劇団恋におちたシェイクスピアのブログ

長内那由多主宰による劇団のブログ

【公演情報】劇団恋におちたシェイクスピア第13回公演『風のたより』

2016-10-28 19:10:53 | 公演情報
恋おち、今年最後の公演です。

これまでとは違い、台本を持った状態で演じるリーディング公演です。

ここ数年、構想している新作長編を制作するにあたって、様々な“通過点”が生じました。
原発問題を寓意的に描いた6月のソロ公演『ブカブカ』、広島原爆の被爆者証言を朗読した8/6上演『風のたより』。

作家1人の創作行為に留まらず、カンパニー全体でテーマを深めていくための3つめの“通過点”です。


劇団恋におちたシェイクスピア
リーディング公演『風のたより』


詩人の石川逸子さんが編纂する季刊誌『ヒロシマ・ナガサキを考える』『風のたより』から広島原爆被爆者の証言を中心に数編を抜粋してリーディン
グします。今回は8/6に百草園で上演したバージョンに新たに3作品を加え、2つのプログラムに構成し直しています。

【Aプログラム~戦争までの距離】
戦後70年が過ぎ被爆者、戦争体験者が少なくなるにつれ、言葉だけが取り残され、概念となって一人歩きを始めた「戦争」。戦争を知らない世代である我々が個人の目線から語られた戦争体験を読むことで今一度、自分に引きつけ、近づき「戦争」との距離感を探っていきます。

広島原爆投下からわずか6時間後に娘を探しに市内へ入った父親が、その痛切な体験を語る86歳時の講演記録(『使命と思って語る広島原爆』)。時同じくして爆心付近で被爆しながらも生還した弟がその後、放射能によって凄惨な最期を遂げる様を綴った姉の述懐(『弟とピカドン』)。そして復興後の広島の風景に喪失を歌った『復興した広島をさまよう歌』の3作品。

【Bプログラム~3つの時代、核とレイシズム】

広島、コロラド、そして福島。3つの時代、3つの場所に共通する“核”の存在。放射能によって苦しめられる人々を通して今日、世界中で吹き荒ぶレイシズムの正体を探っていきます。

戦後の被爆者の生涯が詳細に綴られた『わたしのヒロシマ』。コロラド州でウラン採掘に従事させられながらもその後、一切の補償も受ける事ができず、社会的に抹殺されたナバホ族のインタビュー。福島原発事故により退去を余儀なくされた酪農家が実情を訴えた講演記録(『原発さえなければ』)の3作品。


・日時(各回30分前の開場)
11/22(火)
A】19:30

11/23(水・祝)
B】13:00
A】16:30
B】19:30

・場所
RAFT(東京都中野区中野1-4-4 1階)

・チケット
¥1500(前売り、当日共に)
AB通し券¥2500


演出・構成・・・長内那由多
出演・・・飯田慎治、金子香里、ツダヒロ、原田美穂、山家浩、岡本智美


・予約、問い合わせ
https://www.quartet-online.net/ticket/kazenotayori

koi_oti@yahoo.co.jp
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出演情報~tea for ONE 「10の銃と10の自由」

2016-10-03 00:21:23 | 公演情報
この度、劇団員の金子香里がtea for twoへ客演します。

かねてからお付き合いさせて頂いている劇団で、6月に主宰長内が行った「ブカブカ」もtea for two主宰大根さんの台本でした。
今回も併せると飯田慎治、長内那由多と続いて3人目の客演となるのでほぼメンバー全員がtea for twoに出ている事になります。

個人的には普段、あまり他の劇団を勧めたり、連れだって観劇に行く事はないのですが、tea for twoだけは違います。
皆さま、ぜひご来場下さい。

tea for ONE
「10の銃と10の自由」

愛とか名誉とか宗教とかお金とか、
それぞれの価値や正義を自由に持っていられればいいのだけれど、
世界は小さくなった。
海と山の向こうも見えるようになったし、地球の裏側からも声が聞こえてくる。
ついでに拳も飛んでくるんじゃないかと怯えたりなんかして。
見えない自由が欲しくて、見えない銃を撃ちまくってた時代はまだ幸せだったのかもね。
自由を守るために銃を持ったら誰も手離せなくなりました。
やめられない。止まらない。
10の銃を突きつけ合う10人の役者たちの円環劇

