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「2014年3月11日」に何が起きるのか? ふるい落とされないための「予測脳」

2014-03-05 | 情報リテラシー

皆様、こんにちは。原田武夫です。

今、マーケットでは「2014年3月11日」に注目が集まっているのをご存じでしょうか??
何故、そうなのでしょうか?
その時の焦点は一体何なのでしょうか??

つい先ほど、ヤフーニュース(個人)にアップロード致しました。
是非ご覧ください!!!

そして・・・
いつものとおり、このヤフーニュースの画面上で「いいね!」を一つ、お願い致します!!

http://bylines.news.yahoo.co.jp/haradatakeo/20140303-00033148/

 

https://www.facebook.com/iisia.jp/posts/10202962863295611


 

2014年3月3日 8時0分

「2014年3月11日」に一体何が起きるのか?何に備えるべきなのか??

越境する投資主体が熱く注目する「2014年3月11日」と予測脳

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私の英語公式ブログでも直近に書いたとおり、今、マーケットで米欧のいわゆる「越境する投資主体」たちが俄かに注目し始めている日付がある。それは「2014年3月11日」だ。より具体的に言うならば、このタイミングでマーケットが激変することを前提にこれら「越境する投資主体」たちは大量のマネーを仕掛け(bid)始めているのである。

無論、こうした事態になっていることをいわゆる「個人」が知る由もない。なぜならば公開されている経済関連媒体では、どこを見てもそんなことは全く書いてはいないからだ。だが、「メディアが書いていないこと」がイコール、真実ではないと早合点してしまってはならない。

私は私の研究所「全ての日本人に”情報リテラシー(information literacy)”を」をモットーに、2007年に設立登記した。”情報リテラシー”といってもなかなかピンと来ないかもしれない。簡単に言うと、「自分が気付いていなかったことを気づくための能力」を指す。

人は誰しも過去の体験に基づき、「これからこんなことが起きるだろう」と予測しながら日々暮らしている。そのために過去に体験したこと、学んだことに基づいてフレームワークを頭の中で創り上げている。そして今この瞬間に出会う出来事(オブジェクト)がそのフレームワークの中に落ちて来ると、「やはりそうだったか」と安心して前に進むのである。最新の脳科学研究で言うところの「予測脳(predicting brain)」だ。

ところが世の中ではこの「フレームワークの外側」に落ちてくる出来事(オブジェクト)というのも当然生じてくる。面白いのはその時、私たち人間が見せる反応には明らかに2パターンあるという点なのだ。すなわち一方ではこうした出来事を「事実」としてすんなり受け入れることが出来る人たちがいる。フレームワークを柔軟に変えることが出来るのだ。こういった人たちは全く問題がない。ところが他方ではこうした出来事が生じると、不快感を感じて仕方がない人たちも大勢いるのである。脳科学的に見ると、脳は常に「認知コスト」を低くするようにプログラミングされている。つまりある出来事を極力、省エネで認知出来るように仕組まれているのだ。そのためにフレームワークを頭の中に創るのだが、その外側に出来事が落ちてきてしまってはまたエネルギーが余分にかかってしまうのである。だからこそ私たちはそうした出来事に対して不快感を感じるというわけなのである。

”情報リテラシー”を身につける具体的なやり方を知る

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私の研究所が行っているのは以上の脳内メカニズムを前提に、いかにして自分の力でフレームワークを意識的に大きくし、柔軟にしていくことが出来るかという実践的な方法論の研究と、その伝授なのである。もっとも「予測」といっても、ある出来事が起きた後に云々すること(=評論)では意味がなく、またあれやこれやと逃げが効く世界を題材にしても効果はない。そのため、日々変動することが明らかであるグローバル・マクロ(国際的な資金循環)が織り成すマーケットとそれを取り巻く国内外情勢をテーマとしながら、次のようなやり方を提唱し、実践してきているのである(なおこの点については私の研究所の公式メールマガジン(無料)公式ブログでも随時解説してきている):

 

