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匠の技と情熱で国産ウイスキー 今や世界の5大産地に

2007年09月14日 | 外国人も大好き日本の食文化

 国産ウイスキーの生みの親;鳥井信治郎と竹鶴政孝

■サントリーの創業者、鳥井信治郎

 国産ウイスキーの歴史をひもとくと、一人の実業家にいきあたる。サントリーの創業者、鳥井信治郎(明治12年-昭和37年)だ。
当時は「寿屋」といい、甘味葡萄(ぶどう)酒の赤玉ポートワインが売れに売れていた。この資力をつぎ込み、大正13年、京都・大阪の府境にある天王山のふもとに日本初の山崎蒸溜所を完成させ、昭和4年に初の本格国産「サントリーウイスキー白札」の発売にこぎつけた。
 明治時代も“国産”はあったが、アルコールに香料を混ぜたイミテーション。信治郎は、英国スコットランド産でスモーキーな香りが独特のスコッチの味わいを目指したのである。

 今や日本はスコットランドやアイルランド、アメリカ、カナダと並び世界の5大産地と称されるまでになった。日本洋酒酒造組合によると、ウイスキーの製造免許は現在41社が保有。昨今は焼酎などに押され国内消費は減っているが、国際的な評価は高まる一方で、海外の品評会で何度も金賞に輝くなど各社の製品は確実に世界の注目を集めているのだ。

 山崎蒸溜所のモルト原酒だけで作った同社初のシングルモルトウイスキー「山崎12年」をグラスに注ぐ。「ISC」で日本初の金賞を獲得した名酒だ。口に含むと、やわらかい香味が広がった。なんてやさしい味わいなのだろう。和を尊ぶ日本人による日本のウイスキーだと思った。

THE YAMAZAKI


【動画】映像で見る山崎蒸留所

 

■ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝

「あの若者に夢を託してみよう」 鳥井は、「酒作りはすべて竹鶴政孝に任せる」「契約は十年間」「年俸は英国から招く技師に用意していたのと同じ四千円」と破格の条件を政孝に提示した。大学卒の月給は、四十円から五十円だった。
政孝は早速、気候がスコットランドに似ている北海道を候補地に提案するが、鳥井は「工場を皆さんに見てもらえないような商品は、これからは大きくなりまへん。大阪から近いところにどうしても建てたいのや」とこだわった。

そこで決まったのが京都盆地と大阪平野の接点にあたる山崎(大阪府三島郡島本町)だ。天王山を背負い桂川、宇治川、木津川の合流点。ウイスキー作りに重要な良質な水が豊富にあった。 記事全文

飲み方にもこだわりがあった。「水で割るのが最も味と香りがわかる」と必ず、「ウイスキー一に水が二」の割合と決めていた。
 広島県竹原市にある政孝の生家、竹鶴酒造の社長で、政孝のいとこの息子にあたる竹鶴寿夫はいう。
 「広島で一緒に寿司屋に行ったとき、政孝さんがいるのでニッカのウイスキーを出そうとしたら、『日本酒にしろ。食事に合った酒が一番いいんだ』と怒ったんですよ。その後、クラブに行ってウイスキーを飲みながらつまみを食べようとしたら今度は、『ウイスキーを飲むときは、何も食べるな!』とまた怒られました」(抜粋)

ニッカウヰスキーホームページ


【動画】映像で見る余市蒸留所

ほらね、竹鶴さんだって「ウイスキー1に水が2」で飲んでいるじゃない?
飲み方は最低限の常識範囲なら自由であり、好みがあってもいいでしょ。
以前浜松のバーであるシングルモルトをオンザロックでたのんだらバーテン(バーテンダーじゃない!)が「これはそのままストレートで飲んでください。」って言うんだ。
しつこく「薄めると風味がなくなる」って言うから、大人気ないと思いながら「いいんじゃないの?どうせ樽から瓶につめるときに水で薄めてるんだから。」って言うと「薄めてない」と言い張るわけ。
瓶をみるとアルコール度41度、やっぱり薄めてるじゃん。
このバーテン、樽の原酒をそのままヴァティング(ミックス)しないで瓶につめてる思っているんだよね。
「いいじゃん、好きに飲ませてよ。俺は氷で溶かしながらちびちび飲みたいんだからさ。」って言うと、「これだから田舎者は・・・」みたいな感じで見られてしまった。
田舎者・だ・け・ど・、好きな酒ぐらい自由に飲ませてくれー!

シングルモルトで一番のお気に入りは、なんといってもアイラモルトの「ラガヴーリン」!
同じアイラモルトの代表格「ボウモア」ほど強烈な海臭さがなくそれがクセになってる。また、裏のラベルに小さい文字で書いてある言葉が気に入っている。

「Time, say the Islanders, Takes out the Fire but Leaves in the Warmth 」
”歳月は情熱の炎を消し去り、ぬくもりに変える”

まさに人生そのものじゃないか。

 

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2 コメント

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Unknown (ドコモダケ)
2007-09-14 18:48:14
素敵な話に酒を飲めないおいらも・・・
いつかは挑戦???
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ドコモダケさんへ (neo_japan)
2007-09-17 16:27:46
いつもコメントありがとうございます。
挑戦してください。
夜の街は神秘な出会いに満ちていますよ。
それはお酒に惑わされた私の妄想と幻想の世界かもしれませんが・・・。
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