【作・演出】
大根健一
【出演】
西尾早智子
大岡伸次
小森健彰
湯澤千佳    
野瀬正人
佐溝貴史(正直者達)
永田南
金子香里(劇団恋におちたシェイクスピア)
野村優海
山村篤史(ひねもすほろすけ)

【STAFF】    
舞台監督 西川也寸志+伊藤 智史+箱馬研究所
照明   葛生英之(Kiesselbach)
音響   島貫聡 和田匡史
衣装   塚原美穂
題字   兄貴 漢塾
写真   片倉孝
デザイン 遠藤チカ
制作   守山亜希 
協力 tea fo two

【会場 】
下北沢 小劇場B1
〒155-0031 世田谷区北沢2-8-18北沢タウンホール地下1階
03-6416-8281
http://www.honda-geki.com/b1main.html

【開演時間 】
11/2(水)       19:30
11/3(祝) 14:00/18:00
11/4(金)       19:30
11/5(土) 14:00/18:00
11/6(日) 14:00    
【料金】
3300円 (日時指定・全席自由)    
【お問い合わせ】
070-5467-2450  
tea42spoon@gmail.com 


【前売開始】2016年10月1日  

ご予約はこちら
金子香里扱い予約フォーム

↓↓↓
https://www.quartet-online.net/ticket/one10no10?m=0dhfhfh
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「風のたより」公演終了しました!

2016-08-13 23:46:17 | 公演情報
朗読公演「風のたより」、無事に終演しました!
ご来場下さった皆様、応援してくれた皆様、ありがとうございました。
座員一同、非常に貴重な時間を過ごさせてもらいました。


7月に行った「NAYUTA OSANAI TALKING BLUES」直後に企画し、わずか1週間の稽古期間で行いましたが、今後の試金石となるような実りの多い公演だったように感じています。


まず、恋おちとしてオフィシャルでは初の既成作品の上演だったこと。作品を読み解いていく稽古はオリジナル作品に取り組むそれとはまた違う新鮮さ、難しさがあり、これは演出・構成の僕にとっても楽しい体験となりました。

また今回の公演会場も特別な空間でした。
百草園はオフシーズンなのか来園客はほとんどなく、木々の擦れ合う自然の音の中、竹藪から吹き抜ける涼風にあたりながら和室で耳を澄ます劇空間は非常に得難いものでした。キャパは10人も入れば狭いくらいですが、この密接感は劇団の今後の公演形態の1つとして深化させていきたいと思っています。

当日は原作者である村上さんもご来場下さいました。
終演後に短い座談の時間を設けたのですが、近年は被爆体験を多くの前で語るような講演活動はされていないという事でヒロシマ、原爆を全くつながりのない立場の人間(僕)がどう描いていくのか。その事についてのスタンス、心構えをどうすべきか激励を頂けた…という風に感じています。


また原作者を意識した事で、キャストはこれまでにない演技を発揮していた事が非常に印象的でした。幾人かの役者はおそらく恋おちに参加して以来のベストアクトだったと思います。今更ながら演劇が舞台の上だけでは決して成立しないものだと実感しました。

そして舞台とは一回限りの、ある種の事件性によって成立しています。そしてこの戦後71年目の8月6日という日は本当に1度限りの、我々と観客席の一合一会でしか起こり得ない接点なのです。演劇がそんな時間を創ることが出来るという事実に改めて面白味を感じたのでした。

さて、今回の公演は年内に「完全版」としてより長尺のバージョンを都内劇場で上演したいと企画しています。
詳細はまたいずれ。
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朗読公演「風のたより」

2016-07-25 23:51:08 | 公演情報
日程が差し迫っている中ですが、急きょ決定しました。
通常の舞台公演ではなく、リーディング(朗読)公演となります。

