きのう何食べたか、覚えている人はきっと幸せ(公式ブログより)、というコンセプトのもとに(たぶん)書かれている漫画『きのう何食べた?』をはじめて読む。
毎回様々な料理を詳細に説明しながら作ってくれるので、一人暮らしを始めてから料理を作る楽しみを知った自分としては、「これなら簡単だし作れそう」「これは手間がかかるな」等の気分で読むこととなった。
主人公である弁護士でゲイの男性が、恋人(男)との同居生活 . . . 本文を読む
ずいぶんと久しぶりの日記はライブ観戦記。
行ってきたライブは大阪城ホールで行われたミューズのライブ。
ミューズのライブは、新しいアルバムが発売されるたびに行きたいと思っていたのだけど、毎回何となく行くことなく終わっていた。が、今回は同期の友達に強引に誘われ、ようやく行くことに。
とにかく、ミューズ最高。以上。
本当はそれに尽きるのだけど、それではライブ観戦記にならないので、いくつか覚え . . . 本文を読む
待ちにまったMuseの新作が発売された。
本当に待ち望んでいたCDほど、早く家に帰って聞きたいという思いがある一方で、もし待ち望んでいたほど良くなかったらどうしようという不安もあるので、実際にCDプレイヤーに入れるときに緊張感が走る。
が、そのような不安はこのCDについては心配無用であった。あいかわらず様々なジャンルが良い意味でごった煮(ポップ、ロック、メタル、ダンス、クラシック、グラムロック等) . . . 本文を読む
なぜ書くのか?
は、いつの時代も問われ続けてきたことだろう。
だが、今はむしろそれに加えて「なぜ書かないのか?」ということが問われているのではなかろうか。
多くの人がブログやmixyで情報を発信する中で、それらをなさないこと(あるいは、あまりなさないこと)については、理由が必要な気がする。別に誰かに問いつめられたわけではない。たとえば、「最近blogが滞ってるけどどうして?」とか「mixyをやらな . . . 本文を読む
現代思想に関する解説書は多数出版されているが、この本はその中でも最もわかりやすい、と言っても過言ではないだろう。もっとも、ここで言う「わかりやすい」とは、「全てを理解できる」という意味ではなく、「言っていることは何となくだがわかる。何となくでもわかるからこそ、わからない部分をさらに知りたいと思ってしまう。そして、なんとなくわかってしまうから、その原典に当たりたいと願ってしまう。」という意味であるこ . . . 本文を読む
筆者は、何冊かアーレント関連の本を出しているが、筆者自身も述べているように本作は過去の作品と大きく異なっている。それは過去の作品が、アーレントの考えに対する批判的見解が多く含まれていたのに対して、本作は、アーレントの考えからなるべく多くの含蓄を得ようという目的のもとに批判は最小にして好意的に解釈することがねらいとなっている、という点である。
著者はおおよそ次のように述べる。
そもそもアーレント思 . . . 本文を読む
「この本は疲れた時に読む本」、と自分で勝手に決めている本がある。
それは、『疲れすぎて眠れぬ夜のために』や『眠れぬ夜に読む本』(と、題名だけ示してみる)などのように、いかにもな題名の本はもちろんのこと、一見したところそうでない題名の本でもある。
アーレントのこの本は、一見したところそうでない方の部類に属するが、にも関わらずホッと一息つきたいときに読みたくなる。もちろん、この本は、一文一文が後の著作 . . . 本文を読む
ずいぶんとご無沙汰でしたが(その間にコメント等くれた方には何ら応答していませんでした。申し訳ないです。)、ひさしぶりに書き込んで見ることに。久々の書き込みは、読書日記です。ではごらんあれ。
創元推理文庫は当たりはずれが少ない、と個人的に思っている。
そんな創元推理から一冊紹介しよう。
筆者は、『50円玉20枚の謎』(この本も現実の不思議な事件を題材にして、様々な作家がその謎解きをするというもの . . . 本文を読む
福田和也の『作家の値うちの使い方』において、絶版になっているが読む価値のある作品として紹介されていたことから読むことに。もっとも、確かに河出文庫版では絶版になっているが、現在は講談社文芸文庫で手軽に読むことが出来る(講談社文芸文庫は、他の文庫に比べて値段が少し高い、という意味では手軽でないが)。
想像妊娠をテーマにした作品であることは、前評判で知っていたが、読了して思うことは、独立した女性として生 . . . 本文を読む
『東京タワー』のリリー・フランキーと巷で呼ばれることもあるが、リリー・フランキーの魅力はそれに尽きるわけではないので、そう呼ぶのは憚れる。リリー・フランキー自身、ある雑誌で「俺は東京タワーというバンドのメンバーかよ!」とぼやいていたのが面白かった。
本作は、とにかく小泉今日子ファンにも見逃せないものになっている(といっても、僕はファンではないが)。なにしろ、装丁を見れば、、、。
内容の方も、筆 . . . 本文を読む