二重生活~ふたえぐらし

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Golden Circle vol.04[ライブレポ]

2003-07-05 17:55:23 | 日記
7/5(土)渋谷La.mama
「Yohito Teraoka Presents『Golden Circle vol.04』」
寺岡呼人、銀杏BOYZ、大槻ケンヂ、遠藤ミチロウ


1.ヘイ・ユー・ブルース
2.日本印度化計画
3.アベルカイン
4. ジェロニモ
5.声がなくなるまで





渋谷ラママでライブ。
会場前、寺岡呼人様宛てに「ゆず」から花束が届いてます。
今日は当日券買おうと思ってました。
面子のわりに小さな会場で心配だったんですが、当日券、30人限定くらいで出て、無事入れました。
ライブとは全然関係ないらしい通りすがりのOL風お姉さんが
「え、大槻ケンヂがでてるよ!?大槻ケンヂだって!」と笑い崩れていきました。
なんなんだ、昔ファンだったとか?

銀杏BOYZ目当てか、周りは若い人(中高生ぐらい?)がたくさん。
みんなゴイステシャツ着てるな、と思ったら、銀杏BOYZってゴイステのボーカルのバンドなのね。
始めて知りました。
漏れなく首にタオル巻いててちょっと可笑しい。
しかしトイレでTシャツに着替えるのはやめてほしい。すごい迷惑。
ロリータさん達もぽつりぽつりと。
ゴイステシャツの若者が、オーケンと忌野清志郎が同い年ぐらいじゃないかと話していて内心ウケる。
オーケンのが20歳ぐらい若いよ。

最初の出演は主催者の寺岡呼人バンド。
始めて見ましたが、寺岡呼人氏は声にも歌詞にも癖がなく、顔が可愛い爽やか好青年。
他の出演者に比べると主催者でありながら浮いてさえいる容姿と音楽性。
呼人氏のファンもあんまり来てなかったんじゃないだろうか。
しかし遠藤ミチロウさんと銀杏Boysを「お爺さんと孫」に喩えるあたり、ある意味いい度胸なのかもしれない。
ミチロウさんにお爺さんて、なかなか言えないぞ普通。


次に銀杏BOYZが登場。会場中が沸き立ちます。
私はちょっとひいて後ろの方で眺めてましたが、すごい大騒ぎ。
なるほどTシャツ首タオルで来るわけだな、と言った感じ。
ボーカルのミネタ氏は見事なアフロなんですが、ダイブしたときに髪むしられまくってました。
大丈夫か?
MCは宮沢賢治ネタがでたり、なんだかよくわからない。
ルックスは、目がぎょろっとして、ちょっと町蔵系。

銀杏BOYZのあとはオーケンの番に。
比較的すいたので前の方へいったところ、周りの人は汗だく。
足元はタオルとチラシが散らばりまくってぐっちゃぐちゃ。
ステージにはいつものヌンチャクが運ばれ、MC表がべたべた貼られていきます。
しかしすいたのはいいけど、それはそれでちょっと面白くなかった私。
ゴイステファンもオーケン見てけって!

で、オーケン。
アンプラグドで出るのかと思いきや、寺岡呼人バンドと一緒に出演。
そろそろおなじみの羽根をつけて出てきたかと思うと、唐突にヘイ・ユー・ブルースから。
「スーパーフリーの和田さんに、おーかーさーれーたーい!」
「パラパラ踊ってくださいよー!」
不謹慎とか言う問題じゃないな、もう。
殺された一家四人はヤクザだったとか、どいつもこいつもヤクザなんだとか、よくわからないことも叫ぶ。
「単純な奴らめ!」と客席に向かって。
私は前の方で喜んでたけど、後ろの方はひいてたんじゃないか…。

その後MCへ。
オーケンは銀杏BOYZに挨拶するとき「イチョウボーイズさんですよね!」とかましたんだそう。
そこにマネージャーが慌てて「違いますよ!キンチョウボーイズですよ!」とフォローになってないフォローを。
めっちゃめちゃ失礼なコンビだな。
若い人のことはよくわからないと。
「アンジーレピッシュバクチクジュンスカならわかるんですが」

しかし同世代だけど、呼人くんはなんで結婚しないの?とふって、
いつもの「嫁がこないのはなんでだー!」って話に。
「糖尿の気があるからか?」とか言ってたような気がする。