今回は詩人である石川逸子さんが独自に発行している季刊誌「ヒロシマ・ナガサキを考える」「風のたより」より広島原爆被爆者の証言を中心に数編を読んでいきます。この2誌は原爆はもちろん、様々な社会問題に対するプロテストを込めた詩、証言を集めた非常に力強い冊子です。

一個人の目線で語られる凄惨な体験記を通じてしばしば忘れられてきた過去と僕たちが生きる現在の接点を探っていきます。

ここ1年ほど被爆3世を描いた作品を創ろうと資料を読み、メモを作り、広島へ足を運んでリサーチを進め、その過程でこの2つの冊子と巡り合いました。今後の創作をより深め、また座組としてもより理解を深めていくためのワークショップ的な意味合いもある公演です。

広島原爆投下の8/6という日に劇場ではなく、ちょっと変わったロケーションで行います。
耳を澄ませ、熟考するには良い空間だと思います
ぜひお越し下さい。


劇団恋におちたシェイクスピア番外公演
「風のたより」

・演出、構成
長内那由多

・出演
飯田慎治
金子香里
山家浩
冷水優果
長内那由多

・日時
8/6(土)13:00、15:00(各回約45分程、先着10名まで入場可能)

・所
京王百草園内「三檪庵」
日野市百草560(京王線百草園駅下車徒歩10分、または聖蹟桜ヶ丘駅・高幡不動駅からタクシー10分)
※庭園内にあるお茶室で行います※

・チケット
\500(前売当日共に)
※百草園に入るには別途入園料¥300がかかります※

・ご注意
お茶室内にはエアコンがありません。お客様ご自身で冷たい飲み物、扇子など涼を取れるご準備をして下さい。

・予約受付、お問合せ
koi_oti@yahoo.co.jp





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「ブカブカ」終わりました!

2016-07-17 16:45:21 | 公演情報
NAYUTA OSANAI TALKING BLUES Vol.4「ブカブカ」、無事に終了しました!
ご来場して下さった皆様、応援して下さった皆様ありがとうございました。


終わってみればやっぱり1ステージのみというのはちょっと勿体なかったかな?という気もしています。
公演が終ってからより自分の中でパフォーマンスの発展性を感じられたし、スタッフと合流してからのラスト3日間の稽古は非常にインスピレーションに満ちていたように思います。

今回の製作のポイントは寓意的、一歩間違えれば“クサく”なりかねない作品本来の語り口をどれだけ自身と観客の心情にリアルなものとして近づけるか、というリアリズムの構築でした。そしてこれは稽古のホントに終盤で発見したのですが、こういう結果を許してしまった自分自身に対する怒りも込めてみたのです。

完璧とは言わないけれども、おかげさまでこれからも芝居を続けていける楽しみを発見できた公演でした。
機会があればまたぜひ挑戦したい演目であります。

さて、恋おちは8/6に朗読イベントを企画しています。
近日中に情報公開できると思います。今年は色んな形態で発表し続ける事になるでしょう。
では、また。



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公演情報“NAYUTA OSANAI TALKING BLUES VOL.4”

2016-07-13 23:07:06 | 公演情報
主宰・長内那由多による不定期企画“トーキング・ブルース”の第4弾を行います!

これは自らの作・演出にこだわった本公演とは違い、役者としてのパフォーマンスに重点を置いたトライアスロン的なソロ公演です。

今回は第2弾に引き続き、劇団tea for twoの主宰・大根健一氏からお借りした戯曲「ブカブカ」を上演します。

これは原発問題に対する批評的な寓話であり、悔恨と郷愁に彩られた痛切な一人芝居です。

「オレの方が上手く演れる」とケンカ売ってお借りしました(笑)

ぜひご来場ください!

