んきち激情しゅっちょうじょ

気になったニュースを適当に。

朝日ってやつは。

2006-07-22 14:51:40 | マスメディア
asahicom :朝日新聞今日の朝刊-天声人語
メモは一つの史料として冷静に受け止めたい。政治などの場で過大に扱うのも控えた方がいい。もっと大きく、昭和の歴史と向き合ったり、あの悲惨な戦争を考えたりする時の手がかりにしたい。戦争で隈どられる時代が二度と来ることがないように。
お前が言うな、という話。

ここまでかるがると変節できるというのはある意味見事。

「昭和天皇のお言葉とされるメモ」というなんとも微妙なものが突然発見され、メディア各社はその真贋を確かめることもせずに、「靖国論争に一石を投じる」的な論調でここ数日記事を書きなぐっていた。
「陛下がこうおっしゃったのだからこうするべきだ。」という論法は、戦後の象徴天皇制の根幹を揺るがす大暴論のはずなのに、なぜか産経を除く新聞各社は大暴走。
挙句の果てに民主党までもがその尻馬に乗る始末。

常に天皇陛下を崇拝し、そのお言葉を忠実に守るのだ、という思考の人間がそれを行うのは現在の憲法に反するとはいえ、思想的にはわかる。
問題は、日ごろから皇室を軽視し、皇位継承問題の際には
「寛仁さまひとりが発言を続ければ、それが皇室の総意と誤解されかねない。そろそろ発言を控えてはいかがだろうか。」
と言っていたにもかかわらず、自分たちに都合がよいとなれば逆に社説で
A級戦犯合祀 昭和天皇の重い言葉
などと持ち上げ、都合よく利用し、世論を誘導しようと言うメディアだ。
ましてや、直接に首相の行動と陛下のお言葉を関連付けて語れば、問題になると考え、米国の大学教授の口を借りて、
天皇参拝せぬ靖国に首相が行く矛盾
などと、これは大学教授がそう言っていたのを客観的に報じただけですよ、と逃げを打ちつつ主張だけはする卑劣さ。いかんともしがたい。


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