Riang,Liang

Riangはマレー語で「陽気な」、Liangは中国語で「明るい」という意味!マレーシアから陽気で明るい話をお伝えします。

老黄瓜スープ

2005-12-14 00:57:45 | レシピ

マレーシアの華人達は毎日の食生活の中で漢方の素材を取り入れています。実は私達日本人も知らないだけでその素材を使っているんですよね。

今日はとっても簡単な漢方素材を使った「老黄瓜スープ」を紹介します。

まず、老黄瓜って何?ですよね。
老黄瓜、英語だと Old Cucumber 。マレーシアの大きめの薄グリーンのきゅうりを収穫せずにそのまま3か月生らしておくと、外見が茶色のきゅうり、老黄瓜になるとか・・・。
味は冬瓜です。日本の皆さんには冬瓜で代用して下さい。

代用できる冬瓜も、とっても体にやさしいんですよ。利尿を促進させて、体内の余分なむくみをとってくれます。また、体内にこもった熱や毒素も取り去ります。

それから、このスープに入れるなつめ。なつめは簡単に手に入れられる漢方素材です。胃腸機能の調整、血行をよくする、滋養強壮などに加え、精神を安定させる働きがあります。体力、気力ともに補ってくれる食材です。

老黄瓜スープ (冬瓜スープ) 材料 (2人分)

老黄瓜 (冬瓜) 1本
豚バラかたまり肉 200グラム
なつめ 6、7個
塩 少々

1、老黄瓜 (冬瓜)の両端を切る。端から端まで縦に皮をむくところ、むかないところを作る。断面図にすると、4辺縦に皮をむき、4辺縦に皮を残す。(煮崩れを防ぐため。皮を残すのに抵抗がある方、煮崩れが気にならない方は全部むいてしまってください。)
1,5~2センチ等間隔の輪切りにする。それをまた半分に切り、半月切りにする。中の種をスプーンで取り除く。(※写真参考)

2、鍋に水1600ml、1700mlを入れる。(中鍋の7,8割の水の量。多めに入れても大丈夫。)
水の状態で1で切った老黄瓜(冬瓜)、豚肉、なつめ、塩少々を入れ、火をつける。
沸騰するまで強火。沸騰したらあくをとり、弱火で2時間煮込む。途中、万が一、水の量が少なくなったら、足してもOK。最後に味を確認し、味が薄ければ、塩を加える。

注意:鍋のかけ忘れにご注意。

水の量が少なくならない限り、2時間以上煮込んでも大丈夫です。濃い目の味が好きな人は試してみてください。もし、2時間も時間がないという人は瓜を薄めに切って、1.5時間ぐらい煮込んだらどうでしょうか。

残業などで、夜遅くに晩ご飯をとらなければいけないということがありますよね。気になるのは次の日の朝の胃腸の具合。そんな人には是非、このスープ。飲んだ後、すっきりするんですよ。胃腸の働きをよくする、なつめのおかげでしょう。もちろん、味も日本人好み。かなり、はまると思います。

冬瓜、夏の野菜ですよね。そう、日本は今、冬。マレーシアは常夏なので、忘れていました。日本の皆さん、すみません。このレシピ、来年の夏に活用してくださいね。

  

 皮をとりながら、食べるのは
 めんどくさいかもしれませんが・・・
 マレーシア中華風に試すのも
 面白いと思いますよ!
 



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