“NAYUTA OSANAI TALKING BLUES VOL.4”
「ブカブカ」

【作】
大根健一

【演出・出演】
長内那由多

【時】
7/13(水)
19:30開場、20:00開演
(上演時間60分)

※公開リハーサルを16:30開場、17:00開演で行います(無料)※

【所】
RAFT
東京都中野区中野1-4-4 1F

【チケット・前売り】
当日¥2500

【ご予約・お問合せ】
koi_oti@yahoo.co.jp
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“a visiting card”トリビア集

2016-01-18 21:54:23 | Weblog
公演情報をアップしようと思ったら、1月公演の終演後に振り返りを更新することをすっかり忘れていました。ごめんなさい!↓


恋おち番外公演“a visiting card”、おかげさまで無事に終える事ができました。
応援してくださった皆様、誠にありがとうございました。全3ステージ、RAFTの推奨鑑賞人数めいっぱいのご来場でした。

恒例、作品に関するトリビア、解説集です。
鑑賞後の手引きにお読みください。


1、“不惑3部作”
当初の公演コンセプトは“恋おちの多彩な作風をワンパッケージにしたサンプル品のような企画公演”と考えていました。ドラマ作品、ダンス、ジャンルものと系統毎に分けた2プログラム公演を構想していたのです。

結果、ドラマ3作品のアンソロジーとなったわけですが、3本が出揃うと作者のまったく無意識の部分で共通項が増えていったのは面白い現象でした(こんな事なら最初から連作にすれば良かったかも知れないけど、狙ってはできない緩やかなつながりだった気もする)。

今回は僕よりも一回り以上、年上の人たちを主人公にしました。若くもなければ年寄りでもない。大成もしていなければ未熟と言われる程でもない。子供の頃は40代になれば物質的にも精神的にも充足しているのだろうと思い描いていたけど、そんな事あるハズがない。人はいくつになっても自分とは何者なのかと苦悶し、探求するのではないか。誰かを愛し、愛されたいと求めるのではないか。そんな生きる上での孤独と葛藤は人生を折り返し始める時期だからこそより強まるのではないか。

そんな孤独と葛藤こそ、僕が物語を描き始めた初期の作品に通底したテーマだった事を思い出しました。
演出上のテーマは“大人の青春モノ”。葛藤や迷いはむしろ内に抱えたエネルギーの暴発としてポジティブに描こうとしてこの3部作になったのです。


2、「ハプンスタンス」シリーズ
2011年の「ロビーにて」、2013年の「ハプンスタンス」、そして今回の「ハプンスタンス#3」からなる3部作シリーズ。
偶然知り合った純と麻佑がお互いの将来を語り、ほのかな恋心を抱き始めていく所で終わる“20代編”。数年後、それぞれ全く違う道を歩む2人が再会した事で青春時代の終わりを悟る“30代編”。そして結婚後を描く今回の“40代編”と同じカップルを年代毎に定点観測した連作です。

今回の製作動機はあたかも運命のカップルのように描かれた2人が結ばれた後、本当に幸せになるのか?という興味からでした。
それは二人のキャラクターを掘り下げていく旅でもあり、特にヒロインの麻佑を描くことはとても興味深く、楽しかったです。
結婚、出産を経て創作活動から遠ざかった彼女の鬱屈は常に人が自分を自分たらしめるものは何かと追及する衝動ではないでしょうか。

そのエネルギーが深い愛情を持った(そして男として退屈になってしまった)純とぶつかった時、一体どんな愛の境地に達するのか。まだまだ描き足りないと思います。これは4作目を書くことになるのか、はたまた企画中の3部作一挙上演で改稿されるのかまだわかりません。


3、“同級生2部作”
2012年に「同級生 女性ver.」を上演した時からその相似形として男性版も作りたいと常々思ってきました。
40代、女子とは違ってそんなに頻繁には会わず、年賀状だけのやり取りを数年続ける。それからクライマックスは「ヘイジュード」のカラオケをする。早い段階から断片的なパーツは決まっていました。

初稿はもっとオフビートなテイストで、同級生3人がダラダラと「スターウォーズ」や仕事、セックスのことを話すだけの構成でした。大人になりきれないオッサン達。ところが3人目の男性キャストが決まらないまま稽古開始日を迎える事となり急きょ改稿。いつまで経っても3人目が現れない上演バージョンとなり予想外の奥行が生まれました。創作とは常々、外的要因によって思わぬ仕上がりになるものです。

再演となった女性バージョンの方はキャストの年齢層に合わせて初稿から設定年令を5歳引き上げました。30代前半と後半は全くシチェーションが違う事に気付かされましたがセリフを大きく変える事なく、解釈を変えるという作業はめったに再演を行わないため非常に興味深かいものでした。

