エスケープ

わたしが　逃げると　あなたは　追ってきて
わたしが　歩み寄ると　あなたは　去って行く

仕事と　恋との　間で　ひとりで　夜道を　散歩した
真夜中の　公園に　季節の花が　月に　照らされて

どんなに　愛し合っていようが　孤独の影が　つきまとい
若すぎる　恋の　結末は　誰も　知りようが　なかった

誰にも　触れられない　ふたりだけの　世界に
誰にも　引き裂かれない　ふたりだけの　愛に
どんなに　現実が　ふたりを　引き離そうとしても
この恋は　幻想じゃない　だから　今夜も　エスケープ

この恋は　終わらない　誰よりも　愛してる
毎晩　ふたりで　エスケープ

ウォーター・ドリーム

この地球が　水の惑星って言われてるって　知ってた？
僕等が水臭くて涙もろいのは　そのせいかもしれないね　

移ろいゆく景色の中　街路樹は麗しい街の中の森のよう
僕等は　新しいものを見て　壊されていくものを　通り過ぎてく

気まぐれのような　今日を生きてく　心の働きを　知恵っていうのさ
僕等は　お人形じゃない　思いのままの人生を　心に描くのさ

ウォーター・ドリーム　青い惑星の国境線を　超えて
世界中　平和な世界を　乙女たちが　祈ってる
なにもかもが　変わっていく時代の中を　泳いで渡る
誰もが　望むこと　誰もが　夢見ることは　そんなに変わらないはずさ

すきでやってること

昨日　友だちが　遊びに来た
カルピスを　出したら　「なんか　美味いね」って
カルピスウォーターじゃ　なくて
カルピスの　原液を　薄めたのを　出したんだ

コーヒーも　友だちは　喜んで
缶コーヒーじゃなく　マグに　入れて　あげた
インスタントコーヒーじゃ　なくて
レギュラーコーヒーを　ドリップして　出したんだ

すきで　やってる　家事だけど
夕飯だけは　彼女が　作る
彼女に　頼りっきりで　いつか　怒られた
「わたしが　作らなきゃ　誰が作るの」って

すきで　やってる　ことだけど
生活の基盤は　彼女が　作った
彼女に　言うことは　あんまり　ないけど
いつまでも　健やかで　いてほしいって
思うんだ