たまのあしあと

きままな日々の日記などなど。

屋久島の旅 宮之浦岳へ

2009年08月01日 | 旅日記-屋久島編
さあ、今日は宮之浦岳へ向かいます。
九州最高峰。洋上のアルプス。最南端の百名山。
いろんな言われ方があるけど、その魅力はなんと言っても、島の奥にそびえ立ち
屋久島の自然の豊かさ、厳しさを生み育んでいるところにあるんだろうな。

屋久島は車でぐるっと1周しても3時間くらいの小さな島。
そこに九州1番目、2番目に高い山があるのです。
海上から見ると、海面からいきなり山があるように見えるので洋上のアルプスと
言われています。
海で温められて湿気をたっぷり含んだ空気が、その山にぶつかって上昇して冷やされて
雨になって落ちてくる。だから雨が多いのです。
そしてこの雨が島を巡って潤し、様々な環境を生み出す。

山を登っていけば、標高によって生態系もどんどん変わっていく。
南国なのに、宮之浦岳頂上では、冬になると雪も積もるんです。
ちなみに頂上付近は、北海道の気候と同じと言ってもいいくらいなんだとか。
南国から北国まで、日本の自然が一箇所に集まったような、濃厚で凝縮された自然。
これだけ小さな範囲で、海にはサンゴが生きていて、山には雪が降るなんて場所は、
世界中探したってないかもしれませんね。

そんなぎゅぎゅぎゅ~な自然を味わうことができる島が屋久島で
そんな自然を生み出しているのが宮之浦岳を初めとする山々なのです


さてさて。最初の予定では、
1日目:荒川口から入って、途中縄文杉を見て、新高塚小屋に泊まる
2日目:新高塚小屋→宮之浦岳登頂 来た道を通って荒川口に戻る
というものでした。

でも前日に観光案内所のおばちゃんにいろいろ聞いたら「それじゃ小屋にもう1泊
しないときついよー」って言われてしまって。

それで急遽おばちゃんおすすめのルート
1日目:淀川口から入って、宮之浦岳登頂→新高塚小屋に泊まる
2日目:新高塚小屋→縄文杉→白谷雲水峡 へ出る
に変更しました。

後々実感したんだけど、これ、大正解!
最初の計画だとかなりきついものになったと思われます。
しかも変更後のルートでは、白谷雲水峡も楽しめちゃう。
帰りのバスも白谷雲水峡の方がちょうどいい時間にあるし。
(最初の計画だと、帰りのバスの時間に合わなければ、往復タクシーになっちゃうし)
やっぱり地元の方の情報って大事ですね。ありがたい

前置きが長くなりましたけど。いよいよ出発です。
観光案内所のおばちゃんがタクシーの手配もしてくれたので、朝5時にタクシーが
民宿まで迎えにきてくれました。
前の日に注文していたお弁当も、4時くらいには玄関に。

民宿の方も玄関で見送ってくれて、静かに出発。

登山口までは50分くらい。料金は5千円ちょっと。
山道をぐんぐん登って行きます。夜が明けてきたので空をみると、
なんだかいいお天気のよう。
運転手さんも「今日は焼けるね~」って言ってました。


さあ、登山口に着きました。
こちらからのルートでは往復すれば日帰りでも宮之浦岳に登れます。

準備運動をしていたら、霧雨というか小雨が降ってきてがびーん
慌ててレインウェアの上着を着ました。やっぱり雨に降られたか・・・

でも歩き始めたら止んじゃった
結局この後、一回も雨に降られずラッキー


2009.7.12 屋久島 淀川登山口にて


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