また女子がかしましく喋っている画はどんな場面設定も通用するダイナミックさがあり、それだけでもあと数パターンは再演ができる演目だなと可能性を感じています。カウンターバー、和室、etc…また新しい3人(と1人)が集まった時にぜひやりましょう。


4、職業“作家”
恋おち作品には職業作家のキャラクターがよく登場します。これはもちろん僕自身のオルターエゴ。年令や性別を超えて作品のどこかに必ず僕自身が存在しますが、自身で演じることは想定されておらず、今まで一度も演じた事がありません。


5、トリビア
「同級生」(男性ver.)
・飯田慎治はなぜかニートの役ばかりが続く。おそらく恋おちでは年収200万以上の役は演じた事がない。

・スナックのママは「ヨルタモリ」の宮沢りえをイメージして書いた。

・場所の設定はなぜか長野県松本市である。2005年の「トーキョー・SEX・ディストラクション」でもヒロインは最後に長野へ向かった。東京から離れた田舎の象徴として使われる事が多い。

・作者は「スターウォーズ」の1~3も好きである。

・エンディングの「ヘイジュード」は映画「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」で使われたバージョン。構想段階からのこのアレンジでやろうと決めていたが、今となってはデヴィッド・ボウイの「スターマン」も試してみたいと思っている。


「同級生」(女性ver.)
・初演に出演したのは宮城範子だけである(マリ子役を演じた)。

・ウェイトレスが最後にキレる相手は初演は向井理、今回は五郎丸だった。なぜこの二人にしたか、特に意味はない。

・冒頭「死ぬのは奴らだ」で踊り狂うシーンは映画「アメリカン・ハッスル」のオマージュ。

・もともとは恋おちの次回作リストに常に名前が挙がっているホラー「鳴子のチェーンソー虐殺事件」のプロトタイプとして書かれた脚本である。かしましくガールズトークに花を咲かせる前半、殺人鬼と戦う後半に分かれる…ハズだが本編を書いた事は一度もない。


「ハプンスタンス#3」
・前作で純は別の女性と結婚していたため、バツイチである(だが細かい設定は決めていないのでパラレルと作者は考えている)。

・純は現在、TVの情報番組の構成台本を書いているという設定。番組のイメージは日曜7:30の7チャンネルである。

・娘の同級生として“祐太くん”という名前が出てくる。これは「同級生」(男性ver.)に登場する吉田の息子と同じ名前であるが、時間軸に整合性はない。


・・・こんな感じでどうでしょう。
また何か面白いことを思い出したら加筆するかもしれません。
いや、そんな事してないで次回作の準備!
また劇場でお会いましょう。










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【公演情報】番外公演“a visiting card" のご案内

2016-01-11 23:51:27 | 公演情報
ここのところソロ活動が続いていましたが、ようやく座組を組んで公演を行います。
劇団恋におちたシェイクスピア番外公演“a visiting card”のご案内です。

短編作品のアンソロジー公演です。
かねてから恋おちの多彩な作風をワンパッケージにした名刺(=a visiting card)のような公演ができないかと構想してきました。
今回は新旧含め3作品をお送りします。

3作品には物語上の関連性はありません。
ですが、書き上げていくうちに不思議と“時間”というテーマが共通する事に気付きました。
これは時間による人間関係の変遷、人生の“季節”の移ろいを描いた短編集です。

またここ数年、シリアスなドラマ作品が続いてきたウチには珍しくコメディ作品がメインなのも見どころです。
ぜひご来場ください。


劇団恋におちたシェイクスピア番外公演
“a visiting card”

【日時】
2016年1月11日(月・祝)
14:00 当日キャンセル待ち
16:30 △残りわずか!
19:00 △残りわずか!
※各回とも30分前の開場
※3本立て、上演時間約70分
※各回約30席


