テティスの暗帯（擬似カラー）～強調色バージョン

No.145　2005/12/27作成

昨年12月にNASAの土星探査機カッシーニが撮影した画像を合成して擬似カラー画像を作ってみました（No.144）。
赤外線、緑、紫外線の画像に赤、緑、青をそれぞれ対応させて合成したものです。
この画像はさらに色の違いを強調する処理を加えたものです。
テティスは直径1071kmで、クレーターに覆われた氷の衛星です。
上方に見える大きなクレーターはオディッセウスクレーター（直径450km）です。
幅の広い暗い帯がオディッセウスクレーターの下縁をまたいで横に走っています。
周囲よりも青いことがわかります。
この帯がどのようにしてできたのかはよくわかっていません。

元の画像：NASA/JPL提供