読書の秋にぴったり！ホラー絵本

なんのオチもない、ちょーホラーな絵本、見つけました。
その名も
『しりっぽおばけ』ほるぷ出版

舞台は、アメリカのかたいなか、テネシーのふかーい森。
そこに、３匹の犬と、ひとりのじっさまが暮らしておりました。
ある日、狩にでかけたものの、うさぎ１匹しか捕れず、腹をすかせてうとうとしていたところ、何者かが小屋に忍び込んできた。
じっさまは、斧を持ち、きみょうなやつの太くてふさふさしておいしそうなしっぽを切り落として、食っちまいました。
その夜から、ガリガリガリ!という奇妙な物音とともに、
「しりっぽ、しりっぽ！
おれの　しりっぽ・・・・・！」
という不気味な声が・・・・・！！
その後、犬たちは謎の失踪をとげ、遂にはじっさまも・・・・・・！！！

ぎゃーーーーーー！！！

笑いオチ、全然なし！
じっさまが、八つ裂きにされるとこなんて、目を覆うちゃうんですけど。
子どもの絵本だなんて、たかをくくってた私が甘かった。
娘１号は、青ざめてしまい、本に触ることさえ、恐ろしがる始末。

でも、『ブレアウィッチ・プロジェクト』を思わせる、深い森。
『１３日の金曜日』のように、夜な夜な訪れる恐怖。
息を呑むこの展開、もうちっと大きな子どもなら、、シーンとして聞くだろうこと、うけあいです。
このお話、アメリカでは有名な民間伝承で、作者のガルトン親子が絵本にしたんだそうですよ。
怖いお話が大好きな子に、ぴったりです。
精神的ホラー大好きな私にも、ぴったりでした。