春野かそい記念館 Haruno Kasoi Museum 「ははこぐさ35」（寒緋桜）

Haruno Kasoi 書　 Haruno Junko画「ははこぐさ3５」（寒緋桜）
2005年4月画　2005年４月書　　紙・墨・水彩

「涙　想い出は　悲しいような　嬉しいような」と書かれている。

春野かそい記念館 Haruno Kasoi Museum 「ははこぐさ98 」（ざくろ）

Haruno Kasoi書 　Haruno Junko画「ははこぐさ98」・ざくろ
　2014年3月書、1994年11月3日画　紙・墨・水彩

「同行二人　異国でうまれ　そだち　おおきくなって　わたしをうんで　家もなく　ほしいものも　たべたいものもなく　水のようにいきた　あなた　わたしは　いつも　いっしょでした　これから　どこへゆきましょう　風のふくまま　あてもなく」と書かれている。

母の余命、１か月半ほど、と告げられたあと、制作された。
母の描いた絵は、母のスケッチブックから、私がちぎったもの。私の書いた言葉は、母の絵をながめているうちに自然と生まれてきたものである。詩でもなんでもない。（かそい）