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住宅地盤ブログ ☆地盤調査・地盤補強工事・住宅地盤相談☆

住宅建築-地盤調査は、経験と知識が必須

2015年08月24日 | 日記
たいぶ暑さも、下がってきましたね。 しかし、まぁー今年の夏も、暑かったですね。

さて、他の地盤調査データを確認して、地盤改良などの見積もりを
する機会があります。その時に気になるのが、貫入深度と土質ですね。
住宅を建築する前に、地盤調査をする事が、当たり前の時代になっていますが、
地盤調査方法としては、スウェーデン式サウンディング試験が、ほとんどです。

この試験方法では、実際に土を採取しないので、土質がわからないと思われています。
しかし、土質を採取できる器具もあり、採取することも可能です。但し、きちんと
土が採取できるかが問題ですが。しかし、土を採取しなくても、貫入させてる時の音や
貫入させた鉄の棒(ロッド)を引き抜いた際についてくる土を見れば、ある程度わかります。
さらに、最近では、インターネットを利用する事により、近隣の地盤調査データも閲覧できます。
事前に、地形分類図、近隣の地盤データを確認する事が効果的です。

一番のポイントは、地盤調査をする人の経験と知識が大切ですよね。この地盤調査業界に入って
調査機械の取扱いだけ、先輩に教えてもらい地盤調査に行ったのでは、教えられたとおりの
地盤調査データを測定する事は可能ですが、調査点による地盤強度に差が認められた場合の
追加調査不足や土質がわからないので、固い層に達して、ガリガリと音が出て、打撃までしている
のに、土質は、粘性土のままになっていたり、砂質地盤なのに、粘性土やローム等と記載している
データも目にします。
最近では、地盤調査機械からの貫入トルクを測定する事により、土質を推定できるという研究もありますが、
あくまでも推定であり、異なっている場合も出てきます。そこで、調査員の経験と知識が必要になってきます。

地盤関連の会社に入社した後、社員研修の中で、ボーリング業務などの経験を積んだ先輩に
一緒に現場に行き、土質や地形などの教育を受ける事が大切だと感じます。
先輩自身が経験が浅いと、教えてもらえる内容も当然に薄くなりますよね。
もしくは、ボーリング調査(地質調査)による現場に立ち合いに、多く行って、実際に採取した土を見て、
触ってみることも重要です。

また、調査深度の問題では、むかしと比較すると地盤調査費用が著しく下がっています。
競争社会なのは、わかりますが、地盤調査は、価格のみで決めるのではなく、
内容が重要です。たとえば、沖積低地に調査地が位置しており、浅い中間層に少しだけ固い層が
測定された為、調査終了となっているデータもあります。もう少しだけ測定をしていれば、
固い層の層厚も薄く、すぐ軟らかくなってしまう事も判明します。
くれぐれも価格だけに、とらわれた調査をしないようにお願いしたいですよね。

PS
夏休みのお盆に、映画を見てきました。アクション映画は、ほとんど見ないのですが、
トムクルーズのミッション:インポッシブルを見てきました。
52歳とは、思えないほどのアクションでした。自分も運動して見習わないと、ダメだと
感じましたね。また、今年の海水浴場は、サメが出て遊泳禁止の所もあり、せっかく
海に行ったのに泳げず、残念という人もいたのではないでしょうか。


2015年夏・サザンビーチと鎌倉の海・・・もうすぐ夏の終わり