【所】
RAFT
東京都中野区中野1-4-4 1F


【チケット】
前売り¥2000、当日¥2200


【予約、お問合せ】
koi_oti@yahoo.co.jp


【スタッフ】
作・演出~長内那由多
照明・音響~島田雄峰
広告美術~F.P.デザイン


【上演作品・キャスト】
「同級生」女性ver.(「いつまでも同級生」改題)
宮城範子
鍋島久美子
湯澤千佳(tea for two)
牧田紗季

麻子、アケミ、マリ子の3人は中学生からの同級生である。20年経った今も変わらず彼女らは語らい、笑い、涙する。アラフォー女子3人のガールズトーク劇。


「同級生」男性ver.
山家浩
飯田慎治
金子香里

岡田と吉田の2人は数年ぶりに同窓会を開き、田舎のスナックで飲み明かしていた。しかし、いつまで経っても3人目の同級生テッシーは現れない。2人はテッシーを待ちながら、25年間の友情に思いをはせる。2015年12月12日にはかしわ演劇祭でも上演される。


「ハプンスタンス#3」
長内那由多
金子香里

シリーズ3作目。純と麻祐は結婚し、子供をもうけ家族となった。純は放送作家となりバラエティー番組を手掛けるが、麻祐は子育てに追われ自身の創作に手が付けられずにいた。ある日曜の昼下がり、麻祐は庭で遊ぶ娘の声を聞きながらとりためた写真を印刷し始める。


劇団のフェイスブックページでは稽古場風景、キャスト紹介などを随時アップしています。
そちらもぜひご覧ください。
皆様のご来場をお待ちしております!










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あけましておめでとうございます

2016-01-02 23:20:37 | Weblog
あけましておめでとうございます。
更新がだいぶ滞りましたが無事に年を越し、こうして新年も2日目を迎えております。
去年の振り返り、かしわ演劇祭のプレイバック、そして間もなくの番外公演を含め今年の展望を書き記しておきたいと思います。


1月APOCシアター主催“APOFES”
劇場主催のひとり芝居フェスに長内那由多がソロとして参加しました。
おなじみ“ひとり三国志シリーズ”より十八番「赤壁の戦い」とシリーズ4作目となる新作「長坂の戦い」の2本立て、約45分でした。
「赤壁」の前日談となる「長坂」を加えた事により三国志ファン以外にもグッと間口が低くなり、とっつき易くなったのは演目開始から数年を経て嬉しい収穫でした。この後、大学の授業で3か月も生徒たちの前で演じる機会にも恵まれ、この年の上半期はずっと孔明を演じることとなりました。トレーニングを積み重ね、役者として非常に良いコンディションであり続けた期間で充実していました。


12月かしわ演劇祭
1/11の番外公演でも上演される「同級生 男性ver.」はこのかしわ演劇祭が初演でした。仕上がりはまだまだといった所でしたが、客席からは笑いと涙が聞こえ、また終演後はキャストも多くのお客様からお声を頂戴できて非常に手応えを感じた1日でした。
かしわ演劇祭では毎回、楽しく、気持ちよく参加させてもらっています。お客様や参加団体のみなさんの純粋に芝居を楽しむエネルギーがその場にいるだけで心地よく感じられるからです。

数団体の作品を見る機会に恵まれましたが、特筆しておきたいのは劇団”今が旬”です。
平均年齢70ウン歳(?)のおじいちゃん、おばあちゃん達による作品は思いがけず僕らとシチェーションが丸かぶり。同窓会の2次会で同級生を思い出せずにひたすらアレアレトークを繰り広げるというコメディで、それが実存を問いかけるシュールな展開になる後半はオリジナル作品と聞いて目から鱗でした。生きてきた年輪でしか出せないリアリズムこそ、市民演劇のだいご味だと思います。色々とご苦労はあると思いますが、今後も末永く楽しんで続けて頂きたいなと応援しております。


1/11の番外公演後は晩夏に本公演を構想しています。
ようやく語りたい物語を見つけ、土台が出来上がってきました。
今年もウチらしいマイペースさで、誰にも媚びず、1本1本大事に作っていきたいと考えています。

