ノッピキの読書ノート

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扉の向こうに何があるか?
本の扉を開くたびに、ワクワクします。

新谷弘美『病気にならない生き方』

2006年09月15日 | 読書について

 人間の身体は全て繋がっています。たとえば、歯が一本虫歯になっただけでも、その影響は身体全体に及びます。充分に咀嚼されなかった食物が胃腸に負担をかけ、消化不良を引き起こし、栄養が充分吸収されず、身体の各所で様々な問題が生じるからです。(中略)

私達の健康は、日常何気なく行っているさまざまな行為に支えられています。食事、水分補給、運動、休養、睡眠、精神状態、こうしたもののどれか一つにでも問題が生じればその影響は身体全体に及びます。(中略)

そんな現代社会で健康を維持していくためには自分の身体の仕組みを知り、自分の健康は自分で守るという明確な意思を持って生活する事が大切です。

                       (「病気にならない生き方」エピローグより)


「健康な人の胃腸は美しく、不健康な人の胃腸は美しくない。」と言われるのは、
医師になって45年間一度も病気になったことがないという新谷弘美氏。
氏は、米国ナンバーワンの胃腸内視鏡外科医で、30万人以上の人の胃腸の検査の臨床結果から、健康と胃腸内の状態、さらに胃腸内の状態に最も大きい影響を与える食歴と生活習慣について、解説してくれる。

 牛乳信仰の弊害・マーガリンの害・肉食の害など、一部の人々の間で言われ続けている事だが、
医師の目から、きちんと解説されていて、私にはそれが嬉しかった。
 牛乳・マーガリン・肉等の食品については、いままで、栄養素として優れている点だけが強調されてきたように思う。

何より、「薬は基本的には毒」ということを、医師の立場で明記してあるのがいい。

ドクター新谷公式サイト

間違った健康法に惑わされないために、一読をお勧めする。
病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める-

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