こんばんは!
今週末は遠征に行きたいのですが、今のところ天気は厳しそう・・・
次の遠征までの間隔が空いてしまうと、また撮り方を忘れてしまいそう・・・
かすかな希望に望みをつないで週末を待つことにします!!
さて、今回は8月アタマの天城遠征で撮ってきた残りを放出してしまいたいと思います!
とは言っても、まだ真面目な画像処理など何もやっていません。
フラット処理もコンポジットもしていない撮って出しJPEG1枚画像をフォトショでチョチョイといじった『簡単フィニッシュ(笑)』です。
銀塩時代には色々な対象を撮ってきましたが、無意識に避けていたカテゴリーがあります。
そう、『惑星状星雲』です。
別に意識して避けていたというわけではないのですが、
①おおむね小っさいので中判1000mm程度未満の画角では・・・
②単位面積当たりの輝度が対象毎に大きく異なるので露出が難しく銀塩だとたまの遠征で撮影するにはリスクが大きい
などの理由で、どうしても後回しになった結果、あまり良い作品は手元に残っていませんでした。
そこで、せっかくデジタルになって、気軽に試写しながら撮れるし、画角もブローニーに比べて焦点距離2倍分換算だし、撮ってみるか!
ということで、先日の天城で撮ってきたというわけです。
ではさっそく、 『大』からいきましょう!
みずがめ座NGC7293らせん状星雲です。
撮影日時 2016年8月6日2:46から6分30秒露光
撮影光学系 タカハシFSQ-106ED(530mm・F5主焦点)
撮影デバイス D810A(ISO3200・jpeg・WBオート)
架台 iOptron CEM60-EC
ガイド M-GENによるオートガイド(ガイド鏡:コーワLM100JC)
撮影地 天城高原
個人的には好きな星雲のTOP5に入ります!
かっちょいいですよねえ・・・!!!
こいつは銀塩時代に3時間露出したコマが手元に残っていますが、流石にこの簡単フィニッシュよりは良く写っています。
リング内のおたまじゃくしやリングの外側の赤いひげみたいなところまでしっかりと写っています。
真面目に画像処理してどこまで変わるのか楽しみですねえ。
お次は『中』!
こぎつね座M27亜鈴状星雲です。
撮影日時 2016年8月6日0:36から6分秒露光
撮影光学系 タカハシFSQ-106ED(530mm・F5主焦点)
撮影デバイス D810A(ISO3200・jpeg・WBオート)
架台 iOptron CEM60-EC
ガイド M-GENによるオートガイド(ガイド鏡:コーワLM100JC)
撮影地 天城高原
画像サイズがまちまちなのは、トリミングがテキトーだからです笑
こいつは実は銀塩時代に撮ったことがありません。
なぜかいつも後回しで、結局一回も撮る機会がありませんでした。
格好いいんですけどねえ。
こういう有名なのになぜか撮っていない対象や、撮ったもののいつも失敗作になってしまう相性が悪い対象ってありますよね~
大学卒業間際くらいに自分のバイト代貯めて初めて購入した望遠鏡が当時ビクセン扱いのセレストロンC9.25シュミカセとGP-D赤道儀のセットだったのですが、コイツがとても良く見える望遠鏡で当時ものすごく気に入ってたんですね。
(もちろん初めての望遠鏡なので思い出美化補正込みですよ笑)
で、写真始める前はこのシュミカセで観望してたのですが、今から思うとコイツで見た色々な星雲星団は写真とは違った感動がありました。
当然眼視ですから写真のようなカラフルで鮮やかな風には見えませんが、眼視ならではの感動って絶対にありますよね。
特に、このM27は初めて見たときに本当に本で見たような亜鈴というか砂時計というかという形に見えて、そのときの思い出は未だに消えません。
撮影に慣れてきたら大口径ドブソニアンかなんか購入して眼視も同時に楽しむたんていう贅沢をしてみたいです。
最近ではスカイウオッチャーの自動導入ドブがとても気になっています笑
最後は『小』!
こと座M57ドーナツ星雲です。
撮影日時 2016年8月8日23:20から30秒露光
撮影光学系 タカハシFSQ-106ED(530mm・F5主焦点)
撮影デバイス D810A(ISO3200・jpeg・WBオート)
架台 iOptron CEM60-EC
ガイド M-GENによるオートガイド(ガイド鏡:コーワLM100JC)
撮影地 天城高原
めっちゃ強拡大しています笑
だって、小っちゃいんだもん笑
本来530mmフルサイズで撮る対象ではないです。
しかし、小っちゃいけどめちゃくちゃ明るいです!
30秒露出でももしかしたら露出オーバーかもしれませんね。
コイツは適正露出がどの程度なのかもう少し研究せねばいかんようです。
冬にはカニ撮りたいなぁ...