ののほんじゆうちょう

管理人nonohonが不定期にラクガキします。

GWツーリング

2006年06月10日 | 自転車
さて、もう1ヶ月以上経ってしまいますが(汗)、GWのお話を。


前回は3月の終わりに水戸までの片道100km1泊2日のツーリングでしたが、今回は母の実家のある千葉県銚子市に目的地を設定。5月4・5日の1泊2日の予定。直線距離では水戸とほぼ同じなのですが、水戸街道真っ直ぐと違って迂回するため、たぶん片道120kmというところでしょうか。せっかくまた懲りもせず長距離走るんだから、前回と違うほうがいいということで、前回はタイヤの太さ・上体の起き具合・それらによる速度の遅さという問題点があったことから、今回は以前試し乗りさせてもらった知人のロード仕様JAMISを借りることにしました。
ここのところ割と真剣に次機購入を検討しているので、その参考としてこういう高速車も試してみよう、と。具体的には速度は本当に速いのか、前傾姿勢は辛くないか、荷台がないためリュックでの長時間はどうなのか、サドルは痛くないのか、といったあたりがチェックポイントでしょうか。とにかくこういうのは長時間乗らなきゃわからないので、今回の旅行はまさにうってつけ。普段乗り慣れない自転車に戸惑いながらも、なんとか出発~!

まずは水戸旅行で散々お世話になった水戸街道を同様に北上し、利根川に出ます。ここまで約1時間半と、クロスライダーに比べて多少速いものの、時間としてはそう変わりません。30km以上走ったにしては脚が軽いかなといったぐらい。しかしここからが高速車の本領発揮!土手の上に遊歩道があるため、自動車の心配もないし、人もあんまりいないので、全速でいけます。クロスライダーだと普段直線は21~26km/h、30km/h以上なんて下り坂かノッた時の短時間でしか出ないのに、このJAMISだと常時31~36km/hで走れる!
うおおぉぉ~~、速い~~っ!!(笑)
車も人もなく、どこまでも真っ直ぐ続く平坦な道。都心から離れ、騒音も排気ガスもなく、適度に涼しい空気と暖かな日差しの中を風になって走る感覚が、なんともいえず心地良い。ちょっとこの高速車の魅力に目覚めちゃいそうですよ・・・(笑)。

しかし、そううまいことばかりいかないのが旅のお決まり。江戸川に入ってから1時間ほど経ちますが、ファミレスやコンビにはおろか、自販機すら見当たりません。こればっかりは私の下調べが足りなかったせいなんですが、このままでは水分の補給もできない・・・(そろそろボトルが空)。
まぁこれはもうしばらく走ったら佐原があったので、そこでお昼&補給ができたのですが、これがケチのつきはじめ。ペースとしてはかなり順調にきていたため(7時間の予定のつもりが6時間で着けそうなくらい)、土手で少々昼寝して起きてみると、急に強い海風が吹くようになっているじゃないですか!
東からの強風が真正面から私の行く手を阻み、それまでのハイペースが嘘のように速度が落ちます。全力で踏み込んでも10km/hを下回る厳しい状況に、冗談じゃなく半泣き。思いっきり見晴らしのいい利根川土手は、まさに風除けなしの吹きっさらしで、永遠に続く苦行のように思われました。
結局銚子に着いたのは予定より1時間遅れ・・・。前半だけで1時間巻いてたということは、後半で2時間余計にかかったってことですね・・・。ちなみにその地獄の中、私とは逆に利根川を西に走る何人ものサイクリストさん達とすれ違いました。彼らは追い風を背に受け、ビュンビュンと飛ばしています。自分たちが楽に走れてるわけですから、その風を正面から受ける人がどれだけ辛いかはよくわかるのでしょう。皆が「頑張ってください」と励ましてくれました。これがどれだけ心の支えになっていたことか・・・、ありがとうございます(笑)。

