軽井沢行

2005-10-25 | Travels


 今日は晴天に恵まれました。日帰りですがちょっとお出かけしたことを。。。

 来月6日に私の勤める特養では「クラブ発表会」という催しが開かれます。このブログでも入所者のみなさんがカラオケや絵画や書道などの文化活動をなさっていることを書きましたが、その活動の成果を発表する日です。加えてその催しを盛り上げるために職員もなんらかの作品を展示することにしています。
 私は去年は奥多摩の紅葉写真を何枚か撮影してきて、それをプリントして展示しました。今年も紅葉写真を出展したかったので長野県の小諸~軽井沢周辺へ風景写真などを撮影しに行ってきました。私の家からは片道150㎞以上のちょっとロングドライブです。

 紅葉が綺麗に色づいていれば良かったのですが、残念ながらまだその時期には早かったようです。小諸市内には「懐古園」という小諸城跡を公園にしたとても落ち着いた雰囲気の、私のお気に入りの場所があります。11月上旬くらいになれば園内の紅葉も見頃になるとのことでした。懐古園から千曲川を望む展望台があるのですが、そこから広がる景色は素晴らしいです。眼下にうねって流れる千曲川と山合の景色はしばらく眺めていたくなるものです。この展望台からの写真はパノラマ写真風に上手く合成して展示写真にしたいなぁって思っています。

 軽井沢は20年くらい前に最初に訪ねてから何度か行っている場所です。最初に行った頃は長野新幹線はもちろん、道路だって上信越道は未開通だったし、東京から軽井沢へ行くにはけっこう時間がかかりました。今回は車で出かけましたが、東京多摩地区の私の家からの所要時間は約2時間強です。ずいぶん近くなった気がします。
 20年の歳月で変わったところ、変わらないところいろいろです。
 軽井沢駅は新幹線開業に合わせて改築されています。以前の駅舎に比べてとても近代的な感じですが、なんだか東京近郊のニュータウンとかにある駅のようで、「らしくない」感じがしました。
 変わらないのは駅前からまっすぐ旧軽井沢へ向かう道でした。もちろん建て替えられた建物も多いのですが、通りの雰囲気は以前のままのよう。ゆっくり歩いてみたいと思いましたが、今日は夕方までには帰り着かなければならないため、車をゆっくり走らせただけで帰ってきました。
 この通りには私の行きたかったお店(飲食店)が一軒あるのですが残念ながら本日は休業でした。このお店のことに関連して書きたいことがあるので、次回か次次回くらいに「軽井沢シンドローム」という昔の漫画にからめて書いてみます

 軽井沢から東京に帰る際には複数のルートがあります。今日はその中でも一番時間がかかるルートを選びました。それは国道18号線の旧道を通って碓氷峠を下るルートです。このルートは182箇所のカーブを曲がりながら標高差500mくらいを下っていくものです。途中の風景などの写真を撮りながらゆっくり下りました。
 碓氷峠は標高差が大きいことから鉄道にとっても難所で、その昔には山岳鉄道と同じ技術を用いた「アプト式」という形式を採用して峠を越えて軽井沢へ辿りついていたそうです。今では新幹線が難なく峠越えをしていますが。。。
 今回の稿で添付した写真はその「アプト式」を採用していた頃に使われていた「碓氷第三橋梁」という橋梁です。鉄やコンクリート造ではなく、レンガ200万個(!)を用いて作られたこの橋は、明治26年から昭和38年まで使われていたそうです。この橋を下から眺めていると、遠い明治の時代の土木技術が既に高いレベルにあったことが伺えます。

 今回の軽井沢行、上にも書きましたが私の好きな漫画にからめてもう1回書いてみます


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