「10代いるかー!」客「イエーイ!」「死んじまえー!」
「30代いるかー!」客「イエーイ!」「更年期障害に気をつけろ!」
と言うやり取りも。
死んじまえ、て。更年期障害て。

「筋少の曲歌おうと思ったんだけど、もう40近くにもなって、俺にカレーを食わせろ、もねぇ?」
なんて言ってると、なんと日本印度化計画の前奏が!
「高木ブーとどっちがいいんだー!?」
オールドファンはふりつけ(?)完璧。私はこの曲ライブでは初めて。
「日本を印度に」 客「しってしまえー!」って掛け合い、客の元気よさに苦笑していたよう。
やっぱり筋少の曲だと盛り上がりが違うのか。

「昔は筋肉少女帯ってバンドをやってて、ゴーバンズや米米倶楽部にもいましたからね」
もちろん冗談なんだけど、客席からは「えーっ」って低い声が。
ダメだよオーケン、大槻ケンヂは元米米って、信じちゃった子がいそうだよ。

その後アベルカイン、ジェロニモ。
ジェロニモでは被り物(酋長みたいなやつ)をつけ
「笑うとこじゃねーぜ!」
「可愛いかー!?」客「可愛いー」
「ロックミュージシャンはね、10代は可愛いの、20代はフェロモンがでるの。
30代になると疲れてきて、40近くなるとまた可愛くなるの」
とご高説を。
40近くなるとまた可愛くなる。そうですか。

ちょっと呼人氏と話したりもして。
寺「大槻君!リハとは全然違うじゃん!」
リハーサルと本番ではテンションが全然違うらしいオーケン。
あと、リハーサルの時と本番では曲を変えたんだって。
「銀杏BOYZの若さに対抗して渋くいこうと…」
で、渋く行った結果がヘイユーブルースに日本印度化計画。渋すぎる。
最後はオーケンが昔からずっと歌いたかったというJSWの「声がなくなるまで」


オーケンが退場して、トリは遠藤ミチロウさん。
さらに人が減るかと思いきや、逆に前の方が混んでくる。
”あの”遠藤ミチロウを一目見ておこうってことだったのかな。結構意外。

でも、今回のライブではちょっと声が出てなかったような気がします。
それでも圧倒的な迫力はあるんだけど。
で、今回はゲスト出演のせいかミチロウさんにしてはMC多め。

「僕が山形を出た年に銀杏Boysの諸君が生まれたんで」
山形を出た年というと、多分ミチロウさんが音楽を始めた年なのかな。
2~30歳違うんだろうか。
「銀杏ボーイズが10代、20代、呼人君が30代、僕が50代で、僕は、大槻君は40代だと思ってたんですが…、
30代でしたね。あの人は性格がふけてるから」
個人的に、この一言が今ライブ中一番ウケた。
遠藤ミチロウに性格がふけていると言われる男、大槻ケンヂ。

ミチロウさんと呼人氏は前々からの知り合いだそう。
「呼人くんとはちょっと人に言えない関係で…」
何かと思ったら、ミチロウさんは呼人氏のお母さんと友達なんだとか。
 
 
最後の最後は全員出演。
銀杏のメンバーは顔にひび書いたり(筋少時代のオーケン風)、
目の周り黒くぬったり(アンジー?ミチロウ?)して登場。
オーケンはデジカメもって出てきてあたりを撮ろうとしてたけど、
気づいてもらえず進行されてしまい、演奏が始まって慌ててポケットにしまってました。

全員でスターリンの「天ぷら」と「ロマンチスト」を合唱。
かなりの盛り上がり。
私は最前にいたんですが、ステージ上から客席に乗り出してバランス崩したミチロウさんに、
がしっと腕を掴まれたのが幸せでした。
オーケンも控えめながら客席に乗りだし気味。珍しく客に触られてました。
ただ、銀杏Boysのミネタ氏がちょうど私のところから客席に登ってこうとして、
私の頭の上にミネタ氏の腹がのっかる状態になって、正直、超邪魔。
オーケンが!ミチロウさんが目の前にいるのに近寄れない!とか思って。
彼はステージ上でごろんごろん転がり(多分偶然ながら)ミチロウさんに背中から蹴りいれていました。
やっぱり若さが違うのか。
 
 
生カレー、生天ぷらが聞けて、ミュージシャンも近くて、かなりお特感のあるライブでした。

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