1/11を番外公演と銘打った意味、企画意図、そして作品にまつわるトリビアについてはまたいずれ。

今年も宜しくお願いします。
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映画メモ5月、6月版

2015-06-27 01:59:43 | 映画レビュー
上半期も終わりです。

「セッション」14・米
監督 デミアン・チャゼル

アカデミー賞3部門受賞の青春音楽映画…と言ってしまうと“ちげぇよ、これホラーだよ!!”と怒り出す人がいてもおかしくないくらい怖い映画。しかしながら鬼教師J・K・シモンズによる神経衰弱ぎりぎりのセッションは、僕にとってそれはそれは懐かしい下積み時代の稽古場の空気を思い出させてくれた。若いうちにああいう経験はしておいた方がいいと思うのだよ。だから僕にとっては青春映画だ。


「インヒアレント・ヴァイス」14・米
監督 ポール・トーマス・アンダーソン

ptaによる師匠アルトマンの傑作「ロング・グッドバイ」への本歌取りとも観て取れるが、“もし70年代にアルトマンと肩を並べていたら…”という幸せなトリップにも見える。アルトマンのような洒脱さはなく、J・グリーンウッドのアンビエントなスコアをバックに酩酊するような心地よさが魅力だ。70年代顔なキャサリン・ウォーターストンをよくぞ発掘してくれました。


「トランスフォーマー/ロストエイジ」14・米
監督 マイケル・ベイ
こんなに酷い映画でもまだ稼げるのだから、ハリウッド映画の物量作戦たるや。映画の筋とはまるで関係のない広告がバンバン投入される演出の臆面のなさはもはや本作を珍品レベルに至らしめている。まぁ、そもそもストーリーも毎回同じでまるで中身がないのだけどね。テッドだろうがウィル・フェレルだろうがトランスフォーマーだろうが誰を相手にしても割を食わないマーク・ウォルバーグはマジで凄いと思う。

↑突然ドリンクのCMが…。


「ブラックハット」15・米
監督 マイケル・マン

全米酷評、興行収入も大コケだけど一体何が悪いワケ!?僕らが観たかったマイケル・マン映画じゃないか!!地元映画以上にクールな香港の夜景とバリバリ響く銃砲がたまらない。クライマックスなんてほとんどファンタジーの領域だが、それでも成立する“マイケル・マン方式”。これが作家の映画ってヤツだろ。


「マイアミ・バイス」06・米
監督 マイケル・マン

こちらも世評ほど悪くないのだが、なぜかのコン・リー押し。ファムファタールをやるにはちょっとモッサリし過ぎなのよね。「ブラックハット」でタン・ウェイのうなじに執着していたマイケル・マンのフェチズムは本作が伏線だったのか。


「22ジャンプストリート」14・米
監督 フィル・ロード&クリス・ミラー
ブロマンスを突き詰めてほとんどホモネタにしているのが笑える大ヒット作第2弾。とはいえ、前作の目が覚めるような衝撃的な面白さはなかったかなぁ。“続編あるある”の定石をイジる事に執着し過ぎてない?監督コンビは「スターウォーズ」スピンオフ第2弾でハン・ソロの若き日を描く事になった。セルフパロディで終わらないオリジナリティを!

↑エンドロールで流れる次回予告w


「闇のあとの光」12・メキシコ
監督 カルロス・レイガダス
まだ見ぬ映画言語というのはあるのだなぁ。画面の真ん中だけ円形にピントが合った1:1の画面比、緩慢な物語のリズム、日常に神と悪魔が存在するとしたマジックリアリズム…難解。

↑悪魔は深夜に工具箱を持って現れる。


「Mommy」14・加
監督 グザヴィエ・ドラン
こちらも画面は1:1。登場人物の鬱屈した心理を表現する手法で、劇中2度だけ16:9へ“押し広げられる”のだが、そのわかり易い手法と圧巻の演技合戦は映画に不快指数の高い暑さをもたらしている。見た目のギミックに注力したくなるのもわかるが、ドランの真価は百戦錬磨の2女優から最高の演技を引き出した演出手腕にこそ伺える。若い。

↑世界が押し広げられる瞬間


「トップ・ファイブ」14・米
監督 クリス・ロック

今年のベスト10候補の傑作ラブコメディ。今やTVタレントとの結婚でしか世間を騒がせないお笑い芸人が密着インタビューから自身の人生とキャリアを振り返る。ブラックムービー特有のグルーブ感だが、会話劇としての脚本が秀逸。ユニークなセリフ回しと神経質な主人公のキャラクターはロックが出演したジュリー・デルピー監督作の影響が伺える(もといウディ・アレン!)。すなわちウディ・アレン風ブラックムービーなのだ。ヒロイン役ロザリオ・ドーソンもキャリアベストといえるイイ女っぷり。ラストシーンも最高だ。おすすめ!


