JASS事務所ブログ

JASS事務所のスタッフがつづる事務所ブログ。業務以外に千代田区のこと、身近なこと、綴っていきます。

オルチャータ奮闘記

2013-07-30 14:43:12 | うんちく・小ネタ

7月20日のメキシコワークショップの準備で、メキシコ文化を学ぶ一環として食事も少しご紹介することになりました。Martin講師から「サルサ」、「タコス」と言ったおなじみのメキシコ料理の名前が出たのですが、「本当はtamales(タマーレス)、もしできれば、horchata(オルチャータ)があれば・・・」と。

ところが、この二つ、日本で見つけるのが難し~い
まず、メキシコレストランのメニューに載っていません。庶民の食べ物だそうですが、日本の庶民の食べ物、おにぎりなら海外の日本食レストランにもありそうなのに(確認していないけど)
そもそもメニューにないというのは、日本受けしないのかなぁ~などと思ってしまいました。もしかして、タマーレスには貧しいイメージがあるのかもしれません。だって、日本のメキシコレストラン、ネットで見る範囲では、結構オシャレ系が多いからです。

実は、タマーレスを扱っているレストランを都内で2つほど見つけたのですが(メニューにはない)、日本では、持ち帰りが厳しく、タマーレスについては断念

オルチャータだけでも!と、探すと、楽天に粉末(溶かして飲む)があったのですが、売り切れ。これはホントにメキシコの方も現地で飲む物のようで、ないのは惜しかった!
ネットでいろいろ検索しているうちに、たまたまメキシコ在住のAさんとメールを交わすようになり「レシピはネットでみつけられるよ」といわれ、作ってみることにしました。

私が使ったレシピはこちらです。(自宅にあるもので作れるものを選びました)
http://plaza.rakuten.co.jp/tortillas/diary/200506240000/

オルチャータ(お米のジュース)
米  125cc
エバミルク(メキシコではLeche Clavel)  1缶(400cc強)

砂糖  1~1-1/2C
シナモンスティック  1~2本

<1回目>
砂糖 1カップ~1カップ半~?
そんなに入れないでしょうーって勝手に判断して、半カップほどで作り、早速Martin講師に飲んでもらったら、「・・・・」。
メキシコ在住のAさんいわく、「とにかく砂糖とシナモンが大量でめちゃくちゃ甘くて
味が濃いのです」。なるほど~、やっぱり砂糖1カップ必要ね

Rimg2872 ミキサーで作ります。研修の合間に手伝ってくれた瀧澤さん、ありがとう~

<2回目>
今度は、レシピに忠実に従って作りました。が、Martin講師は「まぁまぁ」と。悪くないけど、何かいまいち、という感じか?
お米を水につけておくので、多少はお米が膨らんだ状態でミキサーにかけるのですが、お米の固形部分が大きく残り、それは飲まないので、なんかもったいない!、そんな私の様子をみていた
受講生が「すこ~し、炊いてみたら?」と。

生のお米のジュースのはずなのに炊くの
う~ん、でも、日本のお米とメキシコのお米は違うということはあるかも!

<3回目>
分量はレシピに忠実に、調理は工夫を凝らして、お米を長めに1時間水に浸した後、沸騰するまでの間だけ火にかけてみました。炊いたため、米に粘着性が出てしまい、越したら、網の目が詰まってしまいましたが、Martin講師から「口当たりよし!OK!」が出ました!

Rimg2898出来上がったオルチャータ。氷を入れて水で割り、シナモンをかけています。

さっぱりして夏にぴったりの飲み物、という感じなんです。お米くささはありません。おかげで、当日のオルチャータは参加者にもとても好評で「おいしい!」の声を頂きました。機会あれば皆さんも作ってみてください。

オルチャータのレシピはいろいろあり、私が今回作ったものは、本場メキシコのオルチャータと100%同じ、というわけではないかもしれませんし、多少は日本人向けになっているかもしれません。でも、料理というのは、家庭や地域で異なることもあるし、これはこれでよいのでは?ね!

追伸:タマーレス、食べたい!

たか記


アリゾナのろう者と「ふさお」で交流会

2013-07-06 12:25:25 | ASLクラス

市川洋子(英語クラス)

日本ASL協会で「アメリカのアリゾナ州にいるろう者から東京観光のボランティアガイド募集」の掲示がありました。案内ができるかと思っていたのですが、その後「依頼がなくなったが代わりに『ふさお』で夕食をいっしょにすることになったのでどうですか?」と聞かれ、ソッコーで「行きたい」と返事をしました
当日は、新大久保にあるビジネスホテルで待ち合わせをしてから、『ふさお』まで案内するようにと指示があり、まずは新大久保のホテルへ行きました。大久保にはコリアンタウンがあり、人気があるところですが、ホテルを探すのに少し時間がかかりました。(そのホテルは料亭に近いような旅館でした)

そこで、MeiさんとBobさん(下写真右の2人)に会い、『ふさお』まで案内しました。店内にはもう2人いて、遅れてきた人を合わせて全部で8人でした。席は狭くて、なんとか大丈夫でしたが、畳なのでアメリカの二人は大丈夫かな?と気になりました。

Photo

二人とも、日本食をインターネットで探してコピーして料理するくらい日本食が大好きだそうで、あさりの酒蒸し、おにぎり、串カツなどをおいしそうに召し上がっていました。
日本のどこを観光したのか、串カツの中身は何か、「ボブ」というカタカナを書くなど、ASLや筆談で参加者は皆、一生けん命に会話していました。
(下写真の右が私

Photo_2

アリゾナ州の観光の話で、どこが一番お勧めかという話になり、2人は「セドナ」というところが良いと教えてくれました。「自宅から車で2時間かかるけど、とても素敵なところ」とのこと。皆さん、知っていましたか?
私は初めて聞いた場所なので、写真を見せてもらったら、ホントに綺麗でした。
そろそろ時間になり、店長のふさおさんと一緒に写真を撮ることができてよかったです。

帰りに2次会ということで、無理やり?誘われて、カフェっぽい店に行きました。そこでは、抹茶ココアなど注文した後、日本文化として「折り紙」で鶴を作ったり、日本語の練習をしたり。。。。楽しいひと時を過ごして、いい思い出になりました。
Photo_3

またこういう機会があるといいな、と思いました。
皆さんも、機会があればぜひ参加してみてくださいね。

(5月25日)

市川さん、ご寄稿、ありがとうございました!また機会がれば観光ボランティアなど是非お願いしますね!(JASS事務所より)