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チャイナ・ボカン・シリーズ

2011-07-07 03:02:57 | 様々な話題
七夕ですね。こんな日は夜空を見上げて、ロマンチックなポエムでも書いてみようかしら、ウフフ。って、近所の爺さんの嫁、つまり婆さんが言うとりました。
乙女チックなセリフを吐いている近所の婆さんも、「鏡よ鏡よ鏡さん」とでも言いながら実際に鏡を見たら、女学生気分なんざ吹き飛ぶ事でしょう。
そう、吹き飛ぶと言えば爆発、爆発と言えば中国の国技みたいなもんですが、爆発国家の中国に纏わる「チャイナボカン」と言う言葉を御存知ですかな?。

もう御存知の方も、知らないよと言う方も取り敢えず、ポストセブンがSAPIO(7月20日号)の記事をネタにした記事を書いており、以下に抜粋してみるので読んでみて下され。

「畑が地雷原に!」。中国では5月、こんな見出しの記事が新聞各紙を賑わせた。
日本でもテレビなどで報じられた、「スイカの爆発」である。
だが実は、これは氷山の一角。中国ではあちこちでいろんなモノが爆発し、在中国の日本人の一部では往年の名作アニメのタイトルをもじって「チャイナボカン・シリーズ」なんて呼ばれているとか。
さてさて、どんなものが爆発しているのか。ジャーナリストの吉村麻奈氏が報告する。

収穫前のスイカが次々と爆発したのは、江蘇省鎮江市や河北省保定市。
畑に散布した成長ホルモン剤などの量が多すぎたために破裂し、中身が飛び散ったと見られているが、中国では果物や野菜の爆発が次々に起こっている。
例えばトマト。5月20日、福建省福州市の男性が、市場で買って水洗いをしたとたん次々に爆発。
男性は「スイカと同じく成長ホルモン剤の影響ではないか」と、あわててマスコミに通報したという。

山東省青島市では、女性が買ったリンゴに亀裂が走って10日後にポッコリ割れた。
地元の専門家は「果実の成分は時間の経過とともに変化して裂けることもある」と説明しているそうだが、こうした事件が頻発すると、食品安全への信頼は木端微塵である。
ケガがなかったのは幸いだったが、思いもよらぬ爆発に、痛い思いをした人もいた。
5月7日、四川省のスーパーで、女性客がビン詰めの豆板醤を買おうと棚に手を伸ばしたその瞬間、ボン!どうもビンの中で発酵しすぎたらしい。
真っ赤な豆板醤は、運悪く、女性の目に飛んだという……。

以上がポストセブンからの抜粋なのだが、爆発国家の実情は凄い。
「爆発スイカ」騒動の引き金となった植物生長剤に付いて中国農業部は5日、「毒性は低く安全」との見解を発表。
担当者は「植物生長剤は使用しなければ生産量が減る等の問題が出る」と説明した上で、毒性が低く、残留量も非常に少ない事から「安全性は比較的高い」とコメント。
毒性が低く、残留量も非常に少ないから安全性がどうこう言っているが、爆発するのに安全もヘッタクレも無いけどね(笑)。

「チャイナボカン・シリーズ」と言う名称に付いて、ポストセブンの記事では、在中国の日本人が云々と書いているが、かなり前から「2ちゃんねる」にチャイナボカン・シリーズのスレは存在するので、発祥は2ちゃんねるではないかと思う。
中国で頻繁に起こる爆発事故を伝えるニュース系のスレの他に、チャイナボカン・シリーズ専用のスレが有って、それらのスレで盛り上がっていたと記憶している。
そのチャイナボカン・シリーズのスレから、中国で爆発した物の一覧コピペを以下に貼る。

石油工場・爆竹工場・プラスチック工場ガス管←ここまではどこでも有りがち、ネカフェ・椅子・石油パイプライン
IH調理器・TV・冷蔵庫・圧力鍋・ゆたんぽ・湯沸かし器・温水便座・肛門・肥溜め・屎尿(しにょう)だめ・バキュームカー・飛び降り自殺中のおっさん・UFO教習車
・偽ヨタ車・バス・飛行機・タイヤ・タクシー・トランク偽新幹線の電源BOX・マンション・偽iPod・携帯・電気あんか・テレビ・炭鉱・風邪薬・ローソク・強化ガラス式ガスコンロ・厨房・マンホール・下水管・道路・うどん屋
PC用電源・洗面台・ボイラー・電球・PC・オーディオ・電子レンジ・冷蔵庫など連続爆発・マントウ蒸し器・水素がつめられた風船25個

以上がコピペだけど、このコピペは3月か4月位に見付けたコピペだから少し古いので、今日現在までで更に爆発した物は増えている筈だ。
この一覧の中に、飛び降り自殺中のおっさんとか、UFO教習車とか、風邪薬とか、肛門なんてのも有る。
それらが、どう言った状況で爆発したのか理解し難いと言うか、興味深いな。
ググれば出て来るのだろうが、そこまでするのは面倒だから、まぁ、いいや(笑)。
今後も中国の国技である爆発で、何が爆発するのか注目だな。
私は七夕の絵でも描いて、「芸術は爆発だ」って叫ぶかな。では。

関連エントリ
食べるな危険、中国の食品

【ネッタイムス・東坊京門・作】