昨日房総で見つけた、誰が見ても分る正真正銘“ススメバチ”の巣です。
台所の窓から見上げて撮った写真です。
メロンくらいの大きさです。
夫が換気扇の下でタバコを吸いながら「あれ、蜂の巣?」って聞くから「どれ?」って見上げたらこれです。
見た瞬間、「あちゃ~、やられたぁ~」って感じ。
去年はツツジの木の間で、人の膝くらいの高さに作ったので、その辺りは注意してたんですが、今回は上?…。
実は先週、まさしくツツジの木の間に作ってあった“アシナガ蜂”の巣の近くで、夫が指を刺されました。
首から何かが入ったので手で取ろうとしてやられました。
患部をぎゅっとつまんで毒を出し、念のためスズメバチ用に買ってあったポイズン・リムーバで吸い出すと、黄色い毒と思われる液体が出てきました。
それをしたら、今までの痛みが嘘のように引いたそうです。
去年の10月にも紹介した“ポイズン・リムーバ”。蜂や蛇の毒を吸い出すもの。
アシナガバチは巣を刺激しない限り、あまり攻撃してくる事が少ないので、ここに巣がある事は以前から承知していましたが(この巣も夫が発見)、気にしていませんでした。
実際、敷地の入口にあって、すぐ横に車を停めて人が出入りしても、別に姿を見せるでも無し。
あまりにも存在を忘れさせたために、夫が刺された前日、私が鼻歌交じりに“草刈り君2号”でうっかり近くまで草を刈ってしまったら、10数匹のアシナガ蜂が一斉に私に向かって来たのでした。
この時は「ごめん、ごめん、ごめん」と念仏のように唱えながら猛ダッシュで逃げたので、難を逃れました。
ハチに刺されると言えば普通はアシナガ蜂である事が多いので、夫が刺されてもあまりびっくりしませんでしたが(まるで他人事)、調べてみるとアシナガバチもスズメバチ科なんですね。
『刺された時の痛みはスズメバチ以上とも言われる。』とか『アナフィラキシーショックにより死亡する事もある』と書いてあり、こちらも油断できません。
昔、「蜂は一度刺したら死ぬ」という名文句で有名になった女性がいましたが、正しくは「ミツバチは一度刺したら死ぬ」で、“かえし”があるミツバチと違い、スズメバチは毒液が残っている限り何度でも刺してくる。
そんな怖い蜂も、ミツバチは受粉で役に立ってくれるし、スズメバチやアシナガバチだって毛虫やイモムシなど、ヒトにとっての害虫を食べてくれるので、うちのように絶対に農薬は散布しないという家にとっては役に立ってくれる昆虫でもある。
それを承知で、やはり駆除をお願いした。
何も知らずにせっせと巣を作っている、(今のところ)何の罪も無い蜂達には大変気の毒ではあるけど、自分の命を引き換えに傍観しているほどの勇気がないのだ。
ところで、そのおっかないスズメバチの天敵、クマやヒトと並んでオニヤンマと書いてある。
今、房総の庭はトンボだらけ。
オニヤンマ、シオカラトンボ、イトトンボ、アキアカネ…。
アキアカネ…いわゆる赤とんぼ。これが飛ぶと秋っぽい。
カメラを向けると、「よっ、こんなこともできるぜ」と得意そうに逆立ちしてみせました。
秋と言えば、周りの田んぼは稲刈りが始まりました。
向かいの田んぼではこんな風にくるくるロールにしてあります。何に使うのでしょう。
暑くて、日中は何もできず、ちょっと消化不良ぎみ。
帰りは早めに出発して、ちょっと寄り道。
「犬も泳げる」と聞いていた、帰る方向の途中にある佐久間ダムに行ってみました。
泳ぎが大好きなラブラドール。
泳げると聞くと飼い主も泳がせたい。
今まで、海、川、湖…と水を求めてあちこち行きましたが、もう泳がすのは無理かしら?