「チャッピー」15・米
監督 ニール・ブロムカンプ
日本のソニーピクチャーズが監督の承諾なしでゴアシーンをカットした事が物議を醸したが、そもそも作品の売り方を間違っている。ロボットが自我を得ていくピノキオではなく、実は「攻殻機動隊」のフォローなのだ。また彼らしく貧困の悪循環を描くなど、本作もしっかり風刺が込められておりSF映画としての品格がある。アフリカの人気音楽デュオであるニンジャとヨーランディを実名で主役に起用した所に彼らへの偏愛が伺え、楽しい。

↑ヨーランディかわゆす…。


「息子のまなざし」02・仏
監督 ジャン・ピエール&リュック・ダルデンヌ
ダルデンヌ兄弟の映画はいつも手持ちカメラで市井の人々をゲリラ的に追っているように見えるが、役者は常にプロを使っており、決して場当たり的な撮影を行っていない。殺人犯の少年と、息子を殺された父親というドラマチックな人物配置である本作だからこそ、カメラも演技も緻密な計算の元に成り立っている事が伺える。

↑この2人、最新作「サンドラの週末」にも出ていたみたいだけど、わからなかった…。


「トゥモローランド」15・米
監督 ブラッド・バード
もったいぶった揚句、尺に収めるために後半は説明的になるデイモン・リンデロフの脚本がブラッド・バードの足を引っ張った印象。そんな事より、美少女戦闘ロボのアテナに扮したラフィー・キャシディちゃんに萌え!!!そりゃ劇中のジョージ・クルーニーもこじらせるワケだよ!!

↑この微笑がまたいいんだよ!


「インモータルズ神々の戦い」11・米
監督 ターセム・シン
ターセム独特の映像美が見所のアメコミ風ギリシャ神話。

↑神々の黄昏。


「アンコール!!」12・英
監督 ポール・アンドリュー・ウィリアムズ

予告編から寸分違わず何の意外性も展開だが、テレンス・スタンプとヴァネッサ・レッドグレーヴの老々介護を見ているだけで人生の黄昏時に泣けてきてしまう。老優は宝だ。ジェマ・アータートンの清潔感も良い。


「マッドマックス」79・米
監督 ジョージ・ミラー
当時、映画後進国だったオーストラリアから突如として現れたシリーズ第1作。まだニューシネマ期の暴力映画の匂いがある。

↑トーカッターが「怒りのデス・ロード」ではイモータン・ジョーになる。


「マッドマックス2」81・豪
監督 ジョージ・ミラー
前作の成功を得て、突然変異した第2作。予算のケタが1つ上がったとかでとにかく振り切れた演出が楽しい。今見ても全く色褪せないカーチェイスはまさに娯楽映画の王道だ。

↑ヒューマンガス様だ!ロックンローラーのアヤトラだ!ボンテージルックなのは謎!


「マッドマックス/サンダードーム」85・豪
監督 ジョージ・ミラー

ファンには黒歴史扱いされているシリーズ第3作。フリークショーと化す前半20分くらいは楽しいものの、子供達が主役となる後半に一気に失速。これってまんま「ジェダイの帰還」と同じダメフラグでは…。


「マッドマックス怒りのデス・ロード」15・米
監督 ジョージ・ミラー

詳しくはこちら

僕はすでに2度鑑賞し、後は劇場公開中に何度行けるかという話になのだが、それくらいの大傑作。とにかく観て欲しい。特に女子は必見。


★今月のベスト★
「トップ・ファイブ」
「マッドマックス/怒りのデス・ロード」
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