咲-Saki- 第171局
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第170局 「菓子」 感想)
前回、照のアドバイスによって自身の力を向上させた即席チームのメンバーたちは、照の元へやってくると、「お願い」があると申し出た。
そうそう、お菓子が食べたくて・・・って、なぜそうなるの...(笑)
お菓子を要求されるのかと思い、不安そうな表情を浮かべる照だけど、わざわざ改まって「お菓子ほしいんです」なんて言われたら、それこそ怖いでしょ...(笑) どんだけ、お菓子が大切なのこの子...。ホント、悪い人に付いていっちゃダメですよ!
さて、本題。
なるほどね~。てっきり、チームメイトないしはコーチとかどんな形であれ、照を勧誘するためにやってきたのかと思いきや、彼女たちのお願いは他の部員にも自分たちと同じようにアドバイスをして欲しいというもの。
このままいけば彼女たちがレギュラーに選ばれることはまず間違いないだろうに、あえて照にこういう相談を持ち掛けるとはすばらな心持ちだね。
照のアドバイスがあれば、自分たちより強くなる人が出てくるかもしれない――。部員全員に公平にレギュラーを勝ち取ることのできる機会を提示したいという想いの表れなのか、なんにせよ白糸台高校麻雀部というチームのことをきちんと考えていないとなかなか切り出せない提案だよね。
部員みんなで強くなって、その結果レギュラーを勝ち取った人間が大会に出場するというのは非常に正しい考え方だし、自分たちも、部員のみんなも納得がいくことは間違いないね。
照のアドバイスを受けたことで、全体のレベルアップを図ることに成功した白糸台高校麻雀部。だが、それでももっとも強かったのは、照が一番最初に選んだ最初の5人であった。
まぁ、元々のスコアトップ5の人たちはさておき、照魔鏡を持つ照が麻雀部の練習を一通り見学した結果可能性を感じて選んだ5人なのだから、当然と言えば当然なのかもしれないが。
あと、白糸台高校麻雀部特訓の風景を切り取った見開きの中に、栞さんが照にパンケーキを作ってあげている描写があるのがおもしろい...(笑) 栞さんのエプロン姿はもちろんかわいいが、おやつを前にしてそわそわしている照の小動物っぷりも対局中とのギャップが凄くて、これまたかわいい。
さて、練習中の一幕。聴牌からの暗槓で嶺上開花を狙った栞さんだが、親にドラを乗せた上にその嶺上牌で放銃をしてしまった。これを受けて、「カンはあまりいいことがない」、「嶺上開花は狙うような役でもない」という話題を栞さんと棚橋先輩がもらすと、すかさず照が異論を唱え始める。
嶺上牌のツモだけでとんでもないことをやってのける打ち手――。
照は咲さんの麻雀をどう想っているのだろう。事あるごとに、咲さんの麻雀を引き合いに出しては、思うところがある様子だけれど、過去に何かあったのだろうか。もっとも、咲さんに「嶺上開花」という役の名前を教えたのは当の照本人ではあるのだけど。
それと「なんでもかんでもで和了りまくるプレイヤー」というのは、慕ちゃんのことだよね。この時点の慕ちゃんがどうなっているかはわからないけれど、朝酌女子も全国に進んでいる以上、慕ちゃんもそれなりに有名なプレイヤーとして名前が知れ渡っている可能性は十分にありうるし。
さて、麻雀というものに触れるたびに咲さんのことがちらついているように見える照だが、そんな照を菫さんは再び麻雀の道に誘おうとする。
そいつら...。確かに事情を知らなければ、「プラマイゼロにするヤツ」と「嶺上牌を使うヤツ」が一緒だとは普通思わないか。
片方でも十分に異常な特性だが、そのどちらもが同一人物のことを指しているなんて、通常の感覚ではちょっと考え付かないよね。
そして、照は菫さんの誘いになおも、ためらいを見せる...。あまりにも強すぎる才を持ってしまったが故の孤独。楽しむためにやるはずの麻雀が結果的に相手を傷付けてしまう可能性を秘めている。楽しみを共有できない孤独。「特別」だからこその悩み。「特別」というのは時に人を孤独にする...。衣がそうであったように...。
それでもなお、菫さんは照という「特別」を受け入れる。衣を「特別」から解放したのは咲さんだったが、「特別」すぎる存在だった照を孤独から解放するきっかけとなる言葉は菫さんのこの一言なのかもしれない――。
惚れた!いやいや、これは惚れるでしょ。菫さんかっこよすぎるもの。ハートが射抜かれるっつーの!シャープシューターの異名も伊達じゃないな!
いやー菫さんが本当にかっこいいわ。ホントに高1なの...?ってくらい大人だし、包容力が桁違いすぎる...。
それにしても、宮永姉妹の出発地点は同じだったんだね。咲さんは照に会うために、照は咲さんとの縁をつなぐために――。もちろん、2人をつなぐものは麻雀です。照が麻雀を再び始め、インターハイに王者として君臨したからこそ、咲さんがお姉ちゃんに会うために再び麻雀を始める。だから、菫さんの言うとおり『咲-Saki-』という物語の全てはここから始まり、ここからつながっていく。そして、お互いの想いが交わるインターハイの舞台でいったいどんなドラマが待ち受けているのか。もう、楽しみで仕方ありません..!
ひとまず、白糸台高校の物語はまだまだ続きそうですね。再び動き出す宮永照の麻雀――その序章がついに始まる。
次回、3/17発売号で掲載予定。
以下、咲-Saki-本編最新話の感想になりますので未読の方はネタバレにお気を付けください。
(前回の感想はこちら→咲-Saki- 第170局 「菓子」 感想)
前回、照のアドバイスによって自身の力を向上させた即席チームのメンバーたちは、照の元へやってくると、「お願い」があると申し出た。
お菓子
そうそう、お菓子が食べたくて・・・って、なぜそうなるの...(笑)
お菓子を要求されるのかと思い、不安そうな表情を浮かべる照だけど、わざわざ改まって「お菓子ほしいんです」なんて言われたら、それこそ怖いでしょ...(笑) どんだけ、お菓子が大切なのこの子...。ホント、悪い人に付いていっちゃダメですよ!
さて、本題。
公平
なるほどね~。てっきり、チームメイトないしはコーチとかどんな形であれ、照を勧誘するためにやってきたのかと思いきや、彼女たちのお願いは他の部員にも自分たちと同じようにアドバイスをして欲しいというもの。
このままいけば彼女たちがレギュラーに選ばれることはまず間違いないだろうに、あえて照にこういう相談を持ち掛けるとはすばらな心持ちだね。
照のアドバイスがあれば、自分たちより強くなる人が出てくるかもしれない――。部員全員に公平にレギュラーを勝ち取ることのできる機会を提示したいという想いの表れなのか、なんにせよ白糸台高校麻雀部というチームのことをきちんと考えていないとなかなか切り出せない提案だよね。
部員みんなで強くなって、その結果レギュラーを勝ち取った人間が大会に出場するというのは非常に正しい考え方だし、自分たちも、部員のみんなも納得がいくことは間違いないね。
最初の5人
照のアドバイスを受けたことで、全体のレベルアップを図ることに成功した白糸台高校麻雀部。だが、それでももっとも強かったのは、照が一番最初に選んだ最初の5人であった。
まぁ、元々のスコアトップ5の人たちはさておき、照魔鏡を持つ照が麻雀部の練習を一通り見学した結果可能性を感じて選んだ5人なのだから、当然と言えば当然なのかもしれないが。
あと、白糸台高校麻雀部特訓の風景を切り取った見開きの中に、栞さんが照にパンケーキを作ってあげている描写があるのがおもしろい...(笑) 栞さんのエプロン姿はもちろんかわいいが、おやつを前にしてそわそわしている照の小動物っぷりも対局中とのギャップが凄くて、これまたかわいい。
