サーズデイ・ブラスバンド第13回演奏会にゆく

サーズデイ・ブラスバンドは謎の吹奏楽団である。
サーズデイ・ブラスバンドというのに
金曜日の夜に練習しているそうな。
少年サンデーが水曜日に発売されるのと同じくらい不思議である。



サーズデイ・ブラスバンド第13回演奏会を鑑賞しに
蒲田の大田区民センターへ行く。
大田区民センターは老朽化により平成30年3月末で
閉館するとのこと。かなり建物がくたびれてきているから
耐震を考えるとやむなしだね。
旧国鉄蒲田電車区をロビーから見渡せるので
好きなホールであったが今回来たのが
タリカスにとり最後になりそう。





第1部
サンライズマーチ
マジェスティア
吹奏楽のための小組曲(A.リード)

今回の演奏会はサーズデイ・ブラスバンド30周年記念なので、
過去に演奏した名曲集なんだそうな。
サンライズマーチは朝と夜に蒲田駅を通過する
寝台特急サンライズ出雲・瀬戸のテーマ曲かと思ったら、
吹奏楽コンクールを主催する朝日新聞にちなんだ作品とのこと。



休憩
ホール下手側の外廊下に蒲田の大田区民センターの
工事中や竣工当時(昭和45年)の写真が掲示されている。
国鉄蒲田電車区に72系電車とクハ103低運転台が
並んで止まっているのに見入った。
後ろを振り返ると外にはE233系がずらりと止まっている。



第2部
ディズニー・クラシックス・レビュー
アラビアのロレンス
トリステーザ

ディズニー・クラシックス・レビューは
トランペットがミニーマウスのかぶり物をしている。
指揮者はシルクハットに大きな蝶ネクタイをつけている。

ここで司会から謎の答えが明かされる。
サーズデイ・ブラスバンドという名前は
以前は木曜日に練習していたんだそうな。




第3部
アンパンマンのマーチ
恋
蘇州夜曲
ジャパニーズ・グラフティV～日本レコード大賞・栄光の昭和50年代～


第3部はステージ下手に出てきたちびっこたちが
「アンパンマンのマーチ始まるよぉ」
と紹介して演奏開始。
団員はアンパンマンキャラクターのお面をつけている。
色とりどりのポロシャツにジーパンで演奏。

恋では、先ほどのちびっこたちかステージの前で
恋ダンスを踊る。このちびっこたちは団員の子供らしい。

蘇州夜曲は会場のみんなで歌うシーンもある。
ジャパニーズ・グラフティV～日本レコード大賞・栄光の昭和50年代～
に収録の、沢田研二《勝手にしやがれ》がよかったな。


アンコールはふるさと　とラデツキー行進曲。
ラデツキー行進曲てだは手拍子のお約束。




終演後タリカスは大田区民センターの
写真を撮ってから帰った。
このホールは私立蒲田女子高吹奏楽部定期演奏会の
第1回が行われた聖地である。
吹奏楽部定期演奏会を聴きに通ったホールが
閉館するのはさびしい。


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