NDXC BLOG

名古屋にあるBCL(海外放送を聴いて楽しむ趣味)のサークル「名古屋DXersサークル」のブログです。

パブコメについて総務省への問い合わせ@グエン

2005年10月31日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
パブコメについて、総務省当該部署に問い合わせをしました。総合通信局からの返信は下記の通りです。

【質問1】
インターネット環境にアクセスできない、いわゆる「情報弱者」の方々が、意見募集要領や元となる研究会の資料を閲覧するのは総務省窓口以外では、ないのですか?
官報や他の文書類には掲載されないのですか?
例えば、少なくとも各管区の総合通信監理局窓口で閲覧できるとか、貴窓口に電話等で要請すれば資料を郵送して頂けるといったことはされていないのでしょうか?
「情報弱者」の方々が意見募集したくても不可能な、意見募集のやりかたに思えてしかたないのですが、いかがでしょうか?

質問1の返信
各管区の総合通信局で、お申し出いただければ、報道資料を閲覧することが可能です。

質問1のコメント
官報にものっていないようです。やはり「情報弱者」への配慮が全くありません。

【質問2】
以下の人は意見募集できますか?
A)外国に出張や一時滞在等で出かけていて、意見募集の期間に、日本にいない日本人
B)外国人と結婚して外国に暮らす日本籍のある日本人
C)日本に在住する外国人(就労あるいは学生)
D)いわゆる在日朝鮮人、その子孫
E)年齢制限はありますか?
 まあ、小学生以下は困難でしょうが、中学生、高校生あたりでもOKですか?
F)外国に暮らす日本籍以外の外国人

質問2の返信
特に制限は設けておりませんが、日本語で記入していただくことになっています。

質問2のコメント
パブコメの募集規則?では、「国民等」が対象にになっており、「等」とは「内外の事業者」という注意書きがあります。今回の回答では、外国人でも誰でも日本語で書きさえすればよいとのことです。つまり、海外日本語放送の放送局としてのパブコメ(「外(国)の事業体」)、各アナウンサーのパブコメ、日本支局のパブコメでもいい訳です。世界中誰でもどんな事業体でも意見募集に発信できるということです。

皆さんも海外の放送局、アナウンサー個人宛にこれらのことをレポートと一緒に広報して下さい。

グエン

パブリックコメント意見例(4)@クロスビィ

2005年10月25日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
 高速電力線搬送通信に短波帯の周波数を利用することに反対致します。
 短波2~30MHzは、航空、海上通信や短波放送、アマチュア無線等が利用しており、特に短波放送やアマチュア無線では、数μV/mレベルの電波を捕まえることを目的とした趣味です。その人口は、一時のブームを過ぎたとは言え、アマチュア無線家は、現在も135万局もいます。短波放送を趣味とする人口は、最大手のクラブ日本BCL連盟が数千人、日本短波クラブの会員数が、350人程度登録されていますが、クラブに入会していない短波放送受信家を入れるとその数は、数万人に及ぶと考えられます。国内大手家電メーカSONYや無線機器メーカ(STANDARD、ICOM等)が次々と新型短波ラジオやHF送受信機を市場へ投入していることからもその市場の奥深さを理解して頂けるのではないでしょうか?
 地球の裏側から電離層を介し届く微弱な電波を追い求めるのは、電離層と言う自然を相手にした趣味であり、アマチュア天文家や、釣りの趣味と何ら変わることがありません。まだ電波の利用が始まったばかりの頃、当時の公共電波は、長波~中波で使用されていた時に、短波やVHFを開拓したのは、アマチュア無線家で、その利便性が認められて現在の電波利用に繋がっていることを忘れないでください。

パブリックコメント意見例(3)@花火職人

2005年10月25日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
 今回の高速電力線搬送通信と無線利用との共存条件案について非常に不安を感じています。
 まず、これまでおこなわれてきた実験について確認させていただきました。
 そのなかで、強力である国内向け短波放送”ラジオNIKKEI”であってもPLCが実験されるにあたり、そのノイズによってまったく聞き取りが出来なくなることです。
 当然、海外からの放送は受信できなることは日を見るより明らかです。
 この海外からの放送を聴けなる弊害を今一度考えてください。

 確かにインターネットの普及で海外からの情報入手は容易くなっています。
 しかしながら、それはあくまで、私たち日本人だけのことであって外国人(旅行者や就労者)にとっては完全ではありません。
 まず、金銭面や環境でインターネット接続の確立が困難であること。
 そして、会社や知人、インターネットカフェ等の環境で利用するとしてもWindows等オペレーティングシステムに言語のサポートがなく、事実上英語や日本語の知識がないと利用が出来ないのが現実です。(アラビア文字やハングル、簡体中国漢字など個別に対応が必要です。)

 これは、日本語についても言えることだと思います。
 実際、日本語は特異な言語であり、海外で日本語を扱う場合、パソコンの取り扱いで苦慮されているのは周知の事実です。
 したがって、本当に重要な情報はNHKの海外放送R.Japanに頼っているのが現状ではないでしょうか?
 まして、海外旅行者に対し、わが国はある事件で”自己責任”という方針で対処をされている現状を見るに、海外放送R.Japanは非常に大切な情報源です。
 これが聞けなることは、自分の身を守る重要な手段を奪うことに他なりません。
 これをそのまま日本国内の外国人(旅行者や就労者)置き換えてみてください。

