ねこのにくきゅう「泣き虫おかん日記ー星が笑えばー」

あかいねこの
       ひとりごと 

心のお守り

2015-09-20 20:12:38 | 日記
お彼岸で供養の後の法話は、仏教の道徳についてでした。

仏教において「戒律」とは、
「戒」=修行するにあたり自発的に行う決心
「律」=修行者が集団生活を行うにつき守るべき規範(かなり煩瑣なものも多い)
の二つをあわせた言葉です。
仏教の「戒」でもっとも有名なのは、
①不殺生(生物を殺さない)、
②不偸盗(盗まない)、
③不邪淫(性交渉しない)、
④不妄語(嘘をつかない)、
⑤不飲酒(酒を飲まない)
の「五戒」です。

ところで、「戒」という言葉の原語である「シーラ」という言葉には「習慣」というような意味合いもあるのです。
従って、「殺すな」ではなく「殺さない」という表現になるのです。
つまり、「殺そうと思っても殺せない」という状態になることが求められるのです。
(この点、戒律を神からの命令と考える一神教とは異なります。)


さて道徳は、適用範囲が時代、場所によって限定される一種の社会規範です。

現代からは想像できませんが、戦前の道徳でもっとも重要なことは「君に忠」(天皇に対する忠誠)でした。
これは、戦前の日本に限定されるものです。
そして、時の権力によって都合のよいように作られたという側面もあるのです。

ただし、仏教の「戒律」が、道徳規範の確立に利用されたという面は否定できないと思います。


ところで、仏教をはじめ宗教は戒律のみによって成り立っているのではありません。

そもそも仏教は「普遍的な(時代や場所に限定されない)真理を悟る」ことを目的にした教えで、仏教の戒はそのために(一応)必要と考えられたものです。
その点、道徳とは出発点が違うといえます。

したがって、道徳の延長線上に宗教があるとはいえないと思います。

ご住職なりに仏教の道徳は心のお守りであり慈しみ=今この時を生き大事にする と、言うことでした。
私は心のお守りと言う言葉が気に入りました。

今日は、カレーライスをお供えしました。


コメント (8)
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なりすまし

2015-09-06 13:52:07 | 日記
自分が自分らしくいられて許してくれる場所。

自分が持てる分だけでそれ以上求めて背負わなくっていいんだっていう場所。


太陽が見えるわけでも 虹がかかってるわけでも ないけど

もうすぐ晴れてくるぞ じゃぁ、もう少しなんとかしてみるかーーーーって

希望が持てれば・・・


辛くて、もうこのまま 死んじゃうんじゃない?って不安になったとしても

なんとか目をつぶって ここまでやり過ごしてきた。


10年後の不安の渦に飲み込まれずに笑っていられる・・・?

生きてたら、そこら中にある落とし穴に足を捕らわれずに進むことができたのは

おかんの命よりも大事な、あんたがいたから。


おかん一人では一歩も進めない。

本当の私は前なんか向かないのかもしれない。




コメント (14)
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