西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

臨王鐸 行書詩巻(節臨)

2011年01月21日 | 臨王鐸
王鐸 行書詩巻から 忘此群生動禽 此の群生の動くを忘れる、禽(言) 先日の20人展出口の売店で買い求めた清雅堂版 「原寸大精印 王鐸行草詩巻」 王鐸というと、クネクネ、グサグサって印象が強いけれど、 これはスッキリしている。 近頃、思うに、 本物を見ずに、誤解していたように思う。 この頃、王鐸を見るようになって、 意外なスッキリ感と力強いリズムに惹かれるようになった。 玉蘭堂「聖筆」 墨 . . . 本文を読む

明治時代の印番手の小皿

2011年01月19日 | Weblog
細かい柄が愛おしい明治時代の印番手の小皿。 こういうものを見ると、 何故かブラウスやワンピースに使われているリバティプリントを思い出す。 どちらも大好き。 近所の骨董屋さんの店先で見つけた。 縁に1っ箇所の欠けがあり、 一枚100円で購入。 「10枚そろいの桐箱入りの揃いだったのに、  手を滑らせて落としちゃった。  2枚欠けちゃったんだよ。  残り1枚1300円だよ」 まぁ~、かわいそう。 . . . 本文を読む

清斎日蕭然(半紙課題)

2011年01月17日 | 書道の半紙練習課題
清斎日蕭然 「忌日なのでうら寂しい」(?) 多分、そんな意味なんでしょう。 少々意訳過ぎかなぁ・・・・ 先週の月曜が休日だったので、 今日が今年最初の書のお稽古。 並行して、 大きい紙に展覧会用の制作をしているため、 勢いがついて、字がついつい大きめになりやすい。 その上、「斎」「蕭」が画数が多くて書きづらい。 も~うっ、忙しいのに・・・・・ . . . 本文を読む

筆客不愛紛筆愛泉石相逢不(米ふつ蜀素帖 節臨)

2011年01月17日 | 臨米フツ 
筆客不愛紛筆 愛泉石相逢不 いつもの米ふつ蜀素帖から6字づつ半紙に臨書。 蜀素帖に入っている8コの詩うち、 最後の詩。 「白粉に迷わされず、  自然の石や泉を愛した」 米ふつさん、 あなたが奇石を愛したことは、 21世紀にまで語り継がれております。 . . . 本文を読む

「愛」米ふつ蜀素帖から

2011年01月14日 | 臨米フツ 
米ふつ蜀素帖から「愛」 冠の中の「心」と「夕」の字が合体していて日常使っている「愛」の字とは 少し違っているけれど、 帖の中で一目で「愛」と分かる。 このこと自体がよくよく考えると、 とても不思議なこと。 う~ん、なんでだろう。 次女は小学生の時、 「漢字の勉強になる」と言って、 友達と一緒に習字を習っていた。 所謂教育書道、たぶん、そこでこんな字が出てきたら大変なことになる。 そうなんだよ . . . 本文を読む

冬の薔薇

2011年01月09日 | Weblog
今年の冬は あちらこちらのお庭で、 薔薇が残っています。 葉が深い臙脂色になって、 寒さに耐えているのでしょうか。 蕾がいくつか残っていましたが、 咲きながらに、寒さで花弁が凍みて、 可哀そう・・・・・ 思い切りよく、 切って家に入れました。 わぁ、やっぱり、薔薇ですわ。 蕾だけでも、豪華な雰囲気が楽しめます。 場所は1階のトイレです。 普段は2階のトイレを使う長女も この階下のトイレ . . . 本文を読む

シクラメンのかほり

2011年01月09日 | Weblog
少し小ぶりだけれど、 耐寒性で冬も戸外花開くという振れこみの「ガーデンシクラメン」ですが、 鉢植えのそれは、寒さに震えて、 花を低くぶら下げるようにして萎れかけていました。 シクラメンは温度と光の両方が必要なので、 浴室の窓際に置いてやりました。 シクラメン用栄養剤も2本も注入して、 2晩くらいしたら、すっかり元気になりました。 植物を室内に入れると、 「土がこぼれる、虫が出る」と 怒 . . . 本文を読む

亀たち

2011年01月07日 | Weblog
7年前、今の仕事を始める時、 友達のやっているリサイクルショップで出会い、 一匹500円で買った。 素材も大きさもまちまちで、 篆刻用の青田石を彫ったもの、 楽焼きのもの。 表情も惚けた感じのものから、 爬虫類らしい冷たい貌付きのものまで・・・・ 暇の時、 眺めると のんびりとした気分になり癒されま~す。 仕事が終わったら、 今日は暫くぶりに、 彼女のやっている 隣町のリサイクルショップに出か . . . 本文を読む

臨壊素「自叙帖」(節臨)壊素家長沙。幼而事佛。経禅之

2011年01月06日 | 臨自叙帖(懐素)
壊素家長沙。幼 而事佛。経禅之 暇。頗好筆翰 壊素の家は長沙にあった。 幼くして仏に仕えた。 お経や座禅の修業の合間に、 筆翰(書道)をすこぶる好んだ。 ご存知、自叙帖の始めのところ。 勢いが付いた中程も好きだけれど、 抑制の効いた始めのところもGoodです。 やっぱり、自叙帖は私の感覚的に100%響いてきます。 見方を変えて、壊素の筆の勢いと抑制の効いた力強さを学んでいる、 と感じながら . . . 本文を読む

謹賀新年

2011年01月01日 | Weblog
今年も年賀状手書きしましたよ。 机の上に、出来上がって年賀状を並べると、 暖かい気分になります。 手書きの良さですよね。 自分の書いた字で暖かい気分になれるのですから、 私もかなりお目出度いのかも・・・・・ ポスターカラーも顔彩も同じとおっしゃる向きもおいでなようですが、 私は顔彩の色と発色が好き! 字体は九成宮醴泉銘のつもり、 もちろん私の先生の書風を真似て 吉祥 顔彩 ラメボールペン . . . 本文を読む