 高速電力線搬送通信を今のままで実施に移すこと。
 これは海外放送が受信できなくなり外国人(旅行者や就労者)の重要な情報収集手段を奪うことに他なりません。

 今一度、高速電力線搬送通信が公共の利益を守れるのかどうか?審議していただきたく宜しくお願いいたします。

パブリックコメント意見例(2)@野尻抱介

2005年10月25日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
 これは単なる趣味や学術研究にとどまらない、より深い意味を持つ社会問題と考えています。
 私たちは電磁波を通して自然界を観てきました。かすかな星の光。惑星や銀河の放つ電波のささやき――そして人為的な放送電波にも、気象や電離層、ひいては太陽活動のありさまが反映されています。
 PLCは、波長の長短を除外して考えれば、夜空から星を奪う光害と同じものです。光害やデジタルノイズの氾濫を許すのは、自然に対する感受性の鈍磨です。こうしたノイズが過去20年にどれほど空を汚したか、天文学者や無線家、BCLの意見は一致しており、現状維持でよいなどということは断じてありません。
 空から届くかすかな電磁波に目をこらし、耳を澄ませることで得られる感動は、かつてなら誰でも味わえました。その感動を忘れなかった人々が、天文学や電子工学の礎を築いたのです。
 目先の利益や利便性ばかりを考え、この感動を子供たちから奪うことが、大人である私たちに許されるでしょうか。これ以上の負の遺産をのこさないために、私たちはPLCに反対します。

PLCのご質問(1)

2005年10月25日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
回答はコメントに書いてください。
vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
こんばんは。
熊本の@@@@です。
今般の座長案の48頁、7.2.(2)で、「PLC機器の筐体から、不要電磁波が直接放射される(VHF帯以上)」、とありますが、これらのノイズの実験や規制はないようです。
30MHz以上でもいろいろな周波数割当がなされていますが、影響が出るような気がしますが、いかがなものでしょうか。

パブリックコメント意見例(1)@裏のDXer

2005年10月25日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
PCL に対する案について、意見を述べさせていただきます。

私は、海外から日本向けに行なわれている国際放送を始め世界各国から放送されている短波放送を楽しんでおります。

この度の案は、PLC の規制値について、多角的な面から検討されたものであることは、こういったことに素人な私でも多少は理解できます。

しかしながら、最終的にこの案の基調として、『 現在ある雑音レベル以下であれば雑音を出しても構わない 』 という考え方があるのは、納得できません。

私は、街中に住んでおりますが、クリアな短波放送を楽しむために、現在ある雑音を減らす努力をしております。
具体的には、数万もするノイズの影響を受けにくいループアンテナを使用したり、1 万円近くする電源ノイズフィルタを幾つも使用したりしております。

こうして、現在の雑音レベルを少しでも下げるよう苦労しつつ、短波放送を楽しんでいるわけですが、折角苦労して雑音レベルを下げているにも拘わらず、ここに低減できない PLCの雑音が加わることは、耐え難い物があります。

実際、PLC がどの程度の雑音となるのかは、今回の報告では素人には判りずらいものではありますが、PLC がどのような使われ方をするにせよ、今あるレベルまでが規制値、或いは、現在ある雑音より多少低いレベルが規制値というのであれば、それが私の楽しんでいる放送の聴取に影響を与えるものであることは容易に推察できます。

基本的に、PLC に限らず電子機器の発する雑音は、どのような周波数帯においても他へ影響を及ぼさない自然雑音以下のレベルに押さえられるのが当然だと考えますし、何より 『 現在ゴミがあるから、そこに多少のゴミを捨てても構わない 』 という
ような規制値の決め方は、恥ずかしくて子供に説明できない理屈であることは明白で、とても大人の決め方とは思えません。

もし、PLC が認可されるのであれば、このような子供に説明できない理屈ではなく、もっと明白に 『 他に影響がない 』 ことを示す規制値で認可されるべきで、このような恥ずかしい理屈を元として規制値が決められた PLC には、反対いたします。

反PLCのキャンペーン

2005年10月21日 | 高速電力線搬送通信(PLC)
PLC問題も次回のパブリックコメントで実用化へ突き進む状況です。
HAMに関してはHAMバンドにノッチを入れることでかなりの改善が見込まれJARLは容認の方向のようですが、
放送バンドに関しては何の対策も取られておりません(それでもHAMに影響ありという意見もあり)。

そこで、海外短波放送を聞くこと(BCL/DX)を趣味とするサークルであるNDXCでは反PLCのキャンペーンをはります。
http://www.ndxc.org/plc.html
日本でBCL/DXの出来なくなる日が近づいています。

まだ、諦めるのは早いです。厳しい状況ですが勝負はこれからです。
総務省が近々パブリックコメントを出すそうです。ドンドン意見を送ってほしい。意見の数がものを言います。
1回目のパブリックコメントでは反対意見の数が大きな影響を与えました。

BCL/DXer/HAM/天文/医療/教育など短波を利用する皆さんのご協力をお願いいたします。

[速報 2005/10/21] 総務省のパブリックコメント募集始まりました
「高速電力線搬送通信と無線利用との共存条件案に係る意見の募集」

http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051021_1.html