さて、練習中の一幕。聴牌からの暗槓で嶺上開花を狙った栞さんだが、親にドラを乗せた上にその嶺上牌で放銃をしてしまった。これを受けて、「カンはあまりいいことがない」、「嶺上開花は狙うような役でもない」という話題を栞さんと棚橋先輩がもらすと、すかさず照が異論を唱え始める。
嶺上開花
嶺上牌のツモだけでとんでもないことをやってのける打ち手――。
照は咲さんの麻雀をどう想っているのだろう。事あるごとに、咲さんの麻雀を引き合いに出しては、思うところがある様子だけれど、過去に何かあったのだろうか。もっとも、咲さんに「嶺上開花」という役の名前を教えたのは当の照本人ではあるのだけど。
それと「なんでもかんでもで和了りまくるプレイヤー」というのは、慕ちゃんのことだよね。この時点の慕ちゃんがどうなっているかはわからないけれど、朝酌女子も全国に進んでいる以上、慕ちゃんもそれなりに有名なプレイヤーとして名前が知れ渡っている可能性は十分にありうるし。
さて、麻雀というものに触れるたびに咲さんのことがちらついているように見える照だが、そんな照を菫さんは再び麻雀の道に誘おうとする。
麻雀――宮永姉妹をつなぐもの
そいつら...。確かに事情を知らなければ、「プラマイゼロにするヤツ」と「嶺上牌を使うヤツ」が一緒だとは普通思わないか。
片方でも十分に異常な特性だが、そのどちらもが同一人物のことを指しているなんて、通常の感覚ではちょっと考え付かないよね。
そして、照は菫さんの誘いになおも、ためらいを見せる...。あまりにも強すぎる才を持ってしまったが故の孤独。楽しむためにやるはずの麻雀が結果的に相手を傷付けてしまう可能性を秘めている。楽しみを共有できない孤独。「特別」だからこその悩み。「特別」というのは時に人を孤独にする...。衣がそうであったように...。
たしかにお前と打ったら すごくヘコむかもしれないな
座れよ 宮永
座れよ 宮永
それでもなお、菫さんは照という「特別」を受け入れる。衣を「特別」から解放したのは咲さんだったが、「特別」すぎる存在だった照を孤独から解放するきっかけとなる言葉は菫さんのこの一言なのかもしれない――。
始めよう 全部ここからだ
惚れた!いやいや、これは惚れるでしょ。菫さんかっこよすぎるもの。ハートが射抜かれるっつーの!シャープシューターの異名も伊達じゃないな!
いやー菫さんが本当にかっこいいわ。ホントに高1なの...?ってくらい大人だし、包容力が桁違いすぎる...。
それにしても、宮永姉妹の出発地点は同じだったんだね。咲さんは照に会うために、照は咲さんとの縁をつなぐために――。もちろん、2人をつなぐものは麻雀です。照が麻雀を再び始め、インターハイに王者として君臨したからこそ、咲さんがお姉ちゃんに会うために再び麻雀を始める。だから、菫さんの言うとおり『咲-Saki-』という物語の全てはここから始まり、ここからつながっていく。そして、お互いの想いが交わるインターハイの舞台でいったいどんなドラマが待ち受けているのか。もう、楽しみで仕方ありません..!
ひとまず、白糸台高校の物語はまだまだ続きそうですね。再び動き出す宮永照の麻雀――その序章がついに始まる。
次回、3/17発売号で掲載予定。
こりゃファンがいて当然だわな
パンケーキに釣られるテルーがかわいいし、白糸台の日和もっと読みたいなあ。
172局も期待。
しかしこの後に5決の続きやるんかなー。
5決も読みたいけどこの流れなら決勝やった方が綺麗だよね
まぁ同じ卓は使わないんだから同時進行はありうるけど