時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

2012富山への旅-8~再訪は1週間後 高岡へ

2012-04-01 16:56:28 | 日本
 鮨店巡りに終始した感のある富山旅行から1週間後の、3月に入って最初の日曜日に、再び富山を訪ねました!!

 ちょうど高岡の美術館で気になる展示を開催していたのと、雨晴海岸から雪を戴いた立山連峰の絶景展望に再チャレンジ!という目的で、ずっとチェックしていた週間天気予報も期待が持てそうだったため、2週連続の訪問という異例の事態!?も気にせず、電車のチケットを予約していました♪

 もちろん昼食&夕食は、1週間前の旅ですっかり味をしめた、富山が誇る海の幸を狙っていたのは言うまでもありませんw
 (こちらが一番の目的だったのかもしれません(^^;)

 富山湾鮨のサイトも改めてしっかりとチェックし、気合いを入れて日曜日の早朝、富山旅行の第2ラウンドへと勇んで出発しました!

 早朝の往路では、朝日に映える琵琶湖の美しさに改めて魅了されるという、「早起きは三文の得」的な嬉しい再発見もあり、幸先の良い旅立ちとなりました^^

______________________________________________

 【おことわり】
   エイプリルフールのネタは、残念ながら(?)ございませんw


______________________________________________


 京都駅・中央改札前のコンコース。
 天井の高い大空間が、いつもながら旅立ちの気分を盛り上げてくれます!

 日曜日の朝7時過ぎという早めの時間帯のせいか、行き交う人々もそれ程多くなく、ゆったりとした佇まいをまだ感じることができました。



 この日乗車するのは、富山行のサンダーバード1号。
 高岡到着は10時10分、約2時間半の道程です。



 大阪始発で、定刻に京都へ到着したサンダーバード1号。
 「1号」の名のとおり、この旅行時にはまだ走っていた(平成24年3月17日のダイヤ改正で定期運行廃止)夜行列車を除けば、関西から福井、金沢、富山等北陸方面への1番電車、大勢の方々が京都からも乗り込んでいました。



 京都を出発して滋賀県に入り、琵琶湖西岸の湖西線走行中は、進行方向の右手に琵琶湖、左手にはこのような比叡山から比良山へと連なる山並みを間近に眺めることができます。
 湖西線を北上するにつれて、雪を戴いた峰々が多くなってきます。



 琵琶湖西岸一帯は山と湖との距離が結構近くて、人々が多く住む両者に挟まれた低地は、このように高速で走行する電車からでも分かるような、かなりの傾斜がある地形となっています。

 山並みを背景に、家と田畑とが程良く入り交じった、眺めていてホッと一息つけるような落ち着いた景観です。



 湖西線を北陸方面へと走る電車からは東側の眺めとなる琵琶湖の湖面に朝日が燦めき、密集して今ひと時の微睡みの中にあるかのような家々と湖面上に霞む陸地の影とが逆光によって、幻想的な光の、まさに「光景」を浮かび上がらせているようでした!

 窓に付いていたらしい水平方向の細かな筋が逆光によって幾つも写り込んでしまっていますが;、お気に入りな風景の画像です^^



 雲間から差し込み湖面を金色に照らす柔らかな朝の日差し、湖と陸と空とのはっきりしない境界、湖面を背景にして逆光で黒い影のような姿を見せる木々…絵を見ている気分にもなってきます。

 陽が高くなった時に見るのとはまた異なる印象的な眺めに、早起きして少し得した感じです^^



 福井県に入り、敦賀を出て長大な北陸トンネルを抜けると、車窓の景色が真冬に戻ったかのようにガラリと一変しました!

 陽は差しているものの、青空をうっすらと覆うレースのような雪雲らしき雲を目にして、寒さが車内にまで伝わってくるようでした;
 とはいえ、朝日を反射して真っ白に光り輝く雪景色は、その冷え冷えとした感じさえ風景を凛として引き締める効果に変えてしまうかのような美しさでした。



 京都を出発して2時間32分後の10時10分、サンダーバード1号は定刻どおり高岡に到着しました。

 当然の如く、1週間前と同じ到着ホーム
 先週も途中下車したり乗り換えしたりと大いにお世話になり、すっかりお馴染みになってしまった高岡駅^^、何だか「ただいまー!」という気分でしたw



 本当に「やって来た」というよりも「帰って来た」という感じがして、我ながら驚きました。。。
 1週間という短い期間しか経っていない、というのもあるのでしょうが、自分が意識している以上に余程富山に、高岡に魅了されていたのかもしれません。
 まだ2度目の訪問なのに(それも短時間)、全く不思議な感覚でした。



 高岡市美術館の最寄駅は、高岡駅ではありません。
 これまた先週にも乗車した、氷見線氷見行に乗り換えます。

 この列車は、1両単行運転でした。
 サンダーバード1号からの接続時間は10分程、ちょうど良い乗り換え時間で高岡を出発しました。



 高岡から3分程の次の駅、越中中川で下車します。
 こぢんまりとした駅舎には、カラフルな、可愛らしいペインティングが施されていました。

 この駅の周囲には、高岡古城公園をはじめ、美術館、文化ホール、市役所、高校、裁判所、警察署等、高岡市の中枢となる諸施設が集中しています。

 ここから高岡市美術館までは指呼の間、歩いてすぐに着きます。



 越中中川駅から徒歩数分で、目指す高岡市美術館に到着しました。

 美術館の正面、広場のようなスペースにはかなりの残雪が;

 実はこの日が、見たいと思っていた展示の最終日でした。

 私は、アニメーションの動画の基になったり、キャラクターデザインの原画やラフスケッチ等を見るのが好きです。
 その理由は、色が付く前の、キャラクターの表情や感情等を表わす細かな線が描き出す緻密で精巧なイメージを、それらの原画やラフスケッチ等がダイレクトに伝えて来るように感じられるからです。

 この展示は高岡市出身のアニメーター・キャラクターデザイナー・イラストレーターである方が高岡の観光大使のキャラクターデザインを手懸けた記念に企画された原画展でした。
 この方の描かれたキャラクターは以前から自分的に気に入ったものが多く、その原画を見られる機会が奇しくも私の富山行と重なる時期というのも何かの縁!と勝手にこじつけw、2週連続の高岡訪問となりました(^_^)

 美術館らしく落ち着いた佇まいであり、お目当ての展示も大都市圏から離れた地方での開催ということもあってか大混雑を呈することもなく、ゆっくり時間をかけて、心ゆくまで原画の鑑賞を間近で堪能することができました♪

 美術館限定で直筆サイン入りチラシの特典付きの、この方のキャラクターデザインによるアニメーション映画作品の Blu-ray を購入という、お約束のような術中(罠?)にも喜んで嵌って(爆)すっかり心は満たされたので、お次はお腹を満たしにかかるべくw、高岡市美術館を後にしました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