根がらみ前水田(東京都羽村市)

のち

　今日は未明まで東京多摩地区は雪が降りました。この地区で4月の中旬に雪が降ったのは記憶に無いと思います。
　お昼頃には一転して晴れ間が見えてきたので、あきる野市にある「西多摩霊園」に出かけ、予定していた墓参を済ませました。愛犬も一緒だったので、彼の散歩のためにカーナビで良さそうな場所を探したところ、5kmくらいのところに羽村市の「水上公園」が表示されました。この公園の近くにチューリップが綺麗な場所があることを思い出して行ってみました。「根がらみ前水田」です。

　6月から10月は稲作地として使われますが、休耕中はチューリップ栽培が裏作で行われるそうです。約8ヘクタールの水田地に約20万本のチューリップが咲いており、今は丁度咲き誇っている時期でしょう。

　根がらみ水田は、羽村市の中心から一段低くなった多摩川河川敷の近くにあります。上の写真の奥に小高い丘が見えますが、その手前に多摩川が流れています。もう少し下流に移ると「玉川上水」の取水口があります。

　根がらみ水田には、チューリップの他にすいれんの栽培池もありました。6～9月に花が見られると看板に書かれていました。
　ここには「大賀ハス」も栽培されています。大賀ハスは、小学生の頃にその名前を知り、てっきり貴重なものだと思い身近に感じていませんでしたが、今では全国の各地に広められているそうで、この羽村にも近年になって栽培されるようになったそうです。
　大賀ハスは、7月下旬から8月上旬という短い期間の早朝だけ開花するそうです。その時期に早起きできれば撮影してみたいと思います。

　根がらみ水田では、今の時期「チューリップ祭」を開催しています。今日は北風が冷たく感じましたが、午後は晴れてたくさんの人が訪れていました。

　↓根がらみ前水田の地図です。