結局人生もトレードも、どれだけ正しく、そして大きくリスクを取るかによって、勝敗そしてその度合が決まってきます、という意味では、同じですね。
昔ある記事を読んでその中の言葉ですが、「不幸な家庭はそれぞれの理由があるが、幸せな家庭はみんな同じです」。
これは正しいかはともかくとして、今日のテーマは、「トレードにおいて、敗者にはそれぞれ違う原因があるが、勝者には必ずある共通点を持っている」です。
結論から言いますと、その共通点とは「相場の歴史、流れ」になります。今までいろいろなトレーダーを見てきた中で、使っている手法が違っても、トータルで利益を残せているトレーダーは必ず相場の流れを見ている点においては共通しています。
相場はある場所において有るレートが売買によって成立し、それの連続によって形成されるわけですが、そのレート自体は別に突然理由もなく出てくるものではもちろんありません、なぜその時間にそのレートによって売買が成立したかというのは、それまでの相場の歴史、流れから紐解くことができるのです。意志を持っている売り方がいて、その反対側に意志を持っている買い方がいて、その両者がある場所でぶつかり合い、騙し合い、奪い合い、そして勝者が全てをものにし、新しい流れ(歴史)を作っていきながら、次の目標へと向かっていく。。。というような具合で相場をいつも読んでいますので、結構それ自体楽しい作業です。もちろん、先日の日銀マイナス金利の発表や、先週のギリシャテロなど、不意打ちも日常的に発生しています、そしてそれによって売買の勝敗の行方に時間的にあるいは空間的に影響を与えていく様子も、またサブライズに満ちていて、トレーダーとして場合によってはロスカットに余儀なく出くわすきっかけになることもありますが、それも含めての相場ですから、それ自体を許容できなくてはいけません。逆にそれらの全ての要因を楽しめる位の余裕ある気持ちを持てないと、そもそもトレーダーとしてやっていくのが難しいのかもしれません。
話が少し脱線しましたが、要するに、兎にも角にも相場の流れというものが大切で、相場を一つのストーリーとして読める力があれば、トレーダーとして一つの階段に上がったとも言えます。
自分の場合、全ての流れを水平線で読むようにしていますが、それが一番シンプルで読みやすいと考えています。しかし、別に道具はそれだけではありません、人によっては例えば移動平均線やその他のインディケーターを使って相場を読むことも可能かもしれません。
そして、相場のストーリーを読み、その中で自分がとれるリスクの場所が現れればトレードをして行けばいいのです。
まあ、そんなことを言っときながら3月の相場も今日で終わりで、成績はまた別でまとめますが、いまいちですね。
また来月から淡々とやっていきます。