の助成や企業支援による3ヶ月間のヘリコプターでの捜索では5体のご遺体を発見しました。

船越B&G海洋センターグラウンドをヘリコプターの離発着場として使用


山田湾上空から行方不明者捜索や山田町沿岸・大島の被害状況を確認

代表自ら体をのりだし上空からの捜索にあたりました

 



山田町災害対策本部では自衛隊・警察・海上保安庁・消防に加わり、3月27日から大雪りばぁねっとも毎日の活動報告をし(ご遺体発見人数やボランティアセンターの状況など)、大雪りばぁねっとの山田町での活動が認知され信頼を得られるようになりました。溜め池や沼などの危険度・難易度の高い特殊な捜索事案において海上・陸上自衛隊・警察から依頼される捜索作戦の立案や、合同捜索、町内を流れる西川でのボックスカルバートの捜索、また水産加工場の水産物が腐敗し、ガスが発生した中での自衛隊による捜索活動時の安全管理支援なども行ってきました。 

入田沼捜索


西川のボックスカルバート捜索
 


山田町長から災害対策本部員としての辞令交付をいただきました

大雪りばぁねっとでは1月24日現在まで40人のご遺体を収容(多い日には一日3体のご遺体を発見)し、現在も山田町沿岸海域で行方不明者捜索、災害救助支援活動などを行っています。

大雪りばぁねっと2011年活動報告②へ続く










 



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