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大相撲で八百屋メール発覚

2011-02-02 17:31:28 | 様々な話題
大相撲で八百長が行われていると言う話は、昔から言われて来た事で、何を今更って感じだが、相撲協会は一貫して八百長疑惑を全面的に否定しているね。
しかし、一連の野球賭博事件捜査の過程で、八百長の物証が浮上した訳だ。

警視庁は、野球賭博事件の賭博開張図利容疑で、昨年7月に相撲部屋等の数カ所を家宅捜索した際に、賭博関与が疑われる力士らの携帯電話を押収していた。
押収した携帯電話のメールは、賭博疑惑発覚直後、力士らが証拠を隠滅する為、一斉に削除されていたが、同課は数カ月かけてメールを復元し、賭博の実態解明に繋がる証拠を探していた。
その復元したメールの中に、勝ち星の売買等の八百長行為を示す内容があり、八百長が発覚した。

警視庁は既に警察庁に報告、同庁は一両日中にも相撲協会を所管する文部科学省に伝える見通しだ。
取組の勝敗を対象に賭け事をした事実は、現時点の捜査では不明な為、事件化は取り敢えず見送る方針と言う。
因みに、八百長、八百長と言うが、何で八百長って言うのか、ご存知だろうか?。

八百長とは明治時代、八百屋を営んでる長兵衛と言う無類の囲碁好きの人物が居た訳だ。
その長兵衛の囲碁仲間に大相撲の年寄である伊勢ノ海と言う角界の権力者が居た。
囲碁の腕では長兵衛が上だったが、長兵衛は商売の事を考え、伊勢ノ海の御機嫌を取る為に、わざと負けていた。
その後、囲碁の大会がありゲストで来賓した囲碁の名人・本因坊秀元と対戦し、互角の勝負をした事から長兵衛の囲碁の実力が知られ、実力があるのにわざと負ける事を「八百屋の長兵衛」略して「八百長」と呼ばれる事になった訳だ。
大相撲の年寄が絡んでいた事もあり、八百長と言う言葉が角界で定着した。
現在は八百長とズバリは言わず「注射」と呼んでいる訳だがね。

まぁ、その八百長だが、大相撲が全て「ガチンコ」な訳が無いじゃねえか、ガチンコって信じてる奴は「夢見る夢子ちゃん」か「世間知らずなガキ」だけだ。
大相撲ってのは、ガチンコやら八百長やらを判っていて楽しむもんだ、野暮な事を言うんじゃないよ。って、近所の爺さんが言うとりました。
まぁ、近所の爺さんじゃなくとも、大相撲の本場所15日間の取り組み全てが、ガチンコな訳は無いと思うけどね。ネットで探せば「八百長リスト」ってのも有るしね(笑)。
大相撲を新聞やニュース等のスポーツコーナーで遣るから、八百長だの何だのと言われる訳で、大相撲は日本の「伝統文化」として、スポーツから切り離せば良いのでは?。

だってさ、ドラマの「水戸黄門」を視て、何時も水戸の御老公が勝つじゃねえか、これは八百長だろう。って、怒る奴は見た事が無いよ(笑)。
ドラマの「相棒」を視て、何時も特命係の杉下右京が推理して、犯人を逮捕するじゃねえか、これは八百長だろう。って、怒る奴も見た事が無いよ(笑)。
ドラマの「渡る世間は鬼ばかり」を視て、「何だこの姉妹は、非常識だろう。」とか「この人は理不尽だ」やら「こんな法は無いだろう」って、怒る奴は居るけどさ(笑)。それは別の話だがね。

まぁ、あれだ。大相撲は不祥事が続いたり色々有る訳だが、膿は全て出し切って出直せば良いのでは?。では。
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【ネッタイムス・東坊京門・作】