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「世界らん展日本大賞2009」戦利品!

2009年02月17日 07時00分00秒 | ■蘭展関連情報

■Rsc. Hey Song‘Tian Mu(天母)’HCC/OIOS
リンコソフロカトレヤ ヘイ・ソン‘ティエン・ム’
 今回の世界らん展日本大賞2009での戦利品はコレ!赤花銘花 Rsc. Chia Lin‘Shin Shyn(新市)’に次ぐ次世代の赤花優秀美花として注目されている花。台大蘭園さんの販売ブースで入手した花見本株です。
 当日、朝一にドーム入りして真っ先に目をつけていたのですが、「夕方、5時になっても売れ残っていたら入手しよう。」と決めて会場内をまる1日ウロウロしての末、入手しました。これほどのいい株で今回の蘭展の販売ブースで唯一といっても過言ではないほどの濃色系花ですから当然、他にも熱狂的な入手希望者がいてもおかしくなかったのですが、奇跡的に売れ残っていました。僕的にはこういう現象を“縁があった”と呼んでいます。
 将来、この花を親にした赤花銘花の創出プランが既に僕の頭の中では構築されつつあります。と、ココで書いておいて数年後に、この花を親にして本当にいい赤花が創出できた時にまたこの記事を読み返すことが出来たら、素敵だろうな~なんて、妄想を膨らましてます。(苦笑)
 ちなみに、開催期間の初期にはこの株は展示されておらず、どうやら東京ドーム内で開花させたようで、おそらく環境が合わなかったために花径は150mm程度と小さめになってしまったようでした。僕のカトレヤの師匠サンセットさんがおっしゃるには昨年フロリダで行われた世界蘭会議でブルーリボン賞を受賞していたこの花の花径は170mmくらいはあったそうですから、株のサイズを考えると全く本来の魅力を発揮しきれていないと思います。



●今回の「世界らん展日本大賞2009」で入手したRsc. Hey Song‘Tian Mu(天母)’の株姿。全12バルブの大株。
 東京ドーム内での開花だったようで、1花茎2輪咲き×2の計4輪の内、3輪は咲ききれずに咲きながら萎れた感じです。
 ちなみに、根元から葉先まで50センチ程もある惚れ惚れするような大きく見事な株です。



●ほとんどのバルブにちゃんと花茎を切ったあとがありますから、花着きの良い株なのだと思います。



●太くしっかりとしたバルブ。匍匐茎の間隔も狭く素直な株姿。ただし、株分けのためにコンポストを取り除いてみるとバックバルブに動き出しそうな潜芽がなく、12バルブの大株にも関わらず、4バルブと8バルブの2つにしか株分けが出来ませんでした。結局、4バルブを我が家に残し、8バルブはお世話になっている方のところへ。
 もっと分けられれば色んな方にお分けしたかったのですが残念です。
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