リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

生物への情熱映像で再現/神岡出身生態学者故中野繁さん/米企業が教育番組制作

2005-06-12 00:15:10 | あなたをわすれない
岐阜新聞から

生物への情熱映像で再現/神岡出身生態学者故中野繁さん/米企業が教育番組制作

 奥飛騨などをフィールドに自然の営みを研究し、二〇〇〇(平成十二)年にメキシコ沖で行方不明となった飛騨市神岡町出身で生態学者の故中野繁さん=当時(37)=をテーマにした教育用ドキュメンタリーの撮影が十一日、同町で始まる。地球規模で生態学を追究した成果をまとめる約一時間の番組で、中野さんの生物への愛着と研究への情熱が描かれる。

 中野さんは、三重大学演習林でのアマゴの研究を契機に生態学の最先端を歩み始め、北海道大学農学部助手となって博士を取得。京都大学生態学研究センター助教授となり、カリフォルニア湾で離島の調査に向かう途中でボートが転覆。後に死亡認定された。

 教育番組は、米国コロラド州の制作会社によって作られる。二年前に、中野さんの研究に感銘を受けたディレクターが、中野さんの研究仲間で研究を引き継いだコロラド州立大学のコート・ファウシュ教授らと協議し、制作が決まった。

 五月九日にスタッフが来日し、中野さんがフィールドにしていた北海道苫小牧市の森林や知人らの撮影を終えて飛騨市に移動し、イワナの生態を研究した渓流などを撮影する。 番組では中野さんの論文を基に、川や森にいる動植物の相互作用の様子などをまとめる。魚類は必要なエネルギーの約四割を森から得ており、鳥はエネルギーの約二割を川から得ているなど、現地調査を重視して膨大なデータを集めた中野さんならではの研究結果を紹介する。今年中に完成させて米国の放送局などのメディアに紹介する。

 中野さんの共同研究者で北大北方生物圏フィールド科学センター苫小牧研究林の村上正志助手は「中野さんの研究をまとめることで実際の自然を伝え、彼の研究に打ち込む姿などを通して、人の心に響くものを作りたい」と話していた。

 (小西里奈)

(写真)奥飛騨の渓流で釣ったイワナを手にする在りし日の中野繁さん

《岐阜新聞6月11日付朝刊社会面》

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5 コメント

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RIVERWEBSの撮影に! (きたの)
2005-06-12 21:50:21
本日長野より神岡に行ってきました。

(ニイムラさんに会えず残念)



神岡城でのご両親のインタビューに続き,双六谷でのインタビュー。想像以上に本格的な撮影でした~。明日は中津川あたり?でアユ釣り風景を撮影するとのこと。
天気が良くて良かった (ニイムラ)
2005-06-13 11:02:29
お疲れ様

渇水ぎみですが、天気が良くて良かったと思う。中野さんとは、徳田さんを通じてのつきあいだから、わざわざ出かけていくことも無いかと、遠慮しました。

 中野のドキュメンタリーの話は、岐阜県ではニュースにならないかと、10日、長良川河口堰の取材をかねて岐阜新聞に行って来ました。そうしたら、一川さんがすでに原稿を書いていて入稿するところでした。

 検索すれば、岐阜新聞の過去ログでも読める記事だけど、ブログなら当分消えないから、ここに置いておきます。
また機をあらためて (きたの)
2005-06-13 22:15:43
当日は岐阜新聞社神岡支局の古宿さんが取材に来られていましたよ。



神岡までは長野から行くのと,岐阜市あたりから行くのと時間的には大差ないようですね。

また,あらためて神岡に関係者が集う機会を持ちたいなぁと宮坂君と話しました。
鮎釣り (とくだ)
2005-06-13 22:55:10
付知川で鮎釣りしてきました。

7尾しか釣れなかったけど、ジェルミ君は水中で納得の行く撮影ができたと喜んでいました。宮坂を下呂で降ろして、神岡までの道中は、英語で話しながら運転してきたら、あっという間に神岡に到着しました。鮎は彼らの夕飯に供しました。美味しかったかな?

鮎の値段の話になって、岐阜の市況を教えてやったら、あまりの高さに驚いていましたよ。
日本語版 (ニイムラ)
2005-06-14 00:59:45
 企画があるのかも知れないけど、日本語版を作って、流すというのはどうなの。

 岐阜での放送ならご両親は喜ばれるのではないかなあ。

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