●まずは今後6か月間、さらにはその向こう側で起き得る出来事とその勘所(パラメーター)を記した「予測分析シナリオ」を熟読して頂く。これは過去に起きた出来事(オブジェクト)とその際の因果関係を網羅したものであり、だからこそ「こうなり得る」という形でフレームワークを事前に頭の中で拡大させるものである

●次に、憶測や思い込みではなく、ましてやいわゆる陰謀論(conspiracy theory)とは一線を画すべく、公開情報(open source)をインターネットで効率よく閲覧していく中で「今起きていること」(出来事=オブジェクト)を頭の中に吸収していく。仮にここで先ほどのフレームワークがずれていると感じた場合には、速やかに修正し、頭の中にしまい込んでおく。私の研究所はそのために毎日配信する教材を提供している

 

仕掛けられる「社会的操作」とは

もっともここでこうした教材を提供している側からすると非常に厄介なのが、米欧の「越境する投資主体」たちが時にはその政府当局と混然一体となって誤った方向へと私たちの脳内にあるフレームワークを導こうと明らかにすることである。そのために彼らは全世界をカヴァーする有名な経済メディアをジャックし、ある一つの情報を喧伝する。

これは脳科学の世界で言うところの「社会的操作」である。私たちの脳の中のフレームワークは過去の経験や学びからしか創ることが出来ない。すなわち私たちの外部環境からしかフレームワークは出来上がらないのだが、そのことを逆に利用すると、「外部環境」を操作されることを通じて、私たちの「予測脳」はものの見事に一つの方向へと捻じ曲げられてしまうのである。

そのため、公開情報(open source)を分析する際(OSINT)にはこのことを常に留意しなければならない。つまりもっともらしく書いてあるものの、マスメディア自身に悪意はなかったとしても、その情報提供者が私たちの脳内のフレームワークを誤った方向へとあえて変えようとして情報提供している可能性は常にあるのだ。すなわち「むしろ真実はここに書いてあることとは逆に動かされるのでは」と絶えず疑うという姿勢が必要になってくる。

ところがこれが私たち日本人には非常に難しいことなのである。我が国の社会には共通の了解が多い。文化人類学ではそうした共通の了解の多い社会のことを「ハイ・コンテキスト社会」と呼んでいる。

論争の多いこの概念だが、それでもなお直感的に「日本人社会はハイ・コンテキスト社会だ」ということが真正面から完全に否定されているわけではない。そしてそのことを前提に考えた場合、私たち日本人は「これが共通の了解」と想うと、それを疑うのではなく、まずはこれを理解し、自分のものにしてしまう習癖があることによくよく注意しなくてはならないのだ。つまりそれは外部から見ると、「社会的操作」を公開情報(open source)によって施すと、日本人はそれをあたかもこれから起きる真実だと思い、ものの見事に操作されてしまうことを意味しているからである。当然これはグローバル・マクロを日々分析し、その結果を発信している私の研究所も完全には逃れることのできない「罠」である。

公開情報分析(OSINT)と統計データ分析を組み合わせる

そのため私の研究所は金融マーケットを徹底して「統計データ」のみで分析している、国内にある別の研究所とアライアンスを組んでいる。とある有名国立大学の研究室との共同開発したプログラムを用い、過去720日分のデータを入力すると、この研究所の優れた分析者は経済指標毎に「どのタイミングでトレンド転換が生じ得るのか」を指摘することが出来るのだ。ベースとなるのは米欧の「越境する投資主体」やいわゆる国内機関投資家による”今この瞬間の投資行動”に関するデータである。そのため、深く掘り下げていけば彼らの「集合的無意識」をも炙り出してしまう分析ともなり得るのである。

もっとも「敵もさるもの」であり、こうした徹底した統計データ分析の結果、一体どこにトレンド転換のタイミングがあり得るのかは、その動きからして巨大な投資銀行やヘッジファンドらも把握している可能性が高いというのが私の印象だ。そのため、そうしたトレンド転換のタイミングとあらかじめ想定された時点でかえって何も起きないということが当然あり得る。そうなると、小ぶりな「越境する投資主体」や多くの場合は国内の機関投資家たちは損失を抱えることになるため、ややあってから当初想定されていたのとは異なる方向性へとマーケットは激しく動き始めることもある。

