Team NoBird

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侮れない低価格の万年筆

2005-04-05 01:12:08 | 文房具
私が初めて使った万年筆は、セーラー社の『キャンディ』という製品でした。確か昭和50年代の前半だった気がします。ブルーやイエローのカラフルな軸に銀色のペン先。価格は覚えていませんが、子供が買える(子供に買い与えても構わない)金額だったと思います。万年筆の扱い方や手入れも判らずに使って、すぐに一本を駄目にして買い直した記憶があります。この製品で万年筆の扱いを覚えた感じです。

このような低価格万年筆は少なくありません。また、安かろう悪かろう、ではなく、デザイン・機能ともに必要充分です。今回は5,000円未満で手に入るものを列挙してみました。5,000円未満でも意外と種類は豊富です。中には1,200円程度で買える物もあります。個々の製品紹介はそのうちに。

・ロットリング社
スキン(定価3,200円、実売2,500円程度)
コア(定価4,800円、実売3,500円程度)

・クロス社
マトリックス(定価6,300円、実売4,800円程度)
これは万年筆とボールポイントなどの複合ペンなので、ちょっと毛色が違うかも。

・ウォーターマン社
クルトゥール・ライト・ソフト(定価2,500円、実売1,800円程度)

・ペリカン社
フューチャー(定価1,575円)
ペリカーノジュニア(定価1,260円)
ペリカーノ(定価:1,575円)
伊東屋さんに詳しい情報があります。

・ラミー社
サファリ(定価:3,675円、実売2,700円程度)

・パイロット社
ボーテックス(定価:1,575円)

・無印良品
丸軸万年筆(定価:1,155円)

低価格万年筆の特徴としては、ペン先がステンレス、スチール、軽合金など、安価な素材が使われていること。やはり万年筆の最も重要な部材が、低価格実現のポイントになっているようです。高価格帯の商品では18金が用いられるのが一般的で、プラチナによる装飾がなされていたりします。

また、軸の造りにもコストダウンが感じられます。型のつなぎ目を磨いて無かったり、ネジ切りは一条タイプに簡素化されています。

書き味はペン先の素材が前記の通りなので、堅めのものがほとんど。でも、ボールポイントに慣れている人は筆圧が高い人が多いので、堅めの方が違和感が少ないかもしれません。

2,000円以下で手に入る製品もあります。今まで万年筆を使ったことが無い方も、この程度ならチャレンジしてみることが出来るのではないでしょうか。でも安いといって、手抜きな製品ではありません。サファリはデザインに優れているし、ペリカーノジュニアは子供の入門向けなので正しい持ち方が出来るような形状をしています。低価格でも満足できる製品が揃っていますので、一度お試しください。

サファリ、ボーテックス、丸軸万年筆は、私も所有しています。次はスキンかペリカーノなどが気になっています。

※価格は参考までに。違っていても責任は取れません。

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