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西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-10~遊覧船で堂ヶ島プチクルーズ

2017-08-10 08:09:08 | 中部/日本
 宿を発ってすぐの場所にあった桟橋から、堂ヶ島の海を巡る遊覧船に乗ってみました。

 <<西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-09>

 雨が降っても大丈夫そうなスポットはないか、出発前に、色々とリサーチ。
 その結果、まずは、堂ヶ島の浜辺から出ている遊覧船で、海上から西伊豆の美しくもダイナミックな景観を、鑑賞することにしました。

 生憎の悪天候により、この日のクルーズは、遠出をするコースが軒並み欠航。
 唯一運航していた、最も所要時間の短い、手近にある洞窟を巡るコースの遊覧船に乗船します。

 幸い、乗船中は雨が上がっていて、濡れることなく、階上を渡る風を受けながら、変化に富む西伊豆の海と山の風景を、堪能しました。

 <伊豆堂ヶ島遊覧船>


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 堂ヶ島の遊覧船のりばの、桟橋へとやって来ました。

 沖にある小島が、天然の防波堤となっている格好の、入江の奥にある、小さな桟橋。
 桟橋の先端に、遊覧船が留められていました。



 近くにある洞窟を巡る、「洞くつめぐり」コースの遊覧船に、乗船します。

 この日は、風雨がともに強くなるという、生憎の天気予報で、小型クルーザーによる、所要時間の長い長距離クルーズは、軒並み欠航。
 所要時間20分の、「洞くつめぐり」のコースのみが、唯一運行していました。

 私が乗船した時は、雨は上がっていましたが、桟橋のすぐ背後の山の頂上附近には、雨雲らしき雲が掛かっています;



 雨が降ってこないことを祈りつつ、「洞くつめぐり」の遊覧船は、桟橋を出発しました。

 オフシーズンかつ雨天という悪条件の下、出発の時間になるまで、乗客は疎らでしたが、ちょうどバスが到着したのか、出発間際になって、中国人ツアー軍団ご一行がドヤドヤと乗船;
 ほぼ満席状態で、桟橋を離れました。



 今にも雨粒が落ちてきそうな、雲の垂れ込めた空の下でも、透き通った西伊豆の海は、幻惑的なブルーの彩りを披露してくれました^^
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 堂ヶ島一帯の海岸は、このような、切り立った断崖が続く、景勝地となっています。
 剥き出しの岩肌には、色とりどりの地層が幾筋にも積み重なっていて、見応えのある眺めが流れていきます。

 この断崖の、波洗う足下すぐ近くを遊覧船は掛けぬけて、流れ去る景色の迫力を楽しんでいました。



 波が穿ったであろう、自然の芸術が次から次へと視界に飛び込んできて、目が離せません♪

 絶壁となって海へと落ち込んでいるギリギリの所に、柵が見えていました。
 遊歩道でも、あるのでしょうか;;
 もし、あるとしたら、さぞスリリングな散策を楽しめることでしょう;;



 屏風のように切り立った断崖の海岸が続く、堂ヶ島の海上からの絶景。
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 画像右側の断崖の先端近くに、露天風呂の囲いが見えています(沢田公園露天風呂)。
 絶壁の中腹のような場所で、スリリングな露天風呂ですね!
 海に沈む夕陽を拝むことができるようです。



 断崖のすぐ際を疾走する、遊覧船。
 かなりの速度で、海上を進んでいきます!
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 この辺り一帯の海を知り尽くした、巧みな操船による、迫力ある眺めを満喫。
 手を伸ばせば、岩に届きそうな錯覚を覚えますw



 洞窟の入り口には、巨石が積み重なっていますね…。
 やはり、落石でしょうか;

 直撃を食らったら、ひとたまりもなさそうですね;;


 

 光の按配や、水深等の条件によって、微妙に色彩の異なるブルーの、幻想的な美しさ。

 地上を覆う緑も反映して、エメラルドグリーンの掛かった色となっていますね。
 透明度のあるブルーの、不思議な色彩美に、見とれてしまいました。



 切り立った海岸線も、場所により、その様相を異にします。

 先程までの、地層の筋の走った断崖とは異なる、崖の海岸。
 白い岩肌が、印象的でした。

 波も凪いだ、穏やかな景色です。



 目を引く形で海へと突き出ている、亀甲岩(かめごういわ)。
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 遊歩道を歩いて、この亀甲岩まで到達することができます。
 亀甲岩は、釣りのスポットとなっているようです。
 この日は、流石に天候不順な為か、岩の上に人影は見当たりませんでした。

 亀甲岩の近くから、遊覧船はUターンして転進。
 三四郎島の方向へと向かいます。



 三四郎島へと、接近してきました。
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 左から、高島、沖ノ瀬島、中ノ島、象島(伝兵衛島)です。

 一番右の象島と伊豆半島とが、この日は日中に、トンボロ現象により繋がります。
 満潮時は海の底であった瀬は、そろそろ完全に海上へと姿を現す頃合いです。



 昨晩宿泊した、「絶景の宿」の建物が、崖の上に建っている様子を、眺めることができました。
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 宿からの眺めも、迫力に富んだ、ダイナミックなものであったことも、このような地形の上であれば、納得がいきます。

 出現した瀬を歩く人の姿も、チラホラと見えていました。
 どうやら、伊豆半島と三四郎島とが、繋がったようですね。



 海上に現れた瀬を、遊覧船から一望します。
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 画像左側が三四郎島の象島、画像右側が伊豆半島(崖の上に、「絶景の宿」)です。
 瀬を渡る人々のシルエットが、クッキリと浮かび上がった、幻想的な風景でした。



 「洞くつめぐり」のハイライト、洞窟へと進入する少し前から、動画で撮影してみました!

 海岸の断崖と、切り立った地形の細長い小島との間の狭い水路を慎重に進んでから、いよいよ洞窟の中へ。
 遊覧船がすっぽりと収まってしまう、大きな洞窟は、エメラルド色をした海水で満たされていました。
 頭上の岩には、大きな穴が開いていて、その穴から空を拝めることから、この洞窟は、「天窓洞」と呼ばれています。

 朝に降った雨によるものでしょうか…この穴から洞窟内へ、雨のように水滴が、断続的に降り注いでいました;

 天窓洞を出ると、間もなく出発地の桟橋へ到着します。



 20分のプチクルーズを終えた遊覧船、乗客を降ろして、桟橋で小休止です。
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 短い所要時間でしたが、迫力のある美しい景色の連続で、十二分に満足のいった、堂ヶ島の遊覧船でした!
 
 まだ、正午少し前であり、雨ももう少し降らずにいてくれそうな感じであったので、桟橋から徒歩15分程の、トンボロ現象で伊豆半島と繋がった三四郎島へと至る瀬が出現した海岸へと、赴きます。

 <西伊豆~南伊豆 美景・美食と温泉の旅-11>>



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