ねこのにくきゅう「泣き虫おかん日記ー星が笑えばー」

あかいねこの
       ひとりごと 

四月は君の嘘

2016-09-23 12:58:15 | 日記
すっきりしない天気が続いています。昨日は秋のお彼岸でしたが、いまいちの天気のために今日にやっとお墓参りに行けました。
お彼岸の供養でお寺に行く日は、台風の影響で大雨、雷でした。おまけに、出かけるときに土砂災害避難メールが入りました。避難しろと言われても、供養にお寺に向かうしかないでしょう。雷にうたれて別に死んでもいいから・・・と出掛けました。受付は副住職でした。何か話がしたくて「いずれ無縁になれば永代供養はしてくれますか?」と聞いた。「やってますよ」という言葉に安堵した。
ご住職は「台風の中、出かけるのはすごい勇気ですね」と言われた。だってこれが供養なんだから仕方ないでしょう。
法話は、「何のために生きているのか?生きる目標は何か?」と問われ、早くあの子のところにいきたいのだけれど、それまで供養するためとしか目標が浮かばなかった。
『天国』はクリスチャンが使う言葉でうちの宗派は『極楽浄土』という。そこはよく間違われるらしい。
うん、1つ勉強になった。

お墓参りでは、すでにお花とジュースがお供えされていました。あの子の友達だってすぐにわかりました。あの子の好きなジュースだったからです。優しい、いい友達だね。
彼岸はあの世とこちらの世界の距離?時間?が同じ?になるとかで、想いにふけろうかと思ったら、二軒お隣さんがお参りに来られて墓地に除草剤をぶっかけているのに、あっけにとられて眺めていた。この墓地の下に眠っている骨に除草剤をふりかけてるものだよね。あの子に薬物は使いたくないなぁ。と思っていてもいつかは、めんどうになって、除草剤を使ってしまうのかなぁ。姑が眠っているなら、やってたかな。
なんだか切ない。


『四月は君の嘘』という映画を観に行った。月9でシェフ役をしていた山崎賢人君がピアニストの役をしていて、全然関係ないけど息子と重ねて見ていた。病気の母のために頑張ってピアノを弾いていたが、ちっともよくならない母に苛立ち“死んでしまえ”と言ったその夜に旅立ったことに自分が殺したと自責の念からピアノが弾けなくなる。そんな内容に私も絵が描けない、音楽も聴けないと重ねた。でもね、いつかは前を向かなきゃダメだよって背中を押してくれる映画だったんだけど、まだ私は同じところをグルグルと回ってる。
その映画を観る前に、親戚の葬儀があった。葬儀にはもう出席したくないんだ。勘弁してくれよ。そうぼやいていてもしかたないのだが、病気で余命3か月と言われながら1年半生きたとかで・・・それがわかっていても家族の泣き崩れる涙をみればフラッシュバックしてしまう。
苦しいね、苦しいよ。そんな想いを抱えながら今日も今日という日を生きてます。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 孫と動物園 | トップ | 聲の形 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゴロゴロ)
2016-09-23 22:54:28
いつかは前を向かなきゃダメだよ
生きる目的はなんですか?
余命3ヵ月が1年半生きても泣き崩れていた

台風にも負けず、除草剤にも負けず
そんな雑草のように死ぬまで生き続けるしかないのか
今は親子ほど年の離れた上司に少しは自分で考えたらどうですか?
なんぞと嫌みを言われながら生きている

わけわからんうちに彼岸が終わります
Unknown (しろいねこ)
2016-09-24 11:59:44
私もこのまま知らない間に逝けたらとか思う…
怠い事も息子の苦しみに比べたら…と何とかやる大して大変なことはやってないけどヘトヘト


いないことにもなれたが孤独と不安との戦い
息子がいなくても小さな楽しみを見つけようします
Re: (あかいねこ)
2016-09-24 15:10:57
ゴロゴロさん
わけのわからんコメントをありがとうございます。
そんな支離滅裂なゴロゴロさんの心境がなんとなくわかるような気がします。

うちの宗派では生きる目的は南無阿弥陀仏と唱えて仏さまになることだそうです。本当のところは、その人それぞれの人生なんだから答えなんかないそうです。
天命まで生きるかそれまでに自分で人生を終わりにするかは自分が決めることであって、仕事に関してもやめるやめないはゴロゴロさんが結論を出して今の職場で頑張ると決めたのだから、それはそれで腹をくくらなければならないのだと思う。
やめるにやめられなかったことなどなどから、ゴロゴロさんの立場はとても大変なんだと思う。嫌味を言われながらも踏ん張ってる。偉いと思うよ。
そんな忙しい中に紛れて彼岸が終わって行きますね。
時の流れに身をまかせたり、時にはあきらめたりしながら、その場を乗り切るしかないのではないでしょうかね。
私もわけわからんリコメとなりました。
Re: (あかいねこ)
2016-09-24 15:24:33
しろいねこさん
何度も何度もこのまま知らない間に逝けたらと願いましたが、しぶとく生きています。まだまだこの世での修業がたりないのでしょう。

わが子を喪った喪失感というのは、ものすごくエネルギーを使っているのだと思う。だから、ヘトヘトなんです。

孤独と不安との戦いに負けないで小さな楽しみを見つけてくださいね。

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事