『魔法少女リリカルなのはViVid』アニメ 第6話
以下、アニメ第6話の感想になります。原作未読の方はネタバレにお気を付けください。
(原作話数→ Memory;12「試合開始」 Memory;13「マッチアップ・デュエル」 Memory;14「繋がれぬ拳」 )
<前回記事>
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第1話 「セイクリッド・ハート」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第2話 「アインハルト・ストラトス」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第3話 「本当の気持ち」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第4話 「ブランニュー・ハート」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第5話 「サプライズ・アタック」 感想
アニメ第6話は模擬戦が始まるところからスタート。各ポジションに分かれ、大人組と子供組が入り混じったこの模擬戦回は見どころも多く、この練習試合を経て、自分の見ていた世界が狭かったことに気付かされたアインハルトは、若い魔導師たちが魔法戦で覇を競う「インターミドル」に出場することを決意するのだから、序盤の山場とも言える回でしょうね。
まずは変身シーンからですが、これがなかなかに素晴らしい。アニメだからこそ出来る見せ方であった。
原作では12人の変身シーンを見開きでまとめているのですが、これは漫画という媒体なら当然でしょう。人数が多い場合一人一人に焦点を当てて描くというのはページ数をかなり割きますし、見開きにドンっ!とまとめた方がまとまりがあって読みやすいですから。
漫画とアニメの最たる違いとして、声や効果音が付くことももちろんそうですが、何といっても動きがあることでしょう。
しばしば名作と呼ばれる音楽漫画を読んで、このコマから「音が聞こえてくる」とかスポーツ漫画やバトル漫画を読んで「躍動感がある」という褒め言葉がありますが、音や躍動感の分野は漫画に比べてアニメの得意とする領域ですよね。(もちろん、漫画で表現する「躍動感」とアニメのそれとではまた趣が変わってくるので、一概にどちらが良いとは言えませんが。)
そして、「魔法少女」作品にとって変身シーンはいわば一つの見せ場。キャラが多いですから、『The MOVIE 2nd A's』の時のなのはさんとフェイトの変身シーンのように一人一人を緻密に描くというのは尺の問題上難しいので、ある程度簡略化されるのは当然ですが、躍動感溢れる描写とカラフルなエフェクトが相まって今回も素晴らしい変身シーンだったのではないでしょうか。
スバルとノーヴェ、キャロとルーテシアもデバイスの形が似ているため対称的に描かれているわけだけど、とりわけなのはさんとフェイトの左右対称で対照的な構図は良かったなと。
左手で愛機を持ち、白を基調とした全体的に明るい服装のなのはさんと、右利きで白色のジャケットを着てはいるものの(ソニックフォームではジャケットは描かれないですし)黒を基調とした服装のフェイトをこうやって対照的に見せるというのは素晴らしいの一言。何といっても「始まりの二人」だからね。この二人を対にした描写があるのはファンの気持ちを心得ている証拠である。
前回に引き続きくるっとターンして笑顔である。変身シーンでコロナちゃんに与えられた時間はものの7,8秒。なのにこの存在感。圧倒的である。今回の変身シーンの見どころ、すべてコロナちゃんに持っていかれたレベル。見入る。ただただ見入った。背中に羽が生えていたら天使と見間違えちゃうね!いや、むしろコロナちゃんの背中に羽が見えるまであるよね。
白である。この角度からだと柄があるようには見えないのだが、この瞬間において柄などはもうさして重要ではない。アニメ第1話の時点で僕は既に一度学習した。大切なのは予期せぬパンチラであったことだ。原作にもないシーンだからね。あざとくない、狙っていない。まさに無地で真っ白なパンツのごとく純真無垢なコロナちゃんらしい不慮の事故である。柄なんて大した問題ではないのである。また一つコロナちゃんは大切なことを気付かせてくれました。
なぜだろう、この角度から見るとコロナちゃんの背中に付いているリボンが羽に見えてきた。やっぱり、コロナちゃんは天使(ry...。
ブランゼルになりたいだけの人生だった...。
しかしあれですね、リオの魔法も凄くアニメに映えるものなんですけど、コロナちゃんのゴーレム創成も迫力満点である。戦闘の才能に長けてはいないと自覚しているコロナちゃんが胸を張って誇れる魔法なのだ。アニメでも『叩いて砕け「ゴライアス」!!』が聞けただけで感無量である。
パンチラを見せてくれたと思ったらこのドヤ顔。一生懸命闘っているからね、パンツ見えちゃったことに気付かないのも無理ないよね。