銚子では親戚一同があたたかく迎えてくれ、従姉の娘(2歳)ともめいっぱい遊び、墓参りもし、実にまったりと過ごせました。復路について、前日の反省から補充用にもう一本ペットボトル持って行くのはいいとして、風は考え物。予報では南西の風・・・・・・またか(笑)。前日は午後になって急に海風が吹いたことから、やはり午後になったら東の風が吹くんじゃないかと推測(願望とも言う)。到着は遅くなるものの、午後に出発することにしました。
果たして午後になり多少風が弱まったので出発するも、30分もすると向かい風になり、後はひたすら前日の地獄の続き。往路は前半は好調だったのに、復路はほとんどが地獄です・・・。ちなみにこの復路の少ない好調時に、Uターンラッシュで混んでる自動車の列の横を30km/hオーバーで飛ばしていたら、ガソリンスタンドのお姉さんが「ファイトー!」と声をかけてくれました。何気ない一言でしたが、後々の辛い時間の中で貴女の声が救いになりました・・・ありがとう(笑)。
復路には風以外にも敵がいました。
前日からかなりその前兆はあったのですが、お尻が・・・・・・。クロスライダーの柔らかいサドルにしか乗ったことがないので、ロード仕様の硬いサドルでの長時間ライドはやはり負担が大きかったようです。普通に座るだけでもう痛くて痛くて、そのため復路の後半50kmはほとんど立ち漕ぎでした・・・。
水戸ほど脚に前日の疲れはなかったのですが(自転車のせい?)、ずっと立ち漕ぎで風に向かっているので消耗が激しく、お尻のダメージもあり、ちょこちょこと小刻みに休憩を入れることを余儀なくされました。往路はお昼休憩(&お昼寝)以外はほとんど休憩なしだったのに・・・。しかもそれだけ休憩入れたのに復路の方が疲労が激しく、水戸街道に入った頃に急に脚に力が入らなくなり、急遽北柏のファミレス(夢庵)に入ることに。あまりの疲労からソファーから立ち上がれず「もうここの子になる・・・」などと思い始めてました(笑)。ほんの休憩のつもりが、夢庵に2時間もいてしまい、結局帰宅したのは夜中でした。水戸の時もそうでしたが、旅は帰ってくる時が辛いですね~。

今回の旅行でわかったこと。
まず荷台は必ずしもなくても大丈夫かな、ということ。冬でなければリュックで汗をかいてもそれほど不快ではありませんでした(もっと暑くなると違うかも・・・)。ただ、リュックだと終盤かなり肩や腰や首がこりました。もっと荷物が重くなればもっと辛いだろうし、やはり荷台があるにこしたことはないかなとも思いました。
前傾については、このJAMISぐらいのならばあまり問題ないこともわかりました。多少痛みはありましたが、思ったほどではありませんね。
サドルは大いに問題ありでした(笑)。ロード系はどれも硬いサドルですが、ロードに柔らかいサドルってダメなんですかね?ちょっと考えなくてはいけませんよ・・・アレは。
しかしやはり高速なのは気持ちよかったです。これは間違いない!ここのところBD-1(小径車)に乗ることが多く、その加速性に惚れ惚れしていたのですが、こうして大径車(とはいえ、このJAMISは26インチだからそんなに大きくないが・・・)に乗るとその高速での安定性というか速度の維持性は素晴らしく気持ちがいい。そりゃあもう癖になるほどです(笑)。
う~ん、なんだかロード車の長所と短所をそのまんま実体験しただけのような気がしますな(笑)。やはりまだまだ次機には悩まされそうです・・・。




===データ===
○往路
走行時間:5時間48分
距離:119.4km
平均速度:20.6km/h

○復路
走行時間:5時間42分
距離:113.4km
平均速度:19.9km/h

走行時間は、実際に車輪が回っている時間のことです。信号待ちや休憩はカウントされません。食事休憩なども含めて実際にかかった時間は、往路が8時間、復路が10時間ぐらい。それにしても意外だったのは、往路と復路の走行時間がほとんど同じということ。復路はほとんどが向かい風だったのに・・・。前半絶好調だった往路がそれと同じということは、どれだけ往路の後半がキツかったかが想像できますね・・・。もう風はこりごりっス!(笑)
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▲これが知人から借りたJAMIS。
ペダルだけは両面ビンディングだったので、私のトークリップに交換してあります。

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2 コメント

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疲れには、ちば名物マックスコーヒーを。 (lim)
2006-06-12 02:10:57
さすがに一ヶ月も引きずってないでしょうが、お疲れさまでした。銚子は日帰りのドライブコースとしては風光明媚でとても良いところです(自動車の場合)。気取りの無い人情と飾り気のない素朴さがあり、食べ物も新鮮で価格もリーズナブル。スレてない観光地だと思います。さすがに自転車で行くとなると結構な冒険になるんですね。風向きは不運でしたがお天気に恵まれてなによりでした。
マックス乾杯 (nonohon)
2006-06-14 01:49:14
魚大好きなので、銚子の魚が美味しいのは本当に嬉しいです。

本当ならもっと余裕のある日程にして犬吠崎とかも回れたらさらに楽しかったのかもしれませんが、それは今度にとっておきましょう。



何故かウチの近所(東京)でも売ってるMAXコーヒーですが、あの強~い甘さが糖分補給として運動の休憩にうってつけかもしれません(笑)

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