千曲川にサケ戻る、JR取水中止で水量豊かに(読売新聞) - goo ニュース
ことし、ボクは「開放された」信濃川を見に行った。
最初の計画では旧減水区間をインフレータブルカヤックで下るつもりでいた。
信濃川に詳しい方から情報を聞いて、一人で下るから、車のデポ地点と上陸地点。そして、上陸地点に近いタクシー会社を調べてあとは下るばかりだった。
ところが、信濃川の減水区間の航空写真を見て気が変わった。(信濃川河川事務所 HP)
こんなだらっとして大きな川をカヌーで下っても辺りの状況はあまりわからない。と思ったのよね。
結局、川沿いに移動することにして、この減水区間を辿ったのだけど、思ったよりも川面に近づける場所は少なかった。
減水区間で代表的な橋である。十日町橋ではおもしろ事があった。
橋の上から三脚を据えて撮影しようとしていたら、同じようにカメラと三脚を持った方が車から現れた。
持っているカメラがボクと同じEOS5DⅡでレンズも似たような画角。
特に川にイベントがあるという時間帯でもなく、どうして同じような時間に出くわしたのかはわからない。
8月なのにネクタイをしていて、どこかの役人かと思ったが話しかけてみた。
ナンバーも言葉も地元の方のようだったが、ひどく怪しまれて、コミュニケーションとしては成立しなかったなあ。
ただ、彼が言っていたこと。
「普段はこの半分も無い…」という信濃川の流れは、滔々として爽快だった。
信濃川 JR関連の記事はこちらから
特にこちらがおすすめ 「ダムは開放される」
☆テキスト版
千曲川にサケ戻る、JR取水中止で水量豊かに
読売新聞2009年11月19日(木)18:49
長野県の千曲川に今秋、サケが次々と 遡上 ( そじょう ) している。近年はほぼゼロだったのに、18日までに数十年来で最も多い21匹が確認された。
下流の信濃川にあるJR東日本の宮中取水ダム(新潟県十日町市)が不正取水で水利権を取り消され、川の水量が戻ったためとみられる。
「千曲川を泳ぐサケを見て、手にしたのは生まれて初めて。たまげた」。高水漁協(長野県飯山市)理事の小田切勝さん(67)は興奮した。9月30日に西大滝ダム(同市)上流にある寒川との合流点で、弱った雌のサケ(体長約72センチ)を見つけたときのことだ。
小田切さんらは、西大滝ダムの魚道で10月に17匹、上流の2支流で3匹を確認。11月2日にはダムで1匹が死んでいるのを見つけた。
千曲川は新潟県に入ると信濃川に名が変わる。かつて、信州は河口から遡上したサケの一大産地だったが、1938年に宮中取水ダム、40年に西大滝ダムができてからは遡上が激減。長野県などは、79年~2000年に840万匹の稚魚を放流した。しかし、遡上したサケは90年の21匹が最多で、21年間の合計で48匹だった。
JR東は宮中取水ダムで最大で毎秒317トンを取り、発電所に送って下流に放水することになっており、電力は山手線など首都圏の電車運行に供給していた。ところが、2002年~08年の7年間だけでも3・1億トンの不正取水が発覚。国土交通省が今年3月に水利権を取り消した。このため、「歩いて渡れる」と言われるほど水量が減っていたダム下流に、再び水が流れるようになった。
独自に稚魚放流などを続ける新潟水辺の会(新潟市)によると、宮中取水ダムの魚道でも今秋は過去最多の48匹を大きく上回る160匹が遡上。同会事務局の加藤功さんは「水利権取り消しは、天からの恵み物」と話す。同会などは08年、前年の倍以上に当たる稚魚を放流した。来年はその稚魚が大きくなり戻ってくる年で、加藤さんは、今年を上回る遡上を期待している。
ことし、ボクは「開放された」信濃川を見に行った。
最初の計画では旧減水区間をインフレータブルカヤックで下るつもりでいた。
信濃川に詳しい方から情報を聞いて、一人で下るから、車のデポ地点と上陸地点。そして、上陸地点に近いタクシー会社を調べてあとは下るばかりだった。
ところが、信濃川の減水区間の航空写真を見て気が変わった。(信濃川河川事務所 HP)
こんなだらっとして大きな川をカヌーで下っても辺りの状況はあまりわからない。と思ったのよね。
結局、川沿いに移動することにして、この減水区間を辿ったのだけど、思ったよりも川面に近づける場所は少なかった。
減水区間で代表的な橋である。十日町橋ではおもしろ事があった。
橋の上から三脚を据えて撮影しようとしていたら、同じようにカメラと三脚を持った方が車から現れた。
持っているカメラがボクと同じEOS5DⅡでレンズも似たような画角。
特に川にイベントがあるという時間帯でもなく、どうして同じような時間に出くわしたのかはわからない。
8月なのにネクタイをしていて、どこかの役人かと思ったが話しかけてみた。
ナンバーも言葉も地元の方のようだったが、ひどく怪しまれて、コミュニケーションとしては成立しなかったなあ。
ただ、彼が言っていたこと。
「普段はこの半分も無い…」という信濃川の流れは、滔々として爽快だった。
信濃川 JR関連の記事はこちらから
特にこちらがおすすめ 「ダムは開放される」
☆テキスト版
千曲川にサケ戻る、JR取水中止で水量豊かに
読売新聞2009年11月19日(木)18:49
長野県の千曲川に今秋、サケが次々と 遡上 ( そじょう ) している。近年はほぼゼロだったのに、18日までに数十年来で最も多い21匹が確認された。
下流の信濃川にあるJR東日本の宮中取水ダム(新潟県十日町市)が不正取水で水利権を取り消され、川の水量が戻ったためとみられる。
「千曲川を泳ぐサケを見て、手にしたのは生まれて初めて。たまげた」。高水漁協(長野県飯山市)理事の小田切勝さん(67)は興奮した。9月30日に西大滝ダム(同市)上流にある寒川との合流点で、弱った雌のサケ(体長約72センチ)を見つけたときのことだ。
小田切さんらは、西大滝ダムの魚道で10月に17匹、上流の2支流で3匹を確認。11月2日にはダムで1匹が死んでいるのを見つけた。
千曲川は新潟県に入ると信濃川に名が変わる。かつて、信州は河口から遡上したサケの一大産地だったが、1938年に宮中取水ダム、40年に西大滝ダムができてからは遡上が激減。長野県などは、79年~2000年に840万匹の稚魚を放流した。しかし、遡上したサケは90年の21匹が最多で、21年間の合計で48匹だった。
JR東は宮中取水ダムで最大で毎秒317トンを取り、発電所に送って下流に放水することになっており、電力は山手線など首都圏の電車運行に供給していた。ところが、2002年~08年の7年間だけでも3・1億トンの不正取水が発覚。国土交通省が今年3月に水利権を取り消した。このため、「歩いて渡れる」と言われるほど水量が減っていたダム下流に、再び水が流れるようになった。
独自に稚魚放流などを続ける新潟水辺の会(新潟市)によると、宮中取水ダムの魚道でも今秋は過去最多の48匹を大きく上回る160匹が遡上。同会事務局の加藤功さんは「水利権取り消しは、天からの恵み物」と話す。同会などは08年、前年の倍以上に当たる稚魚を放流した。来年はその稚魚が大きくなり戻ってくる年で、加藤さんは、今年を上回る遡上を期待している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます