2010年11月21日。この日の最終レースを終えて第3回福島競馬が閉幕。2010年の福島競馬も全日程を終了し、次の春の開幕を心待ちにするはずでした。3月11日の午後までは。
2011年3月11日。東日本大震災が発生。東北・関東の広範囲に被害をもたらした震災は、福島競馬場にも影響を及ぼしスタンド内は大きく破損。さらには東京電力福島第一原発事故の影響まで被ります。しかし競馬場は少しづつですが再開に向けて動き出しました。
2011年6月末。当初の日程では夏の福島競馬2週目を迎えているはずだった宝塚記念の週に、内馬場投票所を使用してついに場外発売が再開。
2011年10月末。天皇賞(秋)の週にはスタンド1階の営業が再開。範囲は限られているものようやくいつものスタンドに戻ることができました。
2012年3月末。スタンドの2階以上のフロアや芝コース前の観覧席も開放され、ほぼ震災前のスタイルに戻るとともに競馬開催に向けての準備は整いました。
そして2012年4月7日。震災の影響を受けて予定より1年遅くなってしまいましたが、ついに春の福島競馬も開幕。そして再開。
時計の針が12時を過ぎて日付も改まり、福島競馬1Rの発走もまさに秒読みという段階と入りましたが、福島競馬場のターフそしてダートの舞台で再びサラブレッドが駆ける光景を焼き付けたいと思います。