公開情報(open source)だけでは「社会的操作」を免れない。そのため優れた統計分析と手を組む必要があるが、だがそうした統計分析の結果そのものが一定程度知れ渡ると今度はそれが「社会的操作」となってしまい、優れた投資家はむしろ逆向きに動き始める。そのことが意外にも今度は公開情報(open source)の分析の中で察知できることがままあり、だからこそ今度は統計分析の側が公開情報分析(OSINT)を求める―――両者はそんな関係に立っているのである。

なぜ「2014年3月11日」なのか?

そしてこうしたアライアンス・パートナーとの共同分析の結果、今この瞬間、私の研究所が最も関心を抱き、かつ警告を発しているタイミング。それが「2014年3月11日」なのである。「”11日”は、『9.11』や『2011.3.11』から明らかなとおり、世界の窓が開く日。だから要警戒だ」といったアノマリーをベースとしつつも、確かに目先を見る限り、あたまの地政学リスク(ウクライナ、シリア、ヴェネズエラ等)が正に大規模な炸裂寸前といった様子である。ところがこれを「世界の警察」として抑え込んでくれていたはずの米軍はというと、1940年来の規模への陸軍の縮小を打ち出すなど、米政府の財政危機の余波をもろに受けてしまっている。そう、いざとなっても米軍はやって来ないのであって、地政学リスクがこれから炸裂するととめどもなく拡大する危険があるのは間違いないのだ。そして同じようなことは沈静化したかのように見えてきた金融メルトダウンが、とりわけ欧州各国における強烈なデフレ展開が進むことにより、再び、そしてまた今回は「決定的な形で」首をもたげることが間違いない金融マーケットにおけるリスクについてもあてはまるのだ。

もっというと気を付けなければならないのは、こうしたある意味「人為的」な動き以上に強烈なインパクトを与える地球環境あるいは自然現象という意味での激変である。我が国についてみても南海トラフ地震はもとより、それと連動して発生することを我が国の公的な研究機関が警告し始めている「富士山大噴火」もよくよくウォッチしておく必要がある。

だが、こうした一連のリスクへの関心が明らかに高いことが金融データの徹底した統計分析からはうかがわれる以上、脳内のフレームワークを人一倍拡大することに長けている米欧の巨大な越境する投資主体を担うリーダーたちは、これらの不確定なリスクが結果としてやりすごされるや否や、むしろ逆向きにマーケットを導くような体制もとっているはずなのだ。そうなるとむしろ事態は一気に陽転ということになり、そうした方向へと慌てて向きを変えようとする「個人」に追い打ちをかけるが如く、マスメディアは「連日の高騰」を書き立てはじめるというわけなのである。

今こそ「自責」の生活に立ち返るべき

いずれにせよ大切なのは、まず原点に立ち返ることである。「原点」とは、脳内のフレームワークを柔軟に広げることが出来るよう、まずは努力し始めるべきだということである。ここからさらに激しいヴォラティリティに見舞われることになるマーケット、そしてそれを取り巻く国内外情勢の中で生き残っていくためには「誰かに考えてもらってそれに従う」という他責ではなく、「自分自身で脳内のフレームワークを広げ、公開情報を効果的に拾っていく中で未来に対する気付きを得、備える」という自責のライフスタイルへの転換が絶対に必要だ。そのことを、「2014年3月11日」はこのままいくと私たち日本人にまざまざと見せつけることになるのである。

 

原田武夫

株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)代表取締役

http://bylines.news.yahoo.co.jp/haradatakeo/20140303-00033148/


 

「2014年3月11日」「予測脳」そして”情報リテラシー” (連載「パックス・ジャポニカへの道」)

http://blog.goo.ne.jp/shiome/e/60ddcc838283c7dfae96ccdba98d86b9



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