そりゃ、乗ったままグルグル回ったら目が回りますよんwまぁね、そうは言ってもコロナちゃんがブランゼルを貰ってからこれが初陣ですからね。実践の中でいろいろと学んでいくというのも練習試合の醍醐味ですから、全く問題はないのである。
うむ。今回はたくさんの表情をしたコロナちゃんが見れた良質な回だった。もう、これ実質コロナちゃん回と言えるよね。むしろ、毎回コロナちゃん回まであるかもしれない。
我々はまた勝利してしまった。敗北を知りたいとはまさにこのことである。
コロナちゃんvsリオがデッドヒートしている中、やはりこの回はなのはさんvsアインハルトも熱いよね。アインハルトの拳をさばきながら、なのはさんはアインハルトがいかに本気かを知るんですよ。戦技教導官ですから、その拳の重さを感じればどれだけの練習を――どれだけの想いが積まれているのかわかるというものでしょう。この立ち合いの最中では、あくまでも教導官としての目線でアインハルトを分析しているわけです。
でもね、アインハルトが見せた「繋がれぬ拳」でなのはさんの表情が少し本気になるところが良いよね。
そして、この「ストライク・スターズ」ですよ。やっぱり、魔法戦ってアニメ映えするものが多いし、リオの魔法もコロナちゃんの魔法も本当に迫力満点なのだけど、なのはさんの魔法はやっぱりその迫力を凌駕してくるよね。最大出力に制限が付いているにもかかわらずそんなものお構いなしの威力、さすがなのはさん。始まりの主人公にして、エース・オブ・エースの名は伊達じゃない。
これはなのはさん流の洗礼、もとい贈り物だよね。真剣なアインハルトの拳を受けて、これからもっと彼女が成長していくことを期待して、なのはさんが贈るものは言葉ではなく本物の砲撃なのである。それはどんなアドバイスよりも彼女の心に響くものだから。
そして、敗北の中でも確かに感じた手ごたえ。その一撃は確かになのはさんの表情を変えた。覇王流の新たな可能性を見たアインハルトはもっともっと確かめたい――そう強く思うのだった。
今回も2人でセリフを担当。まぁ、キャラも多いしそのほうがいいかもしれないね。
来週で原作の第3巻が終わるところまではいくのかな。もしそうなら、八神家はもちろん、番長やヴィクター・ジーク達もアニメ初お披露目だから楽しみだ。ついにミウラが出る!ミウラが!
以下、アニメ第6話の感想になります。原作未読の方はネタバレにお気を付けください。
(原作話数→ Memory;12「試合開始」 Memory;13「マッチアップ・デュエル」 Memory;14「繋がれぬ拳」 )
<前回記事>
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第1話 「セイクリッド・ハート」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第2話 「アインハルト・ストラトス」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第3話 「本当の気持ち」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第4話 「ブランニュー・ハート」 感想
魔法少女リリカルなのはViVid アニメ 第5話 「サプライズ・アタック」 感想
アニメ第6話は模擬戦が始まるところからスタート。各ポジションに分かれ、大人組と子供組が入り混じったこの模擬戦回は見どころも多く、この練習試合を経て、自分の見ていた世界が狭かったことに気付かされたアインハルトは、若い魔導師たちが魔法戦で覇を競う「インターミドル」に出場することを決意するのだから、序盤の山場とも言える回でしょうね。
まずは変身シーンからですが、これがなかなかに素晴らしい。アニメだからこそ出来る見せ方であった。
原作では12人の変身シーンを見開きでまとめているのですが、これは漫画という媒体なら当然でしょう。人数が多い場合一人一人に焦点を当てて描くというのはページ数をかなり割きますし、見開きにドンっ!とまとめた方がまとまりがあって読みやすいですから。
漫画とアニメの最たる違いとして、声や効果音が付くことももちろんそうですが、何といっても動きがあることでしょう。
しばしば名作と呼ばれる音楽漫画を読んで、このコマから「音が聞こえてくる」とかスポーツ漫画やバトル漫画を読んで「躍動感がある」という褒め言葉がありますが、音や躍動感の分野は漫画に比べてアニメの得意とする領域ですよね。(もちろん、漫画で表現する「躍動感」とアニメのそれとではまた趣が変わってくるので、一概にどちらが良いとは言えませんが。)
そして、「魔法少女」作品にとって変身シーンはいわば一つの見せ場。キャラが多いですから、『The MOVIE 2nd A's』の時のなのはさんとフェイトの変身シーンのように一人一人を緻密に描くというのは尺の問題上難しいので、ある程度簡略化されるのは当然ですが、躍動感溢れる描写とカラフルなエフェクトが相まって今回も素晴らしい変身シーンだったのではないでしょうか。
