ハワイのオアフ島といえば、ビーチにブランド店にフラダンスにバカンス・・・と
いったイメージでもうバリバリの観光地。けれど、その観光地は意外にも島の一部に
集中している。高級ホテルやらお店やモールがたちならぶ地区をぬけるとそこはごく
自然な住宅街となる。バスが発達しているので乗り継ぎさえうまくゆけば、わりあい
どこにでも行けてしまう。
そんなバスのなかでも、海岸沿いを通って、島をぐるりと1周まわる路線が1本だけ
ある。しかも1ドルぽっきりあれば悠々バス旅ができてしまう。途中、海岸沿いでト
イレ休憩まである。
私が訪れたときは、春休みのシーズン中であったのだけれど、バスはガラガラでのんびり座ることができた。住宅地をぬけるとひなびた海岸通りに出る。ヤシの木が並
び、風が気持ちよい。さびた看板の売店などなかなか趣がある。途中、海沿いで人だかりができていた。何事かと見ると、なんとクジラとおぼしき巨大なかたまりが浜に打ち上げられているではないか。座礁してしまったらしい。気になりつつも、バスは通りすぎる。次第に緑が多くなり、ジャングルのようなところを通る。ガイドこそないものの、いっときも目が離せない車窓風景だ。一緒に行った友人は、残念ながら横でカクカクしてたのだけれど・・・。
島の北部でトイレ休憩をとり、またバスに乗る。
そのときに気さくな外人旅行者が話しかけてきた。何度も来ているらしく、ここの通
りはなんだとか、あの山はなんだとかと説明してくれる。ありがたいことだった。オ
アフ島にはなだらかながらも山がある。バスはしだいに海岸を離れ、折り返し地点か
らは内陸を通る。すっかり周りに建物がなくなり、一面のパイナップル畑がひろがる
!その広大さといったら、見渡すかぎり、どこまでも365度ぐるりだ。あの驚きと感
動は忘れられない。ドールのパイナップル畑だったと思う。
どこまでも続いているかに見えた畑もとうとうとぎれ、また建物がちらほらと見えて
きた。そうしてパールハーバー近くに来る頃には、道路もしっかり舗装され、港街ら
しい雰囲気が漂っていた。船もたくさん停泊している。そうこうして、出発からだい
たい3時間くらいだろうか、にぎやかな地区に戻ってきた。あっという間ではあった
けれど、十分一大観光を楽しめたのだった。これで1ドルとは驚きだ。リゾート地区
もいいけれど、オアフの自然に触れてみるバス旅もおすすめだ。泳ぐのに疲れたら、
歩き疲れたら、バスでゆっくり島をまわってみたらいかがだろう。あらたな発見が
きっとあるはず。
いったイメージでもうバリバリの観光地。けれど、その観光地は意外にも島の一部に
集中している。高級ホテルやらお店やモールがたちならぶ地区をぬけるとそこはごく
自然な住宅街となる。バスが発達しているので乗り継ぎさえうまくゆけば、わりあい
どこにでも行けてしまう。
そんなバスのなかでも、海岸沿いを通って、島をぐるりと1周まわる路線が1本だけ
ある。しかも1ドルぽっきりあれば悠々バス旅ができてしまう。途中、海岸沿いでト
イレ休憩まである。
私が訪れたときは、春休みのシーズン中であったのだけれど、バスはガラガラでのんびり座ることができた。住宅地をぬけるとひなびた海岸通りに出る。ヤシの木が並
び、風が気持ちよい。さびた看板の売店などなかなか趣がある。途中、海沿いで人だかりができていた。何事かと見ると、なんとクジラとおぼしき巨大なかたまりが浜に打ち上げられているではないか。座礁してしまったらしい。気になりつつも、バスは通りすぎる。次第に緑が多くなり、ジャングルのようなところを通る。ガイドこそないものの、いっときも目が離せない車窓風景だ。一緒に行った友人は、残念ながら横でカクカクしてたのだけれど・・・。
島の北部でトイレ休憩をとり、またバスに乗る。
そのときに気さくな外人旅行者が話しかけてきた。何度も来ているらしく、ここの通
りはなんだとか、あの山はなんだとかと説明してくれる。ありがたいことだった。オ
アフ島にはなだらかながらも山がある。バスはしだいに海岸を離れ、折り返し地点か
らは内陸を通る。すっかり周りに建物がなくなり、一面のパイナップル畑がひろがる
!その広大さといったら、見渡すかぎり、どこまでも365度ぐるりだ。あの驚きと感
動は忘れられない。ドールのパイナップル畑だったと思う。
どこまでも続いているかに見えた畑もとうとうとぎれ、また建物がちらほらと見えて
きた。そうしてパールハーバー近くに来る頃には、道路もしっかり舗装され、港街ら
しい雰囲気が漂っていた。船もたくさん停泊している。そうこうして、出発からだい
たい3時間くらいだろうか、にぎやかな地区に戻ってきた。あっという間ではあった
けれど、十分一大観光を楽しめたのだった。これで1ドルとは驚きだ。リゾート地区
もいいけれど、オアフの自然に触れてみるバス旅もおすすめだ。泳ぐのに疲れたら、
歩き疲れたら、バスでゆっくり島をまわってみたらいかがだろう。あらたな発見が
きっとあるはず。