対照的な構図
スバルとノーヴェ、キャロとルーテシアもデバイスの形が似ているため対称的に描かれているわけだけど、とりわけなのはさんとフェイトの左右対称で対照的な構図は良かったなと。
左手で愛機を持ち、白を基調とした全体的に明るい服装のなのはさんと、右利きで白色のジャケットを着てはいるものの(ソニックフォームではジャケットは描かれないですし)黒を基調とした服装のフェイトをこうやって対照的に見せるというのは素晴らしいの一言。何といっても「始まりの二人」だからね。この二人を対にした描写があるのはファンの気持ちを心得ている証拠である。
圧倒的なまでの天使感
前回に引き続きくるっとターンして笑顔である。変身シーンでコロナちゃんに与えられた時間はものの7,8秒。なのにこの存在感。圧倒的である。今回の変身シーンの見どころ、すべてコロナちゃんに持っていかれたレベル。見入る。ただただ見入った。背中に羽が生えていたら天使と見間違えちゃうね!いや、むしろコロナちゃんの背中に羽が見えるまであるよね。
神の視点
白である。この角度からだと柄があるようには見えないのだが、この瞬間において柄などはもうさして重要ではない。アニメ第1話の時点で僕は既に一度学習した。大切なのは予期せぬパンチラであったことだ。原作にもないシーンだからね。あざとくない、狙っていない。まさに無地で真っ白なパンツのごとく純真無垢なコロナちゃんらしい不慮の事故である。柄なんて大した問題ではないのである。また一つコロナちゃんは大切なことを気付かせてくれました。
なぜだろう、この角度から見るとコロナちゃんの背中に付いているリボンが羽に見えてきた。やっぱり、コロナちゃんは天使(ry...。
創成起動――
ブランゼルになりたいだけの人生だった...。
しかしあれですね、リオの魔法も凄くアニメに映えるものなんですけど、コロナちゃんのゴーレム創成も迫力満点である。戦闘の才能に長けてはいないと自覚しているコロナちゃんが胸を張って誇れる魔法なのだ。アニメでも『叩いて砕け「ゴライアス」!!』が聞けただけで感無量である。
ドヤ顔、だが、かわいい。
パンチラを見せてくれたと思ったらこのドヤ顔。一生懸命闘っているからね、パンツ見えちゃったことに気付かないのも無理ないよね。
グルグル目が回る、ドジっ娘かわいい。
そりゃ、乗ったままグルグル回ったら目が回りますよんwまぁね、そうは言ってもコロナちゃんがブランゼルを貰ってからこれが初陣ですからね。実践の中でいろいろと学んでいくというのも練習試合の醍醐味ですから、全く問題はないのである。
慌てるコロナちゃん
うむ。今回はたくさんの表情をしたコロナちゃんが見れた良質な回だった。もう、これ実質コロナちゃん回と言えるよね。むしろ、毎回コロナちゃん回まであるかもしれない。
我々はまた勝利してしまった。敗北を知りたいとはまさにこのことである。
戦技教導官としての血が騒ぐ“エース・オブ・エース”
コロナちゃんvsリオがデッドヒートしている中、やはりこの回はなのはさんvsアインハルトも熱いよね。アインハルトの拳をさばきながら、なのはさんはアインハルトがいかに本気かを知るんですよ。戦技教導官ですから、その拳の重さを感じればどれだけの練習を――どれだけの想いが積まれているのかわかるというものでしょう。この立ち合いの最中では、あくまでも教導官としての目線でアインハルトを分析しているわけです。
でもね、アインハルトが見せた「繋がれぬ拳」でなのはさんの表情が少し本気になるところが良いよね。
本物の砲撃
そして、この「ストライク・スターズ」ですよ。やっぱり、魔法戦ってアニメ映えするものが多いし、リオの魔法もコロナちゃんの魔法も本当に迫力満点なのだけど、なのはさんの魔法はやっぱりその迫力を凌駕してくるよね。最大出力に制限が付いているにもかかわらずそんなものお構いなしの威力、さすがなのはさん。始まりの主人公にして、エース・オブ・エースの名は伊達じゃない。
これはなのはさん流の洗礼、もとい贈り物だよね。真剣なアインハルトの拳を受けて、これからもっと彼女が成長していくことを期待して、なのはさんが贈るものは言葉ではなく本物の砲撃なのである。それはどんなアドバイスよりも彼女の心に響くものだから。
そして、敗北の中でも確かに感じた手ごたえ。その一撃は確かになのはさんの表情を変えた。覇王流の新たな可能性を見たアインハルトはもっともっと確かめたい――そう強く思うのだった。
フェイト「リリカルマジカル」
なのはさん「がんばります!」
なのはさん「がんばります!」
今回も2人でセリフを担当。まぁ、キャラも多いしそのほうがいいかもしれないね。
来週で原作の第3巻が終わるところまではいくのかな。もしそうなら、八神家はもちろん、番長やヴィクター・ジーク達もアニメ初お披露目だから楽しみだ。ついにミウラが出る!ミウラが!
かなり古いアニメですが劇場版アキハバラ電脳組の一斉変身を思い出しました。あれも変身というよりも舞台を見ているような映像で挿入歌もあって非常に完成